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パンクしたときのチューブ交換、練習してますか?ロードバイク乗りなら必須のメンテナンスを習得しましょう。

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ロードバイクに乗る上で、避けることができないのはパンク。
パンクを避ける方法があるのか?と質問されることはありますが、あるといえばあります。
https://roadbike-navi.xyz/archives/4431/

 

しかし、100%パンクしない方法というのは、ありません。
強いて言うなら乗らないこととなってしまいますが・・・

 

先日ロードに乗っているときに、パンクして困っている人のチューブ交換を手伝いました。
初めてのパンクだったそうですが、なにせチューブ交換の練習もしたことがないのに、チューブや空気入れは持っていたようで。



自宅で練習すべし

よくスポーツの分野では、【練習で出来ないプレーは、試合でも出来ない】なんて言われたりします。
野球で言えば、練習で一度もバントが成功しないプレイヤーが、試合でバントを決められる確率はほぼゼロです。
もちろん、監督さんもそんなプレイヤーにバントのサインなんて出さないでしょうけど。

 

チューブ交換も、最近だとユーチューブに動画がいくつもありますし、そういうのを見れば出来ると思っているのか、練習すらしないという人もいますね。
別にいいんですよ。
出来るなら。
もしくは、パンクしても押して帰るというのなら。

 

でも動画見てもできるかどうかはまた別問題だったりしますし、そもそもタイヤを嵌めることが自力では困難という場合もあります。
動画だと簡単に出来ているようでも、実際やってみたら全然出来ないというケースもあるわけですが、どこが自分にとって難しいのかを知っておくことも大切なわけです。

練習方法

なんかとんでもない勘違いしている方もいるようですが、パンクしたときのチューブ交換の練習って、別に新しいチューブに変えなくてもいいんですよ。
新しいチューブを出すからお金がかかる、と言っていた人がいるんですが、そうではなくて、今使っているチューブがパンクしたという想定で、そのチューブを一度取り外し、またそのチューブを取り付ける練習をすればお金なんてかかりません。

 

Co2も練習しておきたいというのであれば、Co2noカートリッジ代はかかりますが、せいぜい300円とかそんなモンです。

で、練習開始です。
まず、前輪についてはさほど難しいことはないので、後輪を練習します。

 

パンクしたという想定で、一度後輪の空気を抜き去ってしまいます。

路上でチューブ交換することを想定して、私はバイクごと逆さまにして作業します。

シフターをカチカチして(クランクも回して)、リアを一番重いトップギアに入れます。

ブレーキアーチを開放します。

クイックレバーを起こして後輪を外すのですが、初心者さんに多いのは、後輪外した後にチェーンとスプロケットの関係性がわからなくなり、どのように取り付けるのかが分からなくなるという人が多いです。
わからないなら、画像でも撮っておけばいいだけ。

後輪外したら、タイヤレバー使ってタイヤの片側を外していきます。

一本目のタイヤレバーを入れて、スポークで固定。

一本目のタイヤレバーから10センチから15センチ横に二本目のタイヤレバーを入れて、グイッとしてタイヤ外します。
一本目のタイヤレバー外して、また同じように15センチくらい横に突っ込んでタイヤを外すことの繰り返し。
途中からは、レバーがなくても手で外せます。

タイヤの片側が全周に渡って外れたら、チューブを引き出します。

で、あくまでもパンクしたことを想定しての練習です。
パンクしたときの異物がタイヤに残ってないかのチェックをする習慣をつけたほうがいいので、タイヤ表面と裏面を、見る・触るという癖をつけましょう。
異物が残っている状態でチューブを交換しても、すぐにパンクします。
異物があれば取ります。

 

今回はあくまでも路上でのパンクを想定した練習ですので、携帯ポンプを使い、チューブに軽く空気を入れます。
あくまでもチューブのしわがなくなる程度の空気でいいです。

バルブをホイールに入れて、まずはリム内にチューブを入れます。
リムの中にチューブが落ちたら、バルブから一番遠い場所からタイヤを嵌めていきます。

親指か手のひらを使って、タイヤを持ち上げて嵌めていく感じです。
最後に、チューブのところがまだ嵌っていませんが、

初心者さんは、ここが硬すぎて嵌らないという方が多いです。
ここでタイヤレバーを使うという手段もなくはないのですが、タイヤレバーを使って嵌めることを覚えると、タイヤレバーでチューブを傷つけてパンクさせる人が多いので、オススメしてません。
バルブと反対側を摘んで中央にタイヤを寄せて、

こうするとタイヤが少し緩むので、その隙に反対の手でバルブの部分を嵌めます。

このようにすれば、簡単に嵌るのですが、それでもうまく行かないという人もいます。
そういう人向きなのは、タイヤキー。

これでタイヤを引っ掛けてグイッとすればタイヤが嵌ります。
ただし気をつけてほしいのは、下手にリム上でタイヤキーを滑らすと、リムを破損する事例もあると聞くので、これは最終手段として考えましょう。
ちゃんとやれば、手でも嵌ります。

 

タイヤが全集に渡って嵌ったら、ここからが大切です。
まず、バルブをプッシュします。
プッシュと言っても、空気を抜く動作ではありません。

このように摘んで

タイヤ側に押す。

 

これがなぜ必要かというと、バルブのところは、タイヤがチューブを噛んでしまうことがあります。
その状態で空気を入れると、チューブが爆発します。
なのでバルブを押すことで、タイヤ内に全て収めてやろうとしているわけです。

 

ちゃんとタイヤ内に収まっていれば、バルブを押すとズボッと嵌る感覚がありますが、押してもズボっと行かない場合は噛んでます。
その場合、何度か押したり、その部分のタイヤを少し揉んだりしながら押すと、ズボッと入ります。

 

その後、念のためタイヤ全周に渡って、チューブを噛んでないかの確認をします。

確認して問題がなければ、ここからは携帯ポンプ、もしくはCo2で空気圧を上げていきます。

とりあえず、携帯ポンプがどれだけ大変なのか、一度は体験してみてください。
ほぼ間違いなく、Co2買おうと思うと思いますのでw

 

空気圧を上げきったら、またホイールをフレームに戻します。
最後にブレーキアーチを閉じることを忘れずに。

で、逆さまの状態でクランク回しながら変速チェックして、ちゃんとクランクも回るし変速もできるようなら大丈夫です。

Co2使えばカートリッジ分がもったいないですが、一度は練習しておいたほうがいいです。
いざとなったらビビッて失敗しますので。

 

もしCo2で練習した場合は、練習後は空気を全て抜いて、フロアポンプで入れなおしてください。
Co2はエア抜けが早いので、翌日には正常でもかなり抜けています。

練習しないとわからないことって多い

動画見て出来る気になっていると、実践ではできません。
例えば、動画だとタイヤ嵌めるのも軽い力で完了していたりしますが、それは慣れている人がコツを掴んでいるからです。
初心者さんの場合、タイヤ嵌めるのに難儀してしまう人も多いです。

 

次に、クイックレバーの使い方もわかってない人が多いです。
外すほうは簡単にできますが、締めるほうで間違いを起こす人も多く、

こんな位置で止めたらダメです。
これ、見かけ上はこの位置でも固定されているほど硬く出来ますが、何かに引っ掛けたら一瞬で外れかねません。
きちんと奥まで倒すのがポイントです。

硬すぎて奥まで倒せないときは、一度レバーを起こして、反対側のナットを少し緩めます。

ちなみにですが、後輪外すときはレバー起こすだけで外れます。
前輪の場合は、レバー起こした後に、クルクル回して緩めないとホイールが外れません。

 

携帯ポンプも、使ったことがないと、そもそも使い方が分からないという人もいます。
フロアポンプほどしっかりした作りではないので、下手すると携帯ポンプの先端を壊しますし。
Co2も使ったことないと、意味がわかんないというか困ると思います。

 

要は、動画など見て出来る気になっていて、実際にやってみたらよくわからないという事態は避けるべきです。
実際に練習してみて、何が難しいのか、何の使い方がわからないのかを知っておかないと、痛い目に遭います。

 

ちなみにお手伝いさせていただいた方は、後輪の外し方が分かってないようでした。
動画見ると簡単に外してますが、実際にはやってみたら意味が分からないという人もいます。
そういうトラブルが路上で起こったときに、助けが必ずいるとは限らないわけです。

 

なので一度は練習しておきましょう。
慣れれば、3分とかで復旧できます。
最初は時間かかってもいいので、一通りの作業を丁寧にするようにしたほうがいいかと。

 

チューブが噛んでいるときも、空気圧上げたら即座に爆発する場合もあれば、走行中に突然爆発する場合もあります。
走行中の場合、いきなりパーン!という凄い音がしてパンクしますので、超危険です。
なので一つ一つの作業をまずは丁寧に、練習しましょう。

 

もちろん、替えのチューブもないし、タイヤレバーもない、空気入れも持ってないのは論外です。




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