ニュートロンウルトラの廃盤から見る、カンパニョーロのホイール戦略。

カンパニョーロのホイールはいろいろありますが、有名どころというとゾンダ、シャマル、ボーラですよね。
ニュートロンウルトラというローハイトリムのホイールが、今期でひっそりと廃盤になりました。

既にローハイトカーボンリムのハイペロンは廃盤になっていたわけですが、ニュートロンはハイペロンの後を追うように、いなくなってしまったわけです。




カンパニョーロのホイールのラインアップ

カンパニョーロのHPを見ると、LOW PROFILE、MIDIUM PROFILE、HIGH PROFILEと三つのリムハイト別に並んでいます。
ちなみにカンパニョーロ的には、ゾンダやシャマルはミディアムに属しています。
日本のサイトでは、既にロープロとかミディアムとかの分類で分けてないようですが、イタリア本国のHPを見ると、今現在ロープロになっているのはカリマだけです。

ゾンダも、リムハイトはF27mm,R30mmとかだったと思うので、一般的にはローハイト系といっても良さそうな気もします。


Campagnolo – Zonda (ゾンダ) C17 ホイールセット

まあ、カンパニョーロ本国のHPを見ると、ボーラ35とかボーラWTO45もミディアムに分類されていますが・・・

ロープロ系ホイールは流行らない?

カンパニョーロでは、実質的にロープロ系ホイールが全滅したと言っていいでしょう。
カリマは完成車などで付いてくるようなエントリーグレードのホイールですし、わざわざ買うようなものでもありません。

ローハイトリムの特徴は、そのまんまで、リムが軽いということが大きなメリットです。
ホイール全体としても軽く仕上がりますし。
なので、ロープロ=登り用ホイール、という見方であっていると思います。

しかしながら、近年はロープロの軽量ホイールというのは、さほど話題にならない気がします。
これの理由の一つは、エアロですね。
低速域でもエアロが重要だという話が広まったことと、プロレースだと登りがあれば下りもあるわけで、下りでローハイトホイールだと置いていかれるという話ですね。
下りではディープ系、エアロのほうが圧倒的に速いですし。

また、リムハイトが上がるということはスポークが短くなるということでもあるので、その点ではローハイトよりもホイールの剛性が上がる傾向にあるということで、登りでも剛性を重視する人が増えたという事情もあるのかもしれません。

ホイールの重量を気にする方はまだ多いと思いますが、最近はローハイト軽量ホイールってあまり話題に上がらない気がします。
ROVALだとかボーラだとか、SACRAのような新興メーカーでもそうですが、空力がどうだとかは話題になりやすいですが、どうもローハイトリムの軽量ホイールって、重量と値段しか話題にはなりづらいですよね。

重量と値段くらいしか話題にする材料がないわけですが、そうなってくると、最近増えてきた【5万円くらいでデュラC24よりも軽い】というホイール達に対して、対抗できる要素が少ないのかなと。


よく話題に上がるALX473についても、確かにこの値段でこの重量というのはある意味では凄いのですが、ホイールの剛性は低めですし、構造的にどうかと思うところはありますが・・・
首折れスポークで2:1はどうなの??などなど。

ハイペロンもニュートロンウルトラも、評判自体むしろ良かったような気がするのですが、カンパニョーロはロープロを実質的に全て排除してきました。
ちなみに、ナローリムの生き残り、ユーラスも廃盤ですが。。。


ニュートロン ウルトラ

ニューロトンもハイペロンも、後輪がG3組ではありません。
G3組よりもスポーク数を増やしているわけですが、要はローハイトリムでG3ではうまく剛性が保てないと判断したのかもしれません。

時代はワイドリム、ディープリム(エアロ)に向かっていることは間違いないところですが、それと同時に、ナローリム、ローハイトも一定のファンがいるわけで、こういうホイールが消え去っていくのも悲しいところですね。

恐らく今後も、カンパニョーロがハイペロンのような軽量ローハイトホイールを出してくる可能性は低いのかなと思ってみていますが、これも時代の流れでしょうかね。
まあ、ボーラ35のリムも結構軽いと聞くので、軽量リムなら剛性も考えたら35だよ!ということなのかもしれません。


Campagnolo – Bora One (ボーラワン) 35 クリンチャーホイールセット (2018)