ZWIFTでも人気が高い、TACX NEO2がウイグルに登場し、しかも激安です。
TACX NEO2のようなトレーナーは、いわゆるダイレクトドライブと言われる方式で、静音性とトレーニングに向くということで人気が高いものですよね。
それと同時に、固定ローラー台とも言えるので、固定ローラー台はカーボンフレームに悪影響という話もあるわけです。
Tacx – Neo 2
まず、ウイグルで出ているTACX NEO2ですが、122,500円(10月16日現在)となっており、割引率は30%です。
海外通販でもあまり見かけませんし、日本で買えばほぼ定価販売なので、この値段自体は驚くほど安いと思います。
固定ローラー台との大きな違いは、リアホイールを外して直結するという点です。
なのでスマートトレーナー側にスプロケを付ける必要があるので、面倒だからスプロケはホイール用とは別に買っておいたほうがいいですね。
また固定ローラー台とは違い、左右に多少揺れるような構造になっているということもあり、カーボンフレームでも負担はそれほどかからないという説もありますし、いやいや、やっぱ良くないんじゃね?という考え方もあるわけです。
カーボンフレームに固定ローラーは良くないのか?
これについては過去にも書いていますが、
実走では、フレームは複雑に歪みながら前に進みます。
その歪みをリアエンドが逃がしているわけですが、固定ローラーだとリアエンドが固定されている分、歪んだりしなったり変形したフレームの逃げ場がなくなるから良くないというわけですね。
一本の棒を想定して、両端を固定せずにしならせるのと、一方の端っこを固定してしならせるのでは、負荷が違うということは分かると思います。
TACX NEO2のようなダイレクトドライブ式の場合、多少横に揺れるように設計されているようなので、この揺れというのは実走に近づけるため、フレームのしなりの逃げ場を作っているという見方もできるわけです。
※だからといってカーボンフレームが絶対大丈夫という保証はありません。
このあたり、フレームメーカーでも考え方は様々です。
LOOKの場合ですが、
【室内の固定ローラー等】は保証の対象外になっています。
固定ローラー【等】というのがミソでして、ダイレクトドライブ式もこの範疇かなと思うわけです。
で、このフレーム保証問題ですが、実はメーカーサイトを見てもイマイチわかりません。
だいたいの場合、メーカーサイトに書いてある保証の内容のほか、購入したときについてくる保証書のほうに、こういう細かいことが書かれています。
私が知る限り、TIMEとかも固定ローラーを使うなと書いてあった気がします。
ジャイアントなんて、自前でダイレクトドライブ式と固定ローラー台を出していますが、実際どうなんでしょうね。
ちょっと気になったのは、ジャイアントのダイレクトドライブ式のトレーナーですが、
品質保証期間 2年間
フレーム品質保証期間 生涯保証
電気回路品質保証期間 1年間
このように書いてあります。
ここでいう【フレーム】というのは、トレーナーの【フレーム】なのか、フレームをセットしてトレーニングした場合のバイクの話なのか、どっちの意味でしょう?
たぶん前者だろうと思いますが。
で、固定ローラーとカーボンフレームの破断ですが、いろんな意見があります。
だって俺、2年以上使っているけど問題ないよ?
いろんな意見があります。
一番正確なのは、メーカーの保証規定に準じることです。
LOOKについては、メーカーが固定ローラー等を使うと保証対象外だと明言しています。
で、前に頂いた意見で、なるほどなと思ったことがあります。
生涯保証とか言うメーカーでも、結局落車だったり通常使用でフレーム割れたら保証の対象外になるんだから、固定ローラーでフレームが割れても、「それは通常使用で割れたから保証できません」で終了なんじゃないかと思うので、保証が効くかどうかで考えるのも違う気がする。
これは確かに、というところで、生涯保証を謳うメーカーって、保証の対象になるのは初期不良とかリコール相当の話だけなんですよね。
ジャイアントの保証規定を見ても、保証できない事項として
通常の使用において自然に生じた磨耗および劣化。
これは保証の対象外だとなっています。
つまり、ローラー台=通常使用と見なされれば、保証はそもそも効きません。
確かに、どのみち保証の対象外だから、外を走っていて割れようと、ローラー台で割れようと、結局は自腹で買うしかないわけです。
そうなると保証が効くかどうかという観点で考えるのも違う気がします。
ただし、これには1つだけ見落としがあります。
例えばですが、
買って走行距離500キロ
落車歴なし
倒したことも無し
ぶつけたことも無しなぜかチェーンステーにクラックが見つかった
こういう事例があったとします。
たった500キロで割れたなら、一般的には初期不良の可能性が極めて高いですよね。
ところがメーカー側も、お客さんの
という言葉だけをそのまんま信じるかというと、そんなわけないですよね。
本当に初期不良ならメーカー側が新しいフレームを無償で用意するわけですが、お客さんが嘘ついて壊した可能性も考えますよね。
それは見ればある程度わかるようですが、それと同時に
固定ローラー台、使ってないですよね?
と質問されることはよくあるそうですよ。
初期不良の場合は特に。
メーカーも耐久性試験とかやってから売っているわけで、たった500キロで壊れるのは怪しいなと思うわけです。
これについては、お客さんが嘘ついて
と言っても、見ればある程度は分かるようです。
もちろん、こんな早い段階でフレームが通常使用で割れることはほぼありえませんが、こういうイレギュラーな事態のときに、固定ローラー台の使用については必ずと言っていいほどメーカーから質問されるようです。
で、ネットで検索すれば分かると思いますが、そこそこローラー台での破損事例は出てきます。
【ローラー台 フレーム割れた】等で検索すれば画像付きで出てきますし。
で、それに対して、
このように言う人はいます。
プロ選手については、フレーム割れても自腹ではないでしょうから、そもそも関係ないですよね。
スポンサーがくれるものですから。
2年以上問題ない、というのも、人それぞれペダリングでの負荷は違いますし、フレームも違いますし、たまたまそうなのかもしれませんし、何とも言えません。
ただ、結局のところ、ローラー代でフレームが割れても、それについて保証してくれるメーカーはないと思われます。
だから、あとは自己責任でしかないわけで、割れても買い直せばいいという人はそれでいいでしょうし。
もちろんですが、固定ローラーを使えば必ず割れるわけではないと思います。
ただ、安全策としては、
・要らないフレームでやったほうがいいと思う。
・固定ローラーはもちろん、ダイレクトドライブ式でも、無理にバイクを左右に振ってダンシングしたりなどはしないほうがいいと思う。
こんな感じかと。
探せば、中古市場なら3万円とか5万円とかのロードバイクもあるので、
そういうのからサイズが合うのを探して、ローラー台専用にすれば解決するのではないでしょうか?
ローラー台でもダイレクトドライブでも、フレームの性能は別に問われないでしょうから。
私は固定ローラーでもダイレクトドライブでも、【やっぱ怖い派】なので、カーボンフレームではしません。
なのでハイブリッドローラーを使っていますが、
これでも、無理にもがいたりダンシングすればフォークが心配なので、普通にシッティングでクルクル回す程度のことしかしません。
もうこのあたりは、考え方次第です。
固定ローラーでも問題ないと思うなら、好きにすればいいでしょう。
ただ、メーカーの説明書で固定ローラーしないように書いてあるなら、それは従ったほうがいいでしょうね。
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TACXのダイレクトドライブ式ですが、この値段なら激安なのは間違いありません。
ZWIFTしたい人は、できれば要らないフレームを用意した上でやったほうがいいのかなと思ってます。
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