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安全にダウンヒルをこなすために。先日の下ハンの話の続きを。

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何回か書いている、下りでの下ハンドルを使う人が減っている??という話。

今、下ハン童貞が増えているのではないかと危惧しているのですが。草食系男子?
ここ数年で凄く感じることなんですが、下ハンドルを全く使わないローディー、つまり下ハン童貞が増えているのではないかと思っています。 別に無理して使う場所でもないと言ってしまえばその通りなんですが、いろいろと思うところがありまして。 下ハンドル...
下りで下ハンドル使わない人が増えている。だけど安全性のためには下ハンドル推奨です。
先日書いた、下ハン童貞の話ですが、 ずっと前から、普通にサイクリングしているときの前にいる知らないローディーだったり、サイクルイベントに参加したときのライダーの動きを見ていて、下りで皆さんブラケットポジションだったのでずっと気になってました...

記事中では下ハンドルかどうかだけに焦点を絞って書いたのですが、下りで大切なことは当然ですがもっとあります。

下りのポジション

ちょうど、GCNジャパンの動画でありました。

この動画の中で下りで大切なポイントとして、
・ブレーキング
・視線
・下りでは無理をせず、集中力を

 

こんなところですね。
一つ目のブレーキングというのは、リムブレーキでブレーキ掛けまくって下ると熱膨張からチューブ内圧が上がってパンクしやすい話や、カーボンリムの破断のことですね。
このあたりはディスクブレーキ派の方にはあまり関係ないことになります。
視線というのは、やや遠くを見るということや、コーナーリングで視線をコーナーの出口に持っていくこと。
これ、意外と知らないという方もいるようなのですが、視線をコーナーの出口に向けるだけで、コーナーリングで膨らむことがかなりなくなります。

 

動画中の土井さんのポジション見ればわかると思いますが、やはり下ハンドルの場面が多いです。
これが下りの基本ポジションです。

 

こういう意見も頂いてます。

読者様
読者様
85kg超な私はブランケットポジションでは下りを十分に減速できず非常に怖い思いをします。
なので下りは直線ではブランケットポジションで極力風の抵抗を増やして加速を鈍くして、コーナー手前で下ハンで十分に減速してコーナーに入るようにしています。

長い下りで下ハン続けざる得ないのはかなりしんどいので、ブランケットでも十分な制動できるなら正直うらやましいです。

 

下ハンドルになると、下りでは勝手に速度がドンドン上がっていきます。
空気抵抗がいかに大きいかを表していることですが、下っている最中にハンドル持ち替えるのが私は怖いので、ハンドル持ち替えるとしたらダウンヒル中でも平坦に切り替わったところだったり、登りに切り替わるポイントだったりです。

 

そもそも峠道の下りだと、直線と呼べるような場所が少ないので・・・

 

で、下りで下ハンドルだとどんどん速度が上がってむしろ危険ではないか、と思う人もいると思うんです。
これはある意味ではその通りですが、それを下ハンドルからのブレーキングでうまくコントロールできるように練習したほうがいいのではないかと。

 

ダウンヒル中、ずっとブラケットで速度を落としながら下る・・・となると、基本はブレーキを当て効きさせっぱなしになると思います。
ディスクブレーキなら問題にはならないでしょうけど、リムブレーキだとカーボンリムだと完全アウト、アルミリムでもそれなりにブレーキ熱でリム温度が上昇するので、ラテックスチューブだと溶けてしまった事例も聞いてます。

よく、

読者様
読者様
カーボンリムにラテックスチューブは禁止

 

と言われますが、アルミリムであっても、長い下りでブレーキを当てっぱなしにした結果、ラテックスチューブが溶けてパンクした事例は知ってます。

私がアルミリムなのに、後輪だけラテックスチューブ(前輪はブチル)にしているのも、そういう理由だったりします。
実際、峠の下りを前輪もラテックスチューブで下ったことは何度もありますし、いまさらブレーキ当てっぱなしで下っているわけでもないので大丈夫だろうとは思うのですが、溶けた事例を知ってからちょっと怖くなったと言いますか・・・
時速50キロの下りで、前輪のチューブが溶けてしまったら爆死することは必至ですので・・・

 

そういう意味でも、ディスクブレーキと言うのは初心者でも安全性が高いという見方もできます。
リムのブレーキ熱とか、一切関係ないのがディスクブレーキなので。

 

下りの下ハンドルでブレーキによるコントロールは、当て効きさせっぱなしではなく、要所要所で軽く・ゆっくりブレーキを引いてコントロールです。
下ハンドルから思いっきりブレーキ引けば、それはそれで吹っ飛びます。

 

前に読者様から、

読者様
読者様
ヒルクライムすれば下りも当然あるので、軽量クライミングフレームと言っても、これからはディスク推しのほうがいいのでは?
初心者には特にディスクのほうがいいと思います。

 

このような意見を頂いてます。
これは下りの安全性だけを見たら、その通りです。

 

ですが、登りは少しでも軽いほうが有利ですし、軽量クライミングフレーム、例えばLOOK785 Huez RSでも、リムブレーキとディスクブレーキでは重量差があります。
どっちをメインで捉えるのか、つまり登りを楽しむのか、下りの安全性を優先するかになると思うのですが、私の考えとしては軽量クライミングフレームと言っているくらいだから、やっぱ楽しみは登りでしょ!と思ってます。

 

その代わり、リムブレーキでの下りは、ディスクブレーキよりもテクニックが必要です。
アルミリム&ブチルチューブであれば、ブレーキ熱でチューブが溶けることもないでしょうから、ブレーキ当てっぱなしで減速して下るのでも問題ないです。
クライミングという観点からすれば、軽量なカーボンホイールを使いたいとなるわけで、そうなれば今度はブレーキ熱の問題を考えないといけませんし、そこはディスクブレーキよりもテクニックが必要かと・・・

 

ディスクブレーキでダウンヒルしたことがないのですが、ブラケットでも十分な制動力が得られているのでしょうか??
リムブレーキだと、峠の下りでブラケットポジションで下るのは、私は怖くて出来ません。
下ハンドルじゃないとスピードコントロールしきれない。

 

でも峠道とか行くと、多くの方がブラケットで下っているようなので、あれはブラケットポジションで握力全開で頑張っているだけなのか、余裕でスピードコントロールできているのか、どっちなんでしょう・・・???

下りで注意したほうがいいこと

私が思うにですが、下りで注意すべきポイントは、

 

・スピードコントロール
・重心
・ブレーキング
・視線

 

この4つだと思います。
まず、自分でコントロール不能なレベルの速度まで上がってしまったら危ないので、速度のコントロールは必須ですよね。
なのでこれはブレーキングとも関わりますが、下りでは下ハンブレーキのほうが圧倒的にラクなので、下ハンブレーキを推奨です。

 

長い下りでも、勾配が変わって平坦になるポイントもありますし、登りに変わるポイントもあるわけで、そういうときにハンドル持ち替えて休む。

 

GCNジャパンの動画でも言っているように、集中力切らしていると危ないので、疲れてきたなら一旦休憩というのもアリ。
これはちょっと違う問題ですが、峠道で後ろから車が来ていると、特にトラックなどの大型車が来ていると怖いですよね。
そういうときにトラックを先に行かせるだけでも、精神的な安心感が増しますので、そういうときもどこか安全に対比できる場所があるなら大型車を先に行かすこともいいでしょうし。

 

あと、下りは平坦よりも速度が上がりますが、速度が上がっている状況では重心が低いほうが安全です。
特にコーナーリング。
ブラケットポジションではうまく曲がれません。

 

最後に視線。
視線をコーナーの出口に向けるというのはオートバイでは当たり前のテクニックですが、これをするだけでコーナーリングで膨らみづらくなります。

 

下ハンの件、下ハンドル使ったことないという方もいましたし、確かに下ハンドル使って下っている人が少なくなったなと同感してくれた方も結構いました。
自転車の下りって、跨ってハンドル握っていれば勝手に落ちていくわけですが、スピードが出る分だけやっぱ危険性は上がります。

 

大原則は

自分がコントロール不能な速度域にいかない

これが大原則。
そのコントロールをどうするのか?という点では、下ハンドルでこまめにブレーキングかける方法が最もラクだし安全だと思います。

 

でも土井さんも動画中で下ハンに触れてないようなので、最近はやはり【下りは下ハン】と教えることが少ないのでしょうか???

 

下ハンのほうが絶対的にラクだと思うのですが。

 

ちなみに、いくら低重心だからといっても、これはマネしちゃだめですよw

プロ選手がやるのは好きにすればいいですが、一般サイクリストはコントロールできないで爆死する可能性もあります。
ただし、こうすることでフレームの安定性を出しているという話もあるので、難しいところですが・・・

 

これも、序盤はほとんどブラケットポジションですね。

4:25あたりのヘアピンカーブ、私はこれをブラケットはさすがに怖いかな・・・
ただしこのヘアピンカーブ以降は、下ハンドルに持ち替えているようです。

 

こちらもブラケットですね。
盛大に落車してますが・・・

コメント欄で、【下りは下ハン】とツッコミが入ってますが。

 

プロレースはさすがに下ハンドルですね。

こちらの方は序盤はブラケットですが、途中から下ハンドル。
時々ブラケットに持ち替えたりして休んでいる感じでしょうか。

下ハンドル怖いと思う人もいるかもしれません。
まず、下ハンドルで操作できるポジショニングになっているかの確認をして、それから下ハンドルは試したほうが絶対にいいです。
下ハンドルに慣れてしまうと、逆に峠の下りでブラケットなんて怖くてしょうがないくらいになります。


あと、バーテープも滑らない素材のものを使うことですね。
下りでハイスピードになったときに、リザードスキンズでよかったといつも思います。


Lizard Skins – DSP バーテープ

どうでもいいんですが、こういう馬鹿はホント迷惑。

これ、たぶんですが自転車乗入禁止の場所じゃないかと思うのですが。

 

あと、最後に追記。
峠の下りだと、左端が道路が荒れていたり、落ち葉みたいなので埋まっていることがあります。
また落ち葉や木の枝でわかりづらいけど、実は排水の溝がある場合もあります。

 

なので左端に寄りすぎると、落ち葉などでスリップしたり、道路の凹凸に引っ掛かったり、水に落ちることがあります。
なので左に寄りすぎないことも大切なのですが、車通りがそこそこある峠の下りだと、下手に中央寄りに寄ると当然ですが邪魔です。

 

なのでこの加減は難しいところですが、どちらにせよ、知らない道路、初めて走る道路は何かあると思って警戒し、いつでも緊急停止できるようなコントロール出来る速度にしておくことも大切です。

 

知らない道路で調子乗ってスピード上げているときに、いきなり180度コーナーとか現れたら、曲がり切れず爆死する危険性もありますので。




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