おすすめの輪行袋はどれなのか?6つの輪行袋を使ってみての感想を。

よく聞かれることですが、

いろんな人
いろんな人
おすすめの輪行袋ってどれですか?

このように質問されることがよくあるのですが、確かに輪行袋って巷ではかなりの種類がありますよね。
実は私、今まで試した輪行袋は計6個あります。
現在も手元にあるのは4つですが、6つ使ってきて感じたこと、思ったことがありまして。

今までの輪行袋の遍歴

まず、謝罪から。

私は最初、クロスバイクからこの世界に入ったのですが、初期の頃、後輪を外さない輪行袋が違反であることを知りませんでした。
これを知ったのは、ロードバイクに乗り換えてちょっと経ってからです。

一番最初に買ったのは、いろいろ調べたのですが、なんだっだっけな・・・といろいろ検索してわかりました。
タイオガの84Nというものです。

後輪を外さない(←違反)、重量は1.7キロと超ヘビー級、両サイドにホイールポケットが付いているという代物でした。
重すぎて、走行中に輪行袋を持ち運ぶことは不可能なレベルです。

次に使っていたのは、これまた違反ですが、タイオガのコクーン。

これはサドルが飛び出ている&後輪を外さないという、ダブルパンチの違反商品です。
これを買ってちょっと経った頃に、前後輪外さないと違反、サドル飛び出ているのは違反だと知り、ものすごく恥ずかしい気持ちになったのを思い出します。

次に買ったのは、これは厳密には輪行袋ではありませんが、エイカーのバイクポーター。

これは宅急便での配送用に買ったのですが、知人に譲ったので一度しか使っていません。

次は、ちゃんと前後輪外すタイプを買わないと、ということで、定番のオーストリッチのロード220。

これはまあまあ軽量、そこそこ生地が厚め、前後輪外すタイプです。
袋の中の両サイドに、ホイールケースがあります。
持ち運びはギリギリできる程度。

無理すればボトルケージに入るけど、基本はバックポケットに入れていたり、サドルの後ろに付けていた事もあります。

次に買ったのは、R250の超軽量輪行袋。

前からオーストリッチのロード220を持っていくのは重すぎると思っていたので、普段のサイクリングでの緊急用として超軽量を試してみたかったので購入。
このように、


(左がロード220、右がR250超軽量輪行袋)

かなり小さいので走っているときも邪魔にならないのがポイント。

最後が、ごっつ株式会社さんから提供いただいた、ゴリックスの横型輪行袋のGx-Ca2。

横型なので、どうしても横に大きくなる欠点がありますが、地上高の問題から縦型だと身長が低い人は引きずってしまうので、身長が低い人は横型がマスト。

(画像は読者様提供。身長152センチの女性)

サイズ感は、R250超軽量輪行袋と比較するとこんな感じ。

(左がR250超軽量、右がゴリックス横型)

ゴリックスの横型は生地はやや厚め、オーストリッチのロード220に近いくらいかそれより厚めでしょうか。

このように、いくつかの輪行袋を使ってきたわけです。
後輪を外さないタイプは、鉄道では違反になるので原則として使えません。
フェリーなどでは問題ないこともあるようですが、違反になる可能性が高いのでここでは取り上げません。

あくまでも、
・普通レベルの厚さ(縦型)
・薄手の超軽量(縦型)
・普通レベルの厚さ(横型)

この三つで考えてみます。

厚手、薄手、縦型、横型のメリットとデメリット

生地が厚い、生地が薄い、縦型、横型でのメリットとデメリットです。

生地の厚み メリット デメリット
厚手(ロード220やゴリクス横型など) 雑に扱っても破れにくい 重量が重くなる

畳んでも大きくなる

薄手(R250超軽量など) 重量が軽い

畳むとかなりコンパクト

破れそうなほど薄いので取り扱い注意

まず輪行袋にロードバイクを袋詰めにするとき、初心者さんに多いのは、なかなか閉まらないと思って袋を引っ張ってみたりすること。
生地が厚手なら別に引っ張ったくらいでは破れません。
引っ張ったときに、何かに引っかかっていても、破れそうな気配はありません。
オーストリッチのロード220やゴリックスの横型はこれに該当します。

一方、生地が薄手だと、何かに引っかかっていることに気が付かずに迂闊に袋を引っ張ると、破れそうなほど薄いです。
なので持つときも地面に擦らないように、袋詰めするときも慎重な作業が必須です。
これはR250の超軽量輪行袋が該当します。

次に、縦型と横型のメリットとデメリットです。

メリット デメリット
縦型(ロード220やR250超軽量など) 電車内では最もコンパクト エンド金具が必須

高さがある分、身長が低い人だと地面に引きずったり、階段でぶつかる

横型(ゴリックス横型など) エンド金具が不要

身長が低い人でも引きずりにくい

電車内ではデカイのでやや迷惑感

持つときは前後方向に長いので、ぶつからないよう注意

エンド金具が必要なことはデメリットに入れてますが、これは必ずしもデメリットとも言えません。
別に難しいものでもないですし、エンド金具があることで、チェーンをフックさせてフレームの保護が出来るからです。

エンド金具を使わない横型の場合、後輪外しているのでチェーンがだらんと下がってフレームに当たります。

なのでここをフレームカバーなどで保護したほうがベストです。

これ目的のフックも売ってますが、エンド金具を使う縦型の場合、エンド金具にチェーンを通すだけなので部品点数が減るというメリットも。
(エンド金具よりもフレームカバーのほうがかさばる)

輪行のスタンスから選ぶ方法

輪行と言っても、様々なタイプがあります。
ここではタイプ別に考えてみます。

走行開始点と走行終了点が同じ場合

例えばですが、富士五湖をサイクリングしたくて、富士急行で富士山駅まで行った。
帰りも富士山駅から帰る予定なのであれば、輪行袋は駅のコインロッカーにでも入れておけばいいので、超軽量にこだわる必要性もありません。

こういう場合、やや厚めの輪行袋でも、重量が重い輪行袋でも、どうせ走行中には持っていませんので気にする必要もありません。

なので超軽量でもいいですし、厚めで重いものでもいいでしょう。

ちなみに、確実に泊まる宿が決まっているなら、バイクポーターみたいなので発送でもいいわけです。
ただし、先に宿泊先に、事前の荷物輸送と発送が可能なのか確認が必要です。

走行開始点と走行終了点が違う場合

例えば、富士急行で富士山駅に行き、富士五湖をサイクリングしたのち、御殿場まで下っていき輪行して帰るような場合です。
この場合、輪行袋はロードバイクで走っているときも常に持っている必要があるので、超軽量、軽量のもののほうがラクでしょう。
バックポケットに入れるでも、サドル下に括りつけるでも、ボトルケージに入れるでも、あんまり重たいと走り自体が楽しめないです。

厚いほうが保護性能は高い?

厚手の輪行袋のほうが、中身のロードバイクの保護性能が高い・・・と言いたいところなんですが、これについては破れない限りはさほど変わらない気がします。
理論上は厚手のほうがクッションがある、と言えそうな気もしますが、厚手と言っても例えばオーストリッチのOS-500のようなトラベルバッグであれば多少の緩衝材が入っているので保護性能は上がりますが、厚手の輪行袋はクッション素材が入っているわけでもないので・・・

ロードバイクに傷が付くかどうかは、中身をきちんとバンド止めしているかどうか(動かないようにしているかどうか)、荒っぽく置いたりしてないかどうかに依存します。

輪行袋の中身は、バンドで車輪をしっかり固定しておくことが大切で、動かないようにきちんと固定できるかが問題です。
少しでも動くなら傷の原因になりかねないわけで、バックルが付いたバンドできちんと固定できるように練習するしかありません。
マルトのバンドも手軽に出来ると人気があるようですが、

バンドに比べると固定力は甘いので、傷の原因になりやすい気がします。
あと、厚手の輪行袋でも、雑に扱えば傷の原因になります。

用途と目的で選ぶことが大切

どの輪行袋がオススメなのかですが、どのようなコースを走る輪行なのか、身長はどうなのか、経験値がどうなのか次第です。

身長が低い人であれば、横型がおすすめ。

輪行といっても持ち上げて歩いている時間はそれほど多くない(ほとんどの時間は電車内で置いているだけとはいえ、田舎のほうとか行くとエレベーターもなく階段しかない駅もあります。
身長が低い人が縦型を使うと、どうしても階段が鬼門になりますので、横型のほうがベストでしょう。

逆に言えば、それ以外の人は縦型のほうがいいと思います。
エンド金具があると、きちんと取り付けできるか不安だとか、エンド金具を持っていくのが面倒、と感じるかもしれませんが、横型の場合であっても、チェーンとフレームの接触を保護するために、フレームカバーだったりフックだったりなど何かしら必要になります。

それなら、エンド金具でチェーンも一緒にしたほうがラクです。
なので身長が高い人が横型を選ぶメリットはあまりありません。

超軽量、軽量、ノーマル、と袋自体の厚みにも違いがありますが、超軽量は走っているときに持ち歩くのでも荷物にならないメリットはあります。

こちらはR250の超軽量輪行袋。

軽いし小さいので、バックポケットに入れても、ボトルケージに入れても問題ないサイズです。
デメリットは、下手な人は袋詰めしているときに下手に引っ張って破く可能性があるくらいかと。

ノーマルくらいの厚みのものだと、多少雑に扱っても破けにくいというメリットはあります。
ただし、乗っているときにロードバイクにつけるのはややデカイ。

オーストリッチのロード220。

ボトルケージに入れると、ペダリングで少し足を擦る感じがしますので邪魔です。
サドル下につける方法もありますが、どうもプランプランとしてしまうので好きではありません。

逆に、駅の今ロッカーに輪行袋を置いて走りにいけるとかであれば、輪行袋の重量は全く気にする必要はないでしょう。

初心者さんが一番使い勝手がいいとしたら、おすすめはこちらになります。

R250の軽量輪行袋。
超軽量のほうではありません。

これを勧める理由ですが、超軽量のほうもそうなんですが、最後の袋とじがジッパーではなくキンチャクになっています。

初心者さんにありがちな失敗なんですが、袋詰めするときにどこかで袋が引っかかっていたりなどでジッパーが閉まらないと言う人がいます。
それを無理矢理ジッパー閉めようとしてジッパーごと破壊する方もいるので、キンチャクのほうが初心者さんは使いやすいかと。

それでいて、超軽量ほど薄手ではないので、耐久性もあると思いますし、R250のものはスプロケカバー、フレームカバー、エンド金具、バンドが不足しています。
また説明書も充実しているので、説明書どおりにやれば、初心者さんは時間はかかるでしょうけど、完成できると思います。

R250の軽量については、このようなサイズになっているので、

オーストリッチのロード220と同じくらいの厚みなのかなと思います。
なのでオーストリッチのロード220でもいいのですが、オーストリッチのロード220の場合、袋の内部にホイールケースがあります。
これが実は無駄な機能でして、ホイールケースに入れると、ホイールがガチャガチャ動いてしまい、傷の原因になります。
なのでホイールケースを使わないようであれば、ロード220でもいいでしょう。

あとは走行中に、どこに輪行袋をつけて走るか、という問題ですが、画像のようにサドル下に設置できるようなバンドが付いているものも結構あります。
私の場合、ここにサドルバッグがある関係でこのように設置できないので、ボトルケージにスッポリ嵌るサイズがベスト。
リュックなどに入れるという方もいますし、走行中にどこに設置するのかも考えてサイズを選んだほうがいいかもしれません。
サドルバッグがあればサドル下には取り付けできないことも多いので。

超軽量の輪行袋については、ある程度輪行に慣れてからにした方がいいと思います。
全くの初心者さんが使うには破くリスクがありそうかなと・・・

そんなわけで、初心者さん向きなのはR250の軽量輪行袋をおすすめします。
間違ってもゴミ袋とか、前輪しか外さないタイプは厳禁です。

最近はショップで輪行講座みたいなのをやっているところもあるので、そういうところでコツを教えてもらうのもいいと思います。
どうしても文章とか、動画だと細かいコツって伝えられませんので。