【続編】コーダーブルームRAIL700SL-LTDとスピードについて。

先日書いた、コーダーブルームのRAIL700SL-LTDとジオメトリの関係について、

なんだかわかりませんが・・・コーダーブルームのRAILシリーズとリアセンター長の関係について。

実際に乗っているという方からメールを頂きました。



RAIL700SL-LTDの乗り味

読者様
読者様
本当は記事のコメント欄にコメントしようとしたんですが、何度も投稿しても画像認証エラーで投稿できなかったので、こちらの問合せフォームに送信しました。

僕は、2018年モデルのrail 700sl-ltdに乗ってます。
最初は車体の軽さからくるスタートダッシュに感動しました。スルスルと加速していってこの自転車速い!と思わず感動したんですけど、しばらく乗って、スタートダッシュは速く感じるけど、いまいち速度が伸びていかない事に気付きました。
剛性も低めで、踏んだ分ダイレクトに進むという感じではなく、力が少しスポイルされてる感があって、走りは軽いけど、いまいち速度が伸びていかないのです。

読者様
読者様
ヒラヒラした乗り味っていうんですかね。
現に、後ろから来たロードバイクには軽く抜かれて行きますし、前を走ってるロードバイクに追いつこうと必死になって走るも、中々追いつく事はできません。
僕はロードバイクも2台保有し、平地だと35~40キロぐらいで走ってて、このぐらいのスピードで走ってると他の自転車に追い越されるっていう事は中々ありません。

読者様
読者様
でもrailに乗ってると、ロードバイクはもちろん同じクロスバイクにも追い抜かれたりします。
そこで、この自転車はこれだけの高級パーツを散りばめて、軽さを追求し、ハブもノバテック製で走りを重視してるパーツ構成なのに、なんでこんなに遅いのかと思ってたら、この記事に辿り着き、やっとその疑問が解決されました!
やはり、仰る通り、リアセンター長って重要なんですね!

身に染みてわかりましたし、その事実を知ってから、筆者さん同様、コーダーブルームの開発者の意図がいまいちわからなくなりました。
なんで、今ではrailシリーズの特徴は持って軽いのが最大のウリという結論に至ってます(^^;)

というお話でした。

前回記事で、RAILシリーズのリアセンター長が長い理由は、センタースタンド台座を付けるという目的ではなくて、安定性重視のジオメトリとして狙っているから、という話を書きました。

これについてはほかの方からもコメントいただいてまして、

読者様
読者様
RAILシリーズが想定しているのは街乗り用途で合っています。
試乗イベントの時に聞いた話でも、スタッフさんがそんな感じのことを言っていましたし…
同クラス最軽量というのは、売るための武器なんじゃないかなと思います。
何か武器がないと、結局ジャイアントのエスケープでいいじゃん…と勝負になりませんので。
普通のRAIL700持っていますが、軽くてフロントギア3段あるので登りが楽で、安定性あるので下りも安心できるので、初心者がヒルクライムに挑戦する時とかにいいんじゃないかなと思いました。

街乗り用だと、低速安定性重視、直進安定性重視になるわけで、ジオメトリを見てもそれを狙っているんだろうなとわかります。

RAIL700SL-LTDについては、走りのコンセプトは安定性重視だと思いますが、それと同時に商売上のコンセプトが別にあって、それが【世界最軽量】というところなのではないでしょうか?
軽量であることって、明確に数値化できる要素なので、わかりやすい上にウケるんですよね。

剛性も数値化できますが、各社公表してない数字ですし、どの計測方式を使うかでも剛性値は変わります。
そうなると【誰が計測しても同じデータが出る】ということにはなりづらい要素なのと、そもそも一般人にはわかりづらいコンセプトになってしまいます。

軽いというのは誰が計っても同じデータしか出ませんし、コンセプトとしてわかりやすいんですね。
数年前から、

いろんな人
いろんな人
デュラC24よりも軽く、それでいて5万円くらいで買えてしまうホイール

こういうものがコスパがいいとネット上では書かれることが多いですが、こういうのに乗って見るとわかりますが、C24よりもさらに剛性が低いものも多いです。
C24も剛性は低めと言われますが、軽さというのは商売上は非常にわかりやすいコンセプトです。

勘違いしないで欲しいのですが

私が言いたいのは、RAIL700SL-LTDがダメだ!などという安易な意見を言いたいわけではありません。
コーダーブルームのクロスバイクって、全般的に剛性は低めだなと私は感じますが、剛性というのは人それぞれ必要量は違うわけで、RAILの剛性で十分な人にとってはむしろ軽い分だけメリットもあります。

また、リアセンター長が長いのも、スピードよりも安定性を重視してクロスバイクに乗りたい人にはメリットですし。

言いたいことは、それぞれの自転車の特性を見極めて選ぶべきだという話です。
例えば、フラットバーで最速というと、私の中では往年のジャイアントのFCRになるのですが、

リアセンター長は390mmしかなく、一般的なロードバイクよりもさらに短いです。
一般的なロードバイクは405~410mmあたりが多いですが。
RAILは450mmですよね。

ただ、見ればわかるように、FCRは剛性の塊みたいなバイクです。
まったり20キロ以下で乗りたい人に向かないことは、誰の目にも明らかでしょう。

あまりにも対極的な2台を取り上げていますが、言いたいこととしては、フラットバーの自転車でもフレームによってまったく違う乗り味になるわけで、それを理解して選びましょうという話です。
どうも世界最軽量=速い、という間違った見方をする方が多いような気がしていまして、軽いというのは一つの武器だけど、それがすべてではないという話です。

単に速さだけを求めるのであれば、クロスバイクよりもフラットバーロードのほうが速いです。
FUJIのマッドキャップとか(ルーべオーラの後継機)

コルナゴのヴォレイとか。

自転車の心臓はフレームですが、たった数センチの違いで乗り味はだいぶ変わります。
それを理解して選ぶともっと面白くなると思いますよ。

ジャイアントは、FCRの後継モデルということでFORMAを昨年出しましたが、

リアセンター長は425mmですので、フレームとしてはクロスバイクです。
FCRの後継と自称するなら、もっと攻めた自転車を作って欲しいところですが・・・
攻めすぎると一般ウケしないということもあるでしょうけど。

それこそ今の時代なら、スペシャライズドのアレースプリントのフラットバーとか出したら、かなり売れそうな気もします。
もちろん、コンセプトは最速を目指したフラットバーですよね。

最軽量というコンセプトのRAIL700SL-LTD、最速というコンセプトの○×・・・みたいにいろんなフラットバーの自転車があれば、特化型のフラットバー自転車として面白くなるのかなと思ってます。