狭い峠道とロードバイク。【いつか大事故が起こりそう】という声が。

ヤフーニュースに出ていた記事ですが、国道162号という京都の道路にて、

自転車が集団で走る姿に不安を感じる人も少なくない

いつか大事故が起こりそう

という声が上がっているそうです。
京都のほうは全く知らないのですが、どんな状況なのか見てみました。

国道162号とロードバイク

ニュースがあった記事はこちらです。

ウィキペディアで見ると、京都市から敦賀市を結ぶ全長126キロの国道で、途中区間は周山街道と呼ばれ、山岳地帯で片側一車線の道路のようです。

道路状況としては、路肩も狭い感じのようですね。

適度に登りがあるようなので、こういうコースはロード乗りにとっては行きたくなるポイントといえそうです。

さて、ヤフーのニュースによると、

北区中川で木材家具店を営む男性=西京区=は「店周辺の周山街道は道幅が狭く、急カーブでトラックもよく通る」と指摘した上で「自宅から自動車で通っているが、自転車とぶつかりそうになったこともある」と心配げに話した。
午前10時。店の前を2台の自転車が坂を下って行った。後方の自動車は追い越すことができず、前方からは対向車がやってくる。一歩間違えれば事故になりかねない状況。週末にはよくある光景という。

観察を続けた。5台が縦一列に並んで規則正しく走る集団があった一方、自転車2台が並走して車道をふさぎ、後方の自動車からクラクションを鳴らされるグループも。道路交通法違反に当たるが、自転車をよけるために自動車が黄色いセンターラインを越える場面も見た。約3時間で自転車25台が通過した。

併走はありえないですね。
なぜこういう狭い道路で併走するのかはかなり疑問ですが。

ただ、日曜日の朝に3時間で25台の自転車が通過したというのは、これが多いとみなすのか少ないとみなすのかはちょっと不明です。

個人的に疑問なのは、インタビューを受けた男性。

宇治市の40代男性は「自転車をきっちり整備し、装備も調えている。よく走る道なので危ないとは感じない」と言い切った。一方、家族3人でサイクリング中の会社員男性(53)=大阪府枚方市=は「道が狭くて危ないのは確か。自転車と自動車が共存するためには、互いにマナーを守って走るしかないのでは」と話し、秋の周山街道を駆け抜けて行った。

よく走る道だし、整備しているから危険性は感じないというのはある意味では凄い気がします。
よく走る道でも、これほど狭い道路だと何回通っても危ないと感じそうなもんですし。
私も、何回と通っても怖いなと思う道路は正直あります。
あと、整備しているから大丈夫というのは、この状況では意味が違うと思うのですが・・・
あくまでも走行する上で、道路状況が安全か危険かという質問でしょうから。

危険性が有ると感じる人と、危険性はないと感じる人、感覚的なものなので人それぞれ印象は違うでしょうけど。

案の定、コメント欄はロード叩きの会場へ

まあ、この手のニュースが出ると、案の定と言ったらおかしいかもしれませんが、ロードバイク叩きの会場となってます。

免許もなく減点や罰金もほぼなく
せめて速度の出るロードバイクなどは免許を設けて減点、罰金、免停 などを整備した方が良いのでは無いでしょうか? 平気で逆走 信号無視 走行不可の峠などかなり無法地帯になってるとおもいます

先日、車で碓氷峠に行ったときも似たような状況でした。
しかも下りで曲がりきれず車線をはみ出したり、道の真ん中を通ってたり、突然道路の端から目の前に飛び出してきたり。
残念ながらマナーは最悪です。
自分もロードバイク乗りますが、自分が気を付けてやらないようにしてることを、ことごとくやってくれてイライラします。ホント残念。

トラック運転士してますが
こんなのざら。

車と同じ宜しく右折レーンに入って
挙げ句転倒とか
マジで迷惑でしかない

手信号してくれるグッドマナーな方もいらっしゃいますが、ほぼ無謀です。

信号無視(歩行者扱いと自動車扱いの併用)も多いです。
軽車両の道交法をもっと強化して欲しい。
事故になれば大きい方が悪くなることは確実なので。

自転車の整備、装備の話ではなく、乗っている人のマナー、モラルの問題。それも解らない時点で既に大問題。

首都圏山間部でも週末には良く見る光景です、単独ならまだしも集団になると厄介、マナーあるリーダーが引っ張っている集団もあれば自由に追い越しを掛ける集団もあり、自動車ドライバーとしては出会いたくない。

残念ながら、多くに人はロードバイクに対していいイメージを持っていないという現実ですね。
まあ、今に始まったことでもありませんけど。

で、例えば併走するとか、信号無視するとか、センターライン寄りを走っているとか、右折レーンに入るとか、違反行為については大いに糾弾されるべきでしょう。
同じロード乗りとして、情けなくも恥ずかしくも思いますし。

あえて法的な話をしますが、自転車が車に対して、道を譲らないといけないという法律はありません。

追いつかれた車両の義務として進路を譲ることは、ロードバイクには関係ないという話。

この条項について勘違いしている方も多いようですが、法を厳格に適用すれば、ロードバイクに車が追いつかれたとしても、道を譲る義務はありません。
原付の場合、車に追いつかれた場合には左に寄せて道を譲る義務があります。

その上で前にも書きましたが、なんで車道を走るロードバイクがここまで叩かれるか。

歩行者でも車でもマナーが悪いのはいるのに、なぜロードバイクだけ目の敵にされる?

これってマナーが悪いロードバイクが多いということも一つの要因ではあると思うのですが、個人的には一番の問題は、法的な経緯のほうだと思ってます。

道路交通法では、自転車は車道であることはずっと昔から変わっていません。
それが道路を走る車が増えたことなどにより、1970年代に自転車は歩道を走ってもいいと法改正されたわけです。

これにより、

いろんな人
いろんな人
自転車は歩道だよね

というのが一般化してしまったのが最大の問題です。

2007年の法改正で、歩道を走る自転車については

・自転車通行可の標識がある歩道
・12歳以下、もしくは70歳以上のもの
・車道等の状況に照らして自転車の通行の安全を確保するため、歩道を通行することがやむを得ないと認められる

このようになり、再び【自転車は原則として車道】という概念を持ち出したわけですが、多くの自転車、つまりママチャリはいまだに歩道を走ります。
そして1970年代~2007年までの間に、【自転車は歩道を走るもの】という感覚が日本人の中で一般化されたのが問題だと思ってます。

そして原付が速度制限があるのに、自転車には速度制限が無いこと、追いつかれた車両の譲る義務なども、なぜ原付には制限があるのに、自転車には制限がないのか?と不満に思っている人も多いのかと。

だから、車道を走る自転車は、法的には車などに道を譲る義務はないのに、

いろんな人
いろんな人
ロードバイク、マジで邪魔

こういう感覚につながっているのではないでしょうか。

で、ここで言いたいことですが、法的には道を譲る義務はないのだから・・・と権利を主張したいわけではありません。
権利ばかりを言い出したら、世間の大半は非サイクリストなわけで、受け入れてもらえるとも思いません。

現実問題として、

車のほうがロードバイクよりも速い

ここに異論がある人はいないでしょう。
なのでこういう狭い峠道を走るときは、後ろの状況を時々確認して、車やトラックなどが追越しづらそうにしているときは道を譲ってあげてもいいんじゃない?と思うわけです。
ロードバイク渋滞が起こるだけですし、そもそも車が追い越しする時にはリスクが高いのはロードバイクのほうですから。

よく、

いろんな人
いろんな人
車に幅寄せされた!

と憤慨しているロード乗りの方はいます。

幅寄せする奴も悪いんですけど、幅寄せしたくなるようなウザイ走り方している可能性も考えてもいいのでは、と思うんです。
もちろん、ウザイと思ったから幅寄せが正当化されるわけもありませんが、同じ道路を使っているわけだし、お互いに気持ちよく走れるにはどうしたらいいのかを考えてもいいのではないでしょうか?
権利ばかりロードバイクが主張しても歩みよりもないですし。

で、私はこのサイトで、なるべく狭い道路では後続車に先に行かせることを推奨しています。
例を挙げるならば、赤信号で待っているときに、無意味に前に出ない。
すり抜けて前に出ても、どうせ速度差の問題から車に追い越しされます。
追越されるときに幅寄せだなんだと危険が伴うわけですので、最初から後ろで待機すればよい。

ほかにも、信号待ちで後ろからトラックが来た場合、左側にスペースがあればそちらに避けてトラックを先に生かせたりします。
理由は、トラックに追越されるのって怖いんで。
トラックの運転手も、こちらの意図を汲み取ってくれて、手で合図されたりします。

下りで走行しているときも、後ろに渋滞の気配や追越したそうな気配を感じたら、退避場所があるならそちらに逃げて先に行かせることもあります。

で、何がいいたいかと言うと、法的には自転車が車に追いつかれて道を譲る義務はありません。
でも、歴史的経緯からも明らかなように、多くのドライバーは車道をロードバイクをウザイと思ってます。
それに拍車をかけるように、ロードバイクが併走していたり、信号無視していれば、

いろんな人
いろんな人
やっぱロードバイクはマナー悪い!

と敵視されるだけです。

敵視されていいことは一つもないので、だからこそ交通法規遵守、マナー遵守で先に車を行かせるくらいの譲る気持ちがあったほうが、車道を走るロードバイクも認められやすいと思うんですが。

狭い道路で、5人でトレイン組んで走っていれば、後ろの車は追い越しのタイミングが非常に難しくなりますよね。
特にコーナーリングが多い道路だったり、対向車も来ているのであればなおさら。
そして無理に追越されて幅寄せされた!と騒ぐ結果にしかならんのです。

世間からロードバイクはよく思われていないわけで、だからこそルール遵守、マナーも良過ぎるほどという感じじゃないと、こういうロード叩きの記事は出てくる一方な気がします。

ロードバイクに乗る上で大切なのは、車のドライバー目線。
自分が車のドライバーだとして、これされたらウザイわ、これされたくないわ、ということをしないのがマナーではないでしょうか。

本当は自転車専用レーンを整備してくれたら解決するんでしょうけど、こんな狭い道路にそんなもん作れるわけもないので。
限りある狭い道路、お互いに譲り合う気持ちさえあれば問題にはならないと思うんですが・・・

あと、個人的に気をつけていることですが、有名になりすぎてロードバイクがうじゃうじゃしている道路はなるべく走りません。
ヤビツ峠なんてその典型。

ヤビツのふもとでは、地元住民がハイスピードで下ってくるロードバイクの恐怖に晒されているわけですが、

クライマーに人気のヤビツ峠に制限??マナーの悪さが問題に。

他人に迷惑がられる趣味なんてイヤですからね。

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