自転車屋は、エスケープRドロップを【ロードバイク】として売るのか、【クロスバイク】として売るのか?

どうでもいいといえばどうでもいい話なんですが、2020年ある意味注目モデルのエスケープRドロップ。

【2020モデル】GIANT ESCAPE R DROP。ついにドロップバークロスというジャンルを確立!

この記事を書いたとき、まだジャイアントのHPにはこの車種の記載がなかったのですが、改めて見ると

リラックスした乗車姿勢でロードバイクスタイルを楽しめる、新型ドロップバークロスバイク

となっています。
正式に【ドロップバークロス】と名乗ってますw

さてこのエスケープRドロップ、自転車屋はロードバイクとして売り出すのか?クロスバイクとして売り出すのか?

多くの自転車屋では

多くの自転車屋では、ロードバイクのコーナーと、クロスバイクのコーナーは分けていると思います。
両方をごっちゃにして並べる店はあまりないと思いますが、

管理人
管理人
そもそもどっちに分類されるのか?

ということです。
ジャイアントの説明によると、

リラックスした乗車姿勢でロードバイクスタイルを楽しめる、新型ドロップバークロスバイク

となっているのでクロスバイクなんだという理論も成り立てば、いわゆるロードバイクのルック車的な存在とも言えますね。
ロードバイクスタイルを楽しむ、というところが、ロードバイクっぽいけどね!というニュアンスを残してますので。

次に、お客さんが

いろんな人
いろんな人
一番安いロードバイクってどれですか?

と聞いてきたときに、エスケープRドロップを勧めてもいいものなのか、店員さんの中でも葛藤があるのではないでしょうか?
ロードバイクかと聞かれると違うでしょうし、けれども競技目的で乗るわけではなく、予算が限られているお客さんにはまあ悪くない選択肢ともいえますし。

ショップ側も、本音としては高いほうを買ってくれたほうが嬉しいでしょうから、

これはロードバイクではなく、ロードバイクっぽいクロスバイクなんです。
ロードバイクで一番安いのでしたら、ジャイアントのコンテンド2がオススメですよ。

となるのでしょうか?

エスケープRドロップは、定価が税別で66,000円、税率8%だと税込みで71,280円です。
ジャイアントは店によっては15%くらい値引きしてますので、15%引きだと税込みでほぼ6万円ジャストくらいになります。

ショップ的には、新たなお客さんの増加も見込めそうですが、今までコンテンド2あたりを買おうと思っていた層がエスケープRドロップでもいいか、となってしまう可能性もあるのかと。
そうすると、店もちょっと利益が下がるので、なんともオススメしづらい要素を持つ一台なのかもしれません。

個人的には評価してますが

個人的には、エスケープRドロップみたいなある種のゲテモノ車は評価しています。
おかしなルック車を3万円とかで買うくらいなら、断然こっちのほうがいいわけで。

ただし、ロードバイクが欲しいと思っていて、ロードバイクに乗りたい人にはエスケープRドロップはオススメしません。
やはりこれが輝くのは、街乗りなどラフな場面でしょう。

クロモリフォークにVブレーキ採用、ロードバイクとしてみると残念な一台に見えてしまいますが、これはこれで新たな自転車層の拡大になるのかもしれませんしね。
特に中高生とか学生さんは、なかなか資金的にロードバイクを買うのが難しいけど欲しい!という人もいるわけで、そういう人には買いやすくなった一台といえそうです。

あと、いつなくなったのかわかりませんが、数年前には、ジャイアントにはPACEという車種がありました。
アルミフレームにカーボンフォークという仕様だったのですが、フレーム的にはやたらリアセンターも長く(425mm)、個人的にはこれはロードバイクではなくてドロップクロスなんじゃないのかと思ってました。

自転車の楽しみ方ってホント人それぞれで、前に聞いた話ですが、電動アシストロードバイクのヤマハYP-Jってありますよね。
どうせなら電動尽くしにしようということで、コンポを電動アルテグラにしている記事をどこかでみました。

なんとまあ物好きな・・・と思ってしまうのですが、自転車の楽しみ方は人それぞれですしね。
さすがにこのエスケープRドロップにデュラエース載せようとする人がいるのかはわかりませんが・・・

デュラエース(紐式)って、定価で約23万です。
ジャイアントの力を使えば、エスケープRドロップ デュラエース完成車だって、定価20万ジャストくらいで出せそうな気もしますが。
至上最安のデュラ完成車!という無茶苦茶なキャッチコピーも出来そう。
(売れないでしょうけど)

各ショップが、エスケープRドロップをどうやって売り出すのか、ちょっと興味があります。
ロードバイクの最安として売りに出すのか、クロスバイクの一種として売るのか、新しいジャンルだと説明するのか。
まあ、今までは

いろんな人
いろんな人
まっすぐなハンドルのものはクロスバイクって言うんですよ

と説明していたことが、なぜか急に通用しなくなるという珍事なのかもしれません。

エスケープRドロップは、街乗りとか、通勤通学とかにはいいのかもしれませんね。
カーボンフォークじゃないので、逆に駐輪場などでもさほど気を遣わないで停められるという利点もあるのかもしれません。

で、前にも書きましたが、この流れに他社が追従するかというと、追従はしないでしょう。
この価格で出せないなら勝負になりませんし。
やりかねないとしたら、意外とコーダーブルームとかかもしれませんね。
クラス最軽量のドロップバークロス!みたいな謳い文句で。

まあ、街乗りロードが増えること自体はなんとも思いませんが、歩道爆走ロードが増えることだったり、逆走ロードが増えることだけは勘弁です。




コメント

  1. HIRO より:

    昔懐かしビアンキのlupoが乗車姿勢ラクになったヤツ、に近いのかなあ、と想像してます。あれもチェーンステー長いですし、ついでにブレーキ台座もカンチだし…

    いや今知り合いに借りてる(というか押し付けられてる)のでつい

  2. kappa より:

    某ワイズロードはグラベルロードを新宿クロスバイク館で売ってるから、エスケRドロップ(以下ERD)もクロス枠じゃないですか?
    実際、ERDって明らかにロードではないわけで…。コスト削減でディスクブレーキを搭載することは叶わなかったグラベルロードって感じがします。
    私は店員でも何でもないですが、ロードが欲しい!っていう未経験者にERD勧めたら後々もめそうな気が。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      確かに、明確にロードではないのですが、素人さんにはその違いがわからないでしょうから(ドロップ=ロード的な発想)、これがいったい何なのかは難しいところですね。
      ショップによっては、ロードバイクと言い張るのでしょうかね??
      問題起こりそうな予感すらします。

      • kappa より:

        マーケティング的には
        「クロスバイクの亜種です」というより
        「マルチパーパスアドベンチャーロードです。舗装路最速の自転車であるロードバイクのアイコンであるドロップハンドルを搭載しつつ、近年のトレンドであるワイドタイヤを標準装備。ミニVブレーキの制動力はピュアロードのキャリパー以上です。将来的にはキャリアを装着させて、ダートを含むロングツーリングにも対応可能な拡張性を備えています」
        とか早口で言えば未経験者をコロッとてなづけられそうな気がします…が、そういう人が後でカーボンロードとか乗ったら「俺のロードじゃないじゃん!」とか驚愕しそう。
        商材そのものはおもしろい(セール品になってたら私も買うかも?)と思いますけど、特性を他人に説明・理解させるのは難しそうです。

        • roadbikenavi より:

          コメントありがとうございます。

          エスケープRドロップですが、ダート走行に耐えられるような設計ではないと思いますよ。
          ジャイアントでもオンロードの車種の分類にしていますので・・・

          アドベンチャーロードと称するのは、ちょっと違うかと思います。