シマノの11sチェーンには、デュラエース、アルテグラ、105があるけど違いってなんでしょう?

シマノの11速チェーンというと、デュラエース、アルテグラ、105と三つのグレードがあります。
さらにクイックリンクのものと、コネクトピンのタイプがあり、11速ユーザーとしてはどれを選んだらいいの?と思う人もいるかもしれません。




なので今回は、やや分かりづらい11速チェーンについてまとめました。

11速チェーンの種類

シマノ11速チェーンは、販売されているものでいうと6種類あります。
こちらにまとめました。

グレード 品番 接合方式 定価(税別)
デュラエース CN-HG901-11 クイックリンク クイックリンク

(SM-CN900-11)

5,223
CN-HG901-11 コネクトピン 5,223
アルテグラ CN-HG701-11 クイックリンク クイックリンク

(SM-CN900-11)

4,758
CN-HG701-11 コネクトピン 4,758
105 CN-HG601-11 クイックリンク クイックリンク

(SM-CN900-11)

3,640
CN-HG601-11 コネクトピン 3,640

クイックリンクというのは、いわゆるミッシングリンクのことですね。
デュラエースグレードでも105グレードでも、同じクイックリンクが付属します。

ちなみにこれ、再利用不可になっているので、一度外したら新品にせよとなってます。
専用工具じゃないと外れません・・・

コネクトピンというのは、こういうやつですね。

一箇所だけ色が違う場所があると思いますが、これがコネクトピンです。
アンプルピンとかいう場合もあります。
これの脱着は、チェーン切り工具が必要です。

基本的にチェーンを切る場合には、コネクトピン以外の場所で切ることとされています。

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コネクトピンも、単体で買うとクソ高いのですが・・・

同じチェーンといえど、加工具合が違うのでグレード分けされています。
何がどう違うかというと、このようになってます。

デュラエース アルテグラ 105
中空ピン
ピンリンクプレート SIL-TEC SIL-TEC
ローラー SIL-TEC
ローラーリンクプレート SIL-TEC SIL-TEC SIL-TEC
重量 247g 257g 257g
シマノ CN-HG601 11S 116L ICNHG60111116
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SIL-TEC(シルテック)というのは、要はテフロン加工と同じです。
シマノでは超低摩擦表面処理といってますが、フッ素加工することでメッキチェーンよりも耐摩耗性を20%向上させ、回転摩擦を60%軽減しているとアナウンスしています。

デュラエースグレードだと、チェーンの全てにシルテック加工が施され、それがアルテグラ、105となるにつれてシルテック加工されている場所が限定的になっているわけですね。

シマノでは、11速チェーンについて、3000キロ~6000キロ程度で交換するようにとアナウンスしています。
これは使用環境にもよりますし、重いギアでガシガシ踏んでいたり、ヒルクライムのように強いパワーがかかる場面で乗る人のほうが、チェーンの耐久性は落ちますので早めの交換になります。

チェーンの寿命は、専用のチェーンチェッカーで計ることも可能です。

前にテレビで、新城幸也が【ツールドフランスでは1週間でチェーンを交換する】と言ってましたが、プロ選手のような苛酷な環境での使用であれば、負荷が大きくなるというわけですね。

なお、チェーンの重量はデュラエースだけ247gで、アルテと105は257gになってます。
チェーンの重量差は、リンク部が中空かどうかで決まっているのかもしれません。

使ってみた違いはあるのか?

これについてですが、分かるという人もいれば、わかんないという人もいます。
デュラエースのチェーンのほうが変速性能が上がる、という人もいますが、10速時代に比べるとそこまで性能差を体感できないような気がします。

私自身は105とアルテグラのチェーンを使い比べて、さっぱりわかんないというのが本音です。
ただし、理論上でもデュラエースのチェーンのほうが耐久性が高いことは間違いないので、デュラエースのチェーンのほうがコスパが高いという見方も出来ます。

シルテックチェーンは中性洗剤推奨

シマノでは、シルテック加工されたチェーンについて、中性洗剤で洗うようにと推奨されています。
パーツクリーナーやディグリーザーなどはやめてね!というのがシマノの見解です。

これについて、

酸やアルカリなどを含む強力なパーツクリーナーやディグリーザーだと、シルテック加工のコーティングが剥がれるから。

と説明しているサイトが多いのですが、シルテック加工というのはテフロン加工と同じなので、酸やアルカリなどには非常に強いのです。
これについては前にも説明していますが、

シルテック加工されたチェーンは、パーツクリーナーでコーティングが剥がれる?【質問いただきました】

シマノが恐れているのは、パーツクリーナーやディグリーザーなどを使った後に、水で洗い流さないために、注油してもオイルが分解されて意味がないケースが多いことや、チェーン内部のグリスを溶かしてしまって問題が出るケースを恐れているだけのようです。
なのできちんとパーツクリーナーやディグリーザーの成分を流し、きちんと内部まで注油できれば問題ないという見方が濃厚です。

クイックリンクか、コネクトピンかはご自由に

クイックリンク、コネクトピン、どちらにしても特にチェーンとしての性能が変わるわけではないので、このあたりはお好みで、という感じです。
一般的な完成車だと、コネクトピンで繋がれていることがほとんどだと思います。
クイックリンクにすることで、チェーンを外して洗いたい人にはいいかもしれませんが、クイックリンクは再利用不可な上に、結構高いのです。

KMCのミッシングリンクだと、最大3回から5回再利用できるとなっているので、こっちを選ぶという人もいるようです。

恐らくシマノが再利用不可にしている理由は、何らかの理由で走行中に切れた場合を想定しているんだと思います。
例えば、手荒く扱って脱着させたがゆえに、多少歪んだとか。
どんなユーザーが使うかわからないものなので、再利用不可にしたほうがメーカーは安全上のマージンを取りやすいんですよね。
再利用したユーザーにチェーンがらみの事故が起きた場合でも

いや、うちは再利用不可って書いてるし

このような言い分が通りますよね。
まあ、走行中にチェーンが切れたらどうなるかはお察しの通りというか、全力でペダリングしているときに急に切れると、空踏みみたいになってしまい、最悪こけます。
最悪の場合は爆死しかねませんので、このあたりはメーカーの言うことを聞いておいたほうがいいですねw

私はコネクトピン派です。
なんとなく、こっちのほうがしっかり繋がっている感が強いので。

ただ、クイックリンクで走行中に外れたという話は聞いたことがないので、どっちがいいかはお好みでという感じですね。

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