ロードバイク用のヘルメットって高いものと安いものがあるけど、何を買えばよいの?

今やロードバイクに乗る人には必須のアイテム、ヘルメット。
高いものから安いものまで様々ありますが、高いヘルメットと安いヘルメット、何が違うの?と質問されることがよくあります。

高いほうが安全性が高い?
高いほうが壊れにくい?
安物は危険?
いろんな疑問があると思いますが、いったい何が違うのでしょうか?




高いヘルメットと安いヘルメットの違い

大手ヘルメットメーカーのOGKカブトのHPを見ると、一番高いヘルメットはZENARD-EXの32,800円(税別)で、

OGK KABUTO(オージーケーカブト) ヘルメット ZENARD アクトマットブラック S/M (頭囲 55cm~56cm)
OGK KABUTO(オージーケーカブト) (2017-03-08)
売り上げランキング: 272,894

一番安いのは、FIGOの7,200円(税別)となっています。

OGK KABUTO(オージーケーカブト) ヘルメット FIGO パールホワイト M/L (頭囲 57cm~60cm未満)
OGK KABUTO(オージーケーカブト) (2012-07-25)
売り上げランキング: 3,145

その価格差は4倍強ありますね。
いったい何が違うのでしょうか?

重量

最廉価のFIGOがメーカー値で260g、最も高いZENARD-EXで205~220g(サイズにより違う)となっています。

最大55gの差があるわけですが、頭にずっと被ったまま5時間とかサイクリングしていれば、やはり重量差で首や肩などの疲労感は違います

一般的には、高いほうが軽量になっています。

安全性

一般的にですが、安いヘルメットでも高いヘルメットでも、衝撃に対する能力はほぼ変わらないと言われてます。

高いヘルメットは、重量を軽量化しながらも衝撃に関する能力を高めているので、軽いヘルメットだから危険ということはありません。

耐久性

ヘルメットですが、メーカーの指定で2,3年で買い換えるようにとなっています。
また、一度でも落車などで打ち付けたヘルメットは、その後は使用禁止です。
見た目の損傷がなくても、買い換えるようにとメーカーは謳っています。

なので耐久性というのは、あまり考えなくてもいい要素です。

機能性

一般的に高いヘルメットのほうが、機能性は優れています。
アジャスターもより細かい締め付け調整ができるとか、頭にフィットしやすいとか、パッドがよりいいものが付いているとか。

あと、顎紐については、どこのメーカーでも取り外せないようになっているはずです。
取り外せる構造にしてしまうと、不意に外れる危険性があるからでしょう。

中華はやめたほうが・・・

アマゾンとかで探せば、無名の中華ブランドのヘルメットが激安で買えたりします。

ノーヘルよりはマシなんでしょうけど、命を守るヘルメットですので、万が一に備えて大手メーカーのもののほうがいいと思います。
後から悔やんでも遅いので・・・

ヘルメットの衝撃吸収能力などは、各国の基準で厳しいテストが行われています。
中華系ヘルメットはどのような認証を受けているのかも怪しいところです。

ボントレガーのヘルメットが酷評されるものの・・・

トレック傘下のボントレガーのヘルメットですが、ある民間団体が行ったテストで不合格が出ています。

https://www.consumerreports.org/bike-helmets/three-bike-helmets-fail-consumer-reports-safety-tests/

Don’t Buy: Safety Risk

(訳)買うな、安全面でリスクあり

To test a helmet’s retention system, we use a weight to tug at it, simulating what might happen in the event of an accident (such as falling off a bike and hitting the road).

When we put the Bontrager Ballista MIPS helmet through this test, the chinstrap buckle broke in two and fully released. When a helmet fails a test in CR’s labs, we put a new helmet—the exact same model—through the same test. In the case of the Bontrager Ballista MIPS, the second sample failed the retention system strength test in the same way.

Without an intact buckle, “there’s nothing to keep a helmet on your head,” says Peter Anzalone, senior test project leader for bicycle helmets at CR. “If that happens in a crash, the helmet can become displaced or come off so that if there is any subsequent impact, you’re not protected.”

Eric Bjorling, a spokesperson at Trek Bicycle, said the company has been “unable to replicate” our results and “categorically disagrees” with CR’s findings.

“The Bontrager Ballista MIPS has been on the market in the United States for over two years with over 6,000 sold without a single consumer claim of buckle failure,” Bjorling said in an emailed statement. “All Bontrager helmets are rigorously tested at certified test facilities and pass all domestic and foreign federal safety requirements. As certified laboratories have been unable to replicate Consumer Reports’ findings, we believe that they are not indicative of the performance or safety of the Ballista MIPS helmet. Regardless, we have reported Consumer Reports’ findings to the CPSC and will work with them on anything further they require.”

Bjorling said the best way for consumers with questions to contact Trek Bikes is via its online form. People in the U.S. can also use online chat on the Trek Bikes site or call its rider support line at 800-585-8735.

(翻訳)
ヘルメットのリテンションシステムをテストするには、おもりを使って引っ張り、事故が発生した場合(自転車から落ちたときや道路にぶつかったときなど)にシミュレートします。

このテストにBontrager Ballista MIPSヘルメットを通すと、チンストラップのバックルが2つ折れて完全に解放されました。ヘルメットがCRの実験室でテストに失敗したとき、私たちは同じテストを通して新しいヘルメット – 全く同じモデル – を入れました。Bontrager Ballista MIPSの場合、2番目のサンプルは同様に保持システム強度テストに不合格でした。

CRの自転車用ヘルメットのシニアテストプロジェクトリーダーであるPeter Anzaloneは、無傷のバックルがなければ、「頭の上にヘルメットを留めることはできません」と述べています。「それがクラッシュで起こった場合、ヘルメットがずれたり、外れたりする可能性があるため、その後に衝撃があっても保護されません。」

Trek Bicycleの広報担当者であるEric Bjorling氏は、同社は当社の結果を「再現することができず」、CRの調査結果と「まったく反対」していると語った。

「Bontrager Ballista MIPSは、2年以上にわたって米国で販売されており、1回の消費者によるバックル破損の主張なしに6,000以上が販売されています」とBjorlingは電子メールで述べています。「すべてのBontragerヘルメットは、認定試験施設で厳格に試験されており、国内外の連邦の安全要件をすべて満たしています。認定試験所では消費者報告書の調査結果を再現することができなかったため、Ballista MIPSヘルメットの性能や安全性を示すものではないと考えています。とにかく、私たちは消費者報告書の調査結果をCPSCに報告しており、彼らがさらに必要とするものについてはそれらと共に作業します。」

質問がある消費者がTrek Bikesに連絡するための最良の方法はそのオンラインフォームを経由することであるとBjorlingは述べた。米国の人々はまたTrek Bikes サイトでオンラインチャットを使用する か、または800-585-8735でそのライダーサポートラインに電話することができます。

一応、公的な試験はクリアしているヘルメットなので大丈夫・・・と信じたいところですが、民間団体の試験ではこのようなデータも出ています。

大手ですらこういうところはしっかり試験を経て市場に出てくるわけですが、激安中華系はそういう試験をしているのか怪しいところですし、ヘルメットをケチるということは命をケチるのと同じです。

個人的には軽いほうがオススメ

ヘルメットの重量なんて関係ないでしょ?と思われるかもしれませんが、長時間乗るロードバイクでは結構な疲労差になります。
なので大手メーカーの、軽めのものを選ぶのがいいでしょう。

私がヘルメットを買うときは、定価20000円前後のものを買います。
重量的にも軽めですし、それでいて大手ブランドのヘルメットなので安心です。

ただ、最終的にはフィット感というものは大切です。
こればかりは試着してみないと分からないところです。

また最近はエアロヘルメットの中に、シールド付きのモデルもあります。
OGKのAERO-R1とかVITTとか。

こういうエアロヘルメットって、TTとかトライアスロンしている人がつける印象ですが、最近は一般サイクリストでも愛用している人が増えていると聞きます。
なぜロングライドなどでエアロヘルメットを使うかと言うと、視力が悪い人のアイウェアとしてシールドが役立つからだそうです。

眼鏡してシールド使うとか、視力が悪い人はいろいろ使い勝手がいいらしいですよ。

【御礼】視力が悪い人のアイウェアはこれだ!アンケート結果発表!

そういう人たちにとっては単なる頭部の防具としてのヘルメットだけでなく、目を保護するための機能も重視しているんですね。

視力が悪いサイクリストはいろいろと試すようですが、こういうのもアリかと。

結論

・大手メーカーのヘルメットを買うべし(中華系は激しくオススメしません)

・軽いほうが疲労軽減につながる

・ヘルメットをケチるヤツは、命をケチるのと同じである。