本当に【ラク】というロードバイクとは?楽という感覚は、ホント人それぞれ。

読者様から頂いたコメントで、ちょっと思うところがあって取り上げてみたいと思います。

頂いたコメントは、こちらの記事に対してです。

グラベルロードはロングライドに向かない??【コメントいただきました】

読者様
読者様
グラベルロードの購入を考えていて辿り着きました。もう一体何回見たことでしょう?(笑)

何故購入を検討していたか?というと、
レーパンを履く等準備に時間を取り、気を張って乗るロードと区別して、普段使い用、リカバリーライド用、自宅発の道に飽きて林道にチャレンジしたいなど。
よくも悪くもstravaなどにアクティビティをアップすることを考えると目が三角になってしまうのです。
ところが、グラベルロードだとあんな太いタイヤ履いて平均速度も気にならないし、距離乗るなら普段着の下にパッド入ったパンツでも履いてと気が楽なのです。
ロードに乗っていると勝手に自分に暗示を掛けて自分を縛り過ぎていました。

実際買ってみて思ったこと。
気持ち以外は全然楽じゃないです(笑)
漕ぎ出しが重いし、ヒルクライムがツライ。巡行も常に170W以上?
ブルべに投入しようかと思っていましたが話にならなかったです。
やはり軽さが正義。楽=速いバイクだということを再認識しました。
楽だとかを考えて買うものでは無いです。むしろ苦行。

しかしながら、当初の目的通り日常のゲタとしては非常に優秀ですし、マイペースで走りたい時の包容力は素晴らしいです。単独のロングライドであれば今は選択肢の一つです。

ちなみに中古でGTgradeCarbonを購入したのですが、あまりに乗り心地が良すぎな反面、高ケイデンスじゃないと走らない(特に登り)という本当にグラベルに特化している点とあまりに立派過ぎて、即買った値段でヤフオクに流しまして、GTgradeALLOYにグレードを落としました。全く性格が変わりまして、ギャップには弾かれるようになりましたが低ケイデンスでよく進み、気軽に乗れる。手持ちのカーボンロードの差別化出来ました。
これから購入される方にもまずは中古という選択肢ってありかと思います。
実際乗ってみると理想と現実のギャップが凄い気がします。
乗り心地の良さと速さのトレード感の部分が特に。

本当は1台を愛してやまない方なのでトレックのドマーネのように太いタイヤと細いタイヤを付け替えて・・・みたいな方が性にあうのかもしれませんが、価格がそれを許しませんでしたね。多分、気が抜けないし。

という感じで大変参考にさせて頂き、購入致しました。

この方が表現した【】という言葉で、ホント人それぞれだなぁと思いまして。

何をもって【ラク】なのか


この方はロードバイクにも乗っているそうですが、ロードバイクで気楽に乗れないということで、グラベルロードを買ったそうです。
書いているように、

読者様
読者様
実際買ってみて思ったこと。
気持ち以外は全然楽じゃないです(笑)
漕ぎ出しが重いし、ヒルクライムがツライ。巡行も常に170W以上?
ブルべに投入しようかと思っていましたが話にならなかったです。
やはり軽さが正義。楽=速いバイクだということを再認識しました。
楽だとかを考えて買うものでは無いです。むしろ苦行。

グラベルロードの場合、一般的なロードバイクと比べてですが、
・体勢がややアップライトであることが多い
・タイヤが太く、振動吸収性が高い

このような点から、【ラク】だと感じる人も結構います。
しかし、この方のように、メリットとデメリットで見た場合に、デメリットのほうが強く出てしまったようですね。

ロードバイクとグラベルロードを対比させた場合の、メリットとデメリットを挙げてみます。

メリット デメリット
ロードバイク 軽い

スピードを出しやすい

振動吸収性はグラベルよりも下

低速安定性は低い

グラベルロード 振動吸収性がロードよりもいい

荷物を積載しやすい

体勢がアップライト

気兼ねなく乗れる(?)

低速安定性が高い

重量がロードバイクよりも重い

この方の感じたデメリットは、【重量面でのデメリット】がメリットをすべてかき消したのかな?と思いました。
特にですが、太いグラベル用タイヤは、当然ですが重いです。

ロードバイクのタイヤだと、モノにも寄りますが、25cで210g程度とかそんなもんでしょう。
グラゲルキング38Cでも重量は320gあるようですし、この差って大きいです。

フレームも重いですし、ディスクブレーキなのでさらに重いですし、メリットがデメリットにかき消されたと言えるでしょう。

ただ、これが全ての人に当てはまるわけでもありませんよね。

私自身、ロードバイクはいまだに【ナローリム+23c】です。
このワイドリム全盛の時代に、いまだにこの仕様。

以前、読者様からROVALのCLX32とCLX50をお借りしたことがありますが、

【試乗インプレ】ROVAL CLX32&CLX50試乗。超ワイドリムカーボンクリンチャーは別格の世界だった。

ROVALは超ワイドリムで、付いていたタイヤは25Cでした。
速度に乗ってからは、さすがはROVALといえるような感じでしたが、低速ではもっさり感が出るので、低速域ではむしろ普段使っているキシリウムエリートのほうが好きです。

私がナローリム+23cを使い続けているのは、金が無くて新しいホイール買えない・・・じゃなくて、ナローリム+23cが【ラク】だからですね。

前になんかの雑誌で書いてあったのですが、ヒルクライムレースで優勝した人が【きつい、つらいは嫌いなので、きつい時間が少なくてすむようにと速く走ることを心がけていたら速くなった】みたいに書いてありました。
ヒルクライムで、時速25キロで上り続ければ、時速10キロの人よりも到達時間は少なくて済みます。
とはいえ、【ラク】の感覚が凄いな・・・と思ったのですが。

こういうのも一般論としては

読者様
読者様
無理に速度上げるほうがツライ!
時間かかっても低速のほうがラク!

だと思う人のほうが多いと思います。

ほかにも、エンデュランスバイクでロングライドすると、体勢が高すぎて空気抵抗が強くてツライ、という話も聞いたことがあります。
この方にとっての【ラク】とは、空気抵抗が少ないほうがラクということですね。
そもそも前傾姿勢が強いことを苦にしていないのでしょう。

しかし、一般論としては、

読者様
読者様
体勢がアップライトだとラク!

ですよね。

このように、【ラク】と感じるポイントも人それぞれですよね。

そういう意味で

最近メキメキと勢力拡大中のディスクブレーキ車ですが、28cがデフォルトになっているものも多いです。
実はちょっと前にあるディスクロードに短時間ですが乗らせてもらいまして、どうも低速でのもっさり感が強く、好きになれませんでした。
速度が上がってしまえば関係ないのですが、一般道を走る上では、信号待ちで強制的に停止させられることも多いわけで。

でも一般論としては、

いろんな人
いろんな人
そんなところよりも、ブレーキングがラクだから!

ですよね。

ディスクブレーキ車が太いタイヤを履くのはいろいろ理由があります。
まず、ディスクブレーキ車の場合はスルーアスクルの恩恵で、フレーム剛性が上がります。
リムブレーキ車とは振動吸収の概念が全く変わるので、フレームをしならせて、というのが難しいので、タイヤでカバーしようというのが一つですね。
もう一つは、ディスクブレーキで制動力が上がっても、タイヤ自体の制動力は変わらないので、タイや太くしたほうがよりブレーキングを活かせるメリットがあるということですね。

ディスクブレーキ車はもうちょっと軽いリムが登場したら面白そうですが、大手ホイールメーカーのはさほど軽いリムはまだ無いですし。

何がラクだと感じるかは、人それぞれです。
この方の言うように、まず中古車で試してみるというのもアリかもしれません。
気に入らなければ即刻売り払うということもしやすいですし、そうすれば実質的な負担額はほとんどありませんし。

ちょっと前に取り上げた、タイヤの件でもそうですが、

読者様
読者様
先日同じくGP5000に変更しました。
前はスペシャのS-works turboというタイヤを使っていました。
初のスペシャ以外のタイヤなのですが、交換後やたら疲れる様になりました。
タイヤサイズも空気圧も以前と同じです。
スペシャに比べて、平坦は圧倒的にスムーズで静かな乗り心地だと思うのですが、路面状況が悪いと何も吸収してくれない印象です。
タイヤ変更でここまで走行感が変わるとは驚きですが、とにかく疲れるのでスペシャに戻すかピレリにしようか悩んでおります。

GP5000はかなり評価が高いタイヤですが、この方にとっては【とにかく疲れるタイヤ】だそうですw
転がりがいいことを【ラク】と表現する人もいれば、振動吸収がいいことを【ラク】と表現する人もいるわけで。

ただ、こういうのって試してみないとわかりませんよね。
この方がタイヤに求める性能は、どちらかというと振動吸収が第一だということがある意味明確になったわけですので、今後のタイヤ選びでは大きな指標が出来たとも言えそうです。

管理人
管理人
最初から当たりドンピシャ引けばいいですが、失敗は経験しないとわかりませんし。

【このロードバイクはラクだ!】という表現があったとき、その人が重視している【ラク】とは何なのか、そこから検討しないと全く違う解釈にもなりかねないということです。
ラク=アップライトとも限りませんし、ラク=振動吸収性が抜群、とも限りません。
その人その人で【ラク】という感覚が違うことを知っておくといいでしょう。

重量が軽いことがラクだと感じる人もいれば、剛性が高くてパワーロスしづらいことをラクだと感じる人もいるかもしれません。
グラベルロードも面白そうですが、現実問題として自分の乗り方に不必要だなと思うので、買いたいと思うこともないのですが、ロングツーリング的に走るのであれば、いろいろ面白そうなのはグラベルかなと。

あと極論すれば、全ての要求を満たしてくれる自転車って、恐らく無いんだと思います。
だからこそ、ロードバイクは舗装路での速度に特化しているわけですし、グラベルロードはいろんな道を走れるというところに特化しているわけで。
グラベルロードで激軽なら話は変わるかもしれませんが、もはや無いものネダリの世界かもしれません。