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中華カーボンという定義は、どこからが中華カーボンなのか?

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よく言われることで、

いろんな人
いろんな人
中華カーボンは危険!

 

ということがあります。
すぐに折れるとか、そもそも精度が悪すぎるとか。

 

その一方、

いろんな人
いろんな人
中華カーボンは安いしコスパがよい

等という人もいるわけです。

 

そもそも、中華カーボンというのはどういう定義なのでしょうか?

中華カーボンの定義

中華カーボンという用語に定義があるのかと聞かれると、正直なところ明確なところはありません。

中国の怪しい工場で作られたカーボン製品

このような定義にしても、実際にはメジャーブランドのOEMをしている工場のオリジナル製品もあったりするので、なんとも線が引きにくい。

 

また

いろんな人
いろんな人
中華カーボンは中国だけ?台湾は含む?

 

等と聞かれると、政治的な話にまで発展しかねないわけで・・・

 

例えばですが、最近のはどうなのかわかりませんが、以前のFFWDのホイールのリムは、明らかに中華カーボンでした。
ただ、中華カーボンといってもリム自体の出来はかなりいいらしいですが。
FFWDはオランダでハンドメイドされたホイールということになっていますが、プロレースで使われたこともあります。
これが中華カーボンホイールと言ってもいいのかは非常に悩むところです。

 

前に聞いたのですが、中国や台湾にはたくさんのカーボン工場があるそうですが、レベルが高いところ、レベルが低いところ、様々だそうです。
レベルが高い工場は、大手メーカーのOEMをしてますよね。
レベルが低い工場は、せっせとコピー商品の製造に取り組んだり、激安カーボンフレームや激安カーボンホイールの製造に勤しむのでしょうけど。

 

ウイグルやサイクリングエクスプレスでも、いわゆる中華カーボンホイールを扱っています。
ただ、それらを中華カーボンとして定義していいのかはやや難しいです。
それを言ったら、SACRAのホイールも中華カーボンとなってしまいますし・・・

 

メリダやジャイアントを中華カーボンというのは違うでしょうし、私もメリダやジャイアントを中華カーボンだとは全く思いません。
この辺の線引きは難しいところです。
一つだけ言えるとしたら、

コピー製品を作っているとか、激安すぎるものはろくでもない

もう一つ。
中華カーボンの愛好家からすると、いわゆるブランド品はむしろボッタクリ価格だと言う人がいます。
ちゃんとしたメーカー品でも、よく言われることとして、ハイエンドモデルのカーボンフレームであっても、いわゆる製造原価、つまりカーボン代や工場人件費、工場での光熱費などの合計はせいぜい数万円程度、5万とかそんなもんと言われます。
それがショップで販売されるときには50万とかになったりするわけです。

 

大手メーカーのフレームと言うのは、そもそも設計段階でかなりお金がかかっています。
いろいろ解析しながら設計して、実際に作ってみて、テスト走行を繰り返して、また練り直したり微調整したり。
そういう開発部分にお金がかかっていますし、カーボンフレームの金型も結構高いです。

 

コピー商品を作っている中華カーボンは、闇市場でカーボンの金型を仕入れてきて、なんとなくカーボン貼り付けて完成。
テストもしないでしょう。
するとしても、スタッフが乗ってみて【OK、いいぜ】とかそんな程度。

 

そりゃ、開発段階でお金かけてないんだから、安いですよ。

オススメは出来ないですが

実は2年位前に、中華カーボンホイールのインプレをして欲しいと言う声が多かったのでホンキで検討したこともあるのですが、なんだかんだやめました。
いろいろ理由はあるのですが、人様にオススメできるようなものでもないのかなというのが一番大きいのかもしれません。

 

リスクを承知の上で、買うのは自己責任だから仕方ありません。
それを勧めるのはまたちょっと別問題かと。

 

大手メーカーであっても、壊れることもあります。
https://www.jbpi.or.jp/report_pdf/rep_tc_180418.pdf#search=%27%E8%87%AA%E8%BB%A2%E8%BB%8A+%E8%A3%BD%E5%93%81%E4%BA%8B%E6%95%85%E6%83%85%E5%A0%B1%27

 

https://www.nite.go.jp/data/000005072.pdf

 

というより、工業製品なので、絶対に壊れない製品というもの自体あり得ません。
ただ、その壊れる頻度として、中華カーボンというものはやはり怖いのかなと。

 

大手メーカーのものは、当たり前ですが中華カーボンよりもはるかに高いです。
私も詳しくはしりませんが、中華製偽ピナレロ(通称、シナレロ)は5万くらいで買えたりするそうですが、ドグマはその10倍以上します。

 

形だけ似ているから満足、というので床の間バイクとして観賞用なら危険性はゼロですが、

 

管理人
管理人
大手ブランドは、様々なテストをしているというお墨付きも含めた価格。
保証をお金で買っていると思えば。

 

こう考えると、命を預けるものに投資したとも言えますから、決して高い買い物でもないのかもしれません。

 

気をつけて欲しいのは、

管理人
管理人
出所不明なカーボンパーツ、フレームなどは相手にしないほうがいいです。
ヤフオクとかメルカリとか、おかしな商品はあります。

 

管理人
管理人
アマゾンなどでやたらいいレビューが並んでいて、なんだかよくわからないカーボンパーツは、大体の場合工作員の仕業です。

 

管理人
管理人
折れて怪我して後悔するくらいなら、最初から大手メーカーのものを買いましょう。

 

一つだけ注意点。
この手のことを書くと、必ずといっていいほど

読者様
読者様
ずっと中華カーボン使っているけど、折れたことないし。

 

このような体験談をして下さる方もいます。
それはそれ。
品質が安定してないので、同じ製品であっても、壊れやすいものと壊れにくいものすらあると思っていただければ。
大手メーカーのものでも壊れるときは壊れますし、リコールかかるときもあります。
中華カーボンでリコールなんて聞いたことないですが、そもそも欠陥で壊れても気にしないんでしょうし。
大手メーカーのものは、ある一定のクオリティが保証され、さらに万が一の初期不良でもきちんと対応してもらえると思えばいいでしょう。

 

どこで線を引くかは悩ましいところですが、時速50キロで下り坂を走行中に、自分の命を預けられる安心できるパーツなのか。
これが一つの基準ではないでしょうか?

時速50キロで下り坂を走行中に、リムが割れたら?
時速50キロで走行中に、ハンドルが折れたら?
時速50キロで走行中に、フレームが折れたら?

 

どうなるかはある程度想像がつきますが、下手すると爆死します。
もちろん、大手メーカーのものであっても、経年劣化などで割れることもありますし、そもそも不適切なメンテナンスが原因で割れることもあります。
それを防ぐのがメンテナンスとも言えますね。

 

カーボンというのは、本来は強度が高いものです。
アルミなんかよりもはるかに高強度なのがカーボンですが、テキトーに作られたカーボンであれば、危険なものになります。

 

管理人
管理人
カーボン自体は高強度だけど、おかしな中華製のチャーボンは怖いです。

 

安すぎるカーボン製品は、大体の場合いいことない気がします。
大手メーカーのものがそこそこのお値段になるのは、きちんと耐久性などのテストをするから。
一定のクオリティを保証するのが大手で、保証よりも安さを追求するのが中華カーボン。




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