シミー現象って知ってますか?ブルブル震えて怖いらしいですが・・・

シミー現象って、知ってますか?
いきなりロードバイクが、というよりもハンドルがブルブルと震えだしてしまい制御不能に陥る状態です。

これは見てもらったほうがわかりやすいので、まずは動画から。



シミー現象

前輪も後輪も左右に振れだしてますし、ハンドルがガタガタいっているので腕がブルブルになってます。

こちらは比較的早く収まっているようですが、車載カメラがその恐ろしさを十分伝えてますね。

このようにブルブル震えだすのがシミー現象です。

ウィキペディアによると、シミー現象はこのように書かれています。

シミー現象(シミーげんしょう、英: Wobble, shimmy)とは、走行中にバイクや自動車をはじめとし航空機や自転車などにおける車輪、車軸を含む舵取り装着全体の振動のことを称する[1] 。シミー現象が大きくなると舵取り装着が激しく首ふり振動するようになり操縦困難に陥る

主に速度が80キロメートル毎時以下の低速度走行時において発生しやすく、40キロメートル毎時から50キロメートル毎時で発生したシミー現象を低速シミー(ていそくしみー)、100キロメートル毎時から120キロメートル毎時で発生した場合は高速シミー(こうそくシミー)という。

これの原因は、いったいなんなのでしょうか?

シミー現象の原因

シミー現象の原因ですが、確実にこれだ!と言えるようなものが見つからないケースのほうが多いと言われています。
地面の凹凸で振動が起こったときに、ロードバイクの振動と共振してしまって収まらなくなるとか、ホイールバランスの狂いだとか、フレームが歪んでいるだとか・・・

後ろに大きなキャリアなどを積んでいて、後輪荷重になっているほうが起こりやすいとも言われています。
こちらの動画では、手放しにすることでシミー現象を起こしてますが、

ハンドルに手を掛けると収まっています。

シミー現象が起こる理由はいくつかあるわけで、フレームのヘッド周りの剛性不足だったり、フォークの剛性不足でも起こるようです。
これらはフレーム設計自体がよろしくないということになってしまうので、そうであれば買い換えるしかないでしょう。

しかしながら、今の時代、メーカー側もシミー現象が起こりやすい設計とか起こりにくい設計など把握しているでしょう。

シミー現象を予防する

シミー現象は誰にでも起こりえます。
シミー現象に備えて、予め予防できることと、起こってしまった場合の対処の二つがあるでしょう。

まず予防策ですが、当たり前のことですがきちんとメンテナンスすることです。
特に気をつけたいのは、ヘッドのガタですね。
ヘッドが緩んでいるときに強いブレーキングすると、前後に揺れる感じがします。
そんなレベルで緩んでいると危ないので、定期的に増し締めします。

ヘッドの増し締めですが、ここをいきなり締めても、何も起こりません。

すぐ下のステムを先に緩めてから

こっちを締めます。

もちろん、最後にまたステムを締めます。

ヘッドが緩んでいるかどうかですが、バイクの横に立って、フロントブレーキを強く握って、バイクを前後に揺すります。

このとき、ヘッド緩んでいればガクンガクンとフォークが動く感触がします。
https://roadbike-navi.xyz/archives/902/

ロードバイクのプロショップの店員さんって、どんな要件でロードバイクを預かっても、ここは必ずチェックしている気がします。
例えば【変速がおかしいから見てくれ】とお客さんからバイクを渡されたときに、メカニックスペースまで持っていく段階で、フロントブレーキかけて揺すってチェックしています。
なぜなら、ここの緩みが多いから。
変速調整とは無関係でも、とりあえず預かった段階ですぐにできるチェックなので、やっている店員さんが多い気がします。

そのほか、ステムなどが緩んでいないかの増し締めもそうですし、ホイールの振れ取りもそうですね。
要は普通にやるべきメンテナンスをしておくことが、シミー現象の予防に繋がる可能性はあります。

理屈的には、ホイールバランスも取っておいたほうが良さそうな気がします。

私自身、ホイールバランスについてはロードバイク程度の速度ではあまり関係ないと思っていたので、無意味な作業だと今まで思ってましたが、バイクの共振を防ぐ効果はあるかもしれません。
ただ1つだけ要注意ですが、ホイールバランス取るなら、振れ取りが先です。
振れ取りしないでホイールバランス取っても意味がないですし、付けるタイヤを変えるだけでもホイールバランスは崩れる可能性もあるので要注意です。

シミー現象が起こってしまったときの対処

実際にシミー現象が起こってしまった場合、どのように対処するかが問題です。
間違ってもフルブレーキかければ、吹っ飛びます。

まず1つは、スピードコントロールです。
速い速度のほうが振動も速くなるので、ゆっくりとリアブレーキを少しかけてコントロールします。
フロントブレーキかけると、ハンドルガタガタなので吹っ飛ぶ可能性がありますので要注意。
リアブレーキも、止まるために掛けるのではなくて、ゆっくり減速させるようなイメージで。
フルでリアブレーキ握ったら、それはそれで危険ですので・・・

他にできることは重心を下げることです。
といっても、これだけハンドルがガタガタの中、下ハンドルに握りかえるのは不可能ですので、やや体勢を下げて肘周りをリラックスさせ、肘でショック吸収しながら、ややお尻を浮かせるのもアリ。
お尻を少しだけ浮かせると、荷重がペダルに向かうため重臣を下げる効果があります。
もちろん、フルでお尻浮かせてダンシングしてはダメです。

私自身はシミー現象を体験したことはありませんが、いろいろ対策しても何度も起こるようなら、フレームやホイールを買い換えたほうがいいかもしれません。