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次期デュラエースR9200、コンポもそうですがホイールがどう変わるのかも大切です。

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次期デュラエース、R9200についてはいまだ情報はありません。
今年出るだろうと言われてますが、詳しくはわかりませんが、2020年には出ないと説明しているプロショップもあるとか・・・

 

さて、もしデュラエースがモデルチェンジしたとなると、一番の気になるポイントは当然コンポです。
12速化するの?無線変速は?リムブレーキはまだやるよね?などいろんな予想はあるでしょうけど、個人的に注目したいのはホイールのほうです。

R9100系デュラホイールの特徴

R9100系デュラエースのホイールの特徴ですが、大雑把に言うと以下の通り。

・アルミ(カーボンラミネート、カーボンフード)構造はリムブレーキ用だけ。しかもナローリム(C15)で、ワイドリム化という時代の流れには乗り切れず。(C50,C60はワイドリム)

 

・9000系時代はC24,C35,C50というラインアップだったのが、R9100系ではC24、C40,C60となった。
しかし、アルミリム系はC40=35mmハイト、C60=50mmハイトとなっており、9000系と変化が無いにも関わらず、リムハイトが上がったかのような錯覚を起こさせた。

 

・アルミリム系は、実質的に何も変わってないはずなのに、全て重量が大幅に増した。

 

・カーボンクリンチャーはディスクブレーキ用だけ。

 

・リムブレーキ用のカーボンホイールはチューブラーだけ。

シマノホイールの中で売れ筋だと思われるのが、アルミリム系(カーボンラミネート、カーボンフード)。
名前が変わったのにリムハイトは同じという珍事、しかも大幅に重量は増加という意味不明な状態だったのがR9100系ホイールの特徴です。

9000系 R9100系
C24 1387g 1453g +66g
C35(C40) 1494g 1508g +14g
C50(C60) 1785g 1851g +66g

このように、最大66g増加しています。
これについては一度シマノに聞いてますが、リムの製造方法を見直したらしいですが、基本的には同一のリムだそうです。
重量が増えたのは、計測したサンプルの問題、つまり9000系時代は軽い固体がたまたま選ばれて、R9100時代は重めの固体が選ばれた?とか。

 

しかし、軽量性がウリのC24が、1300g台なのか1400g台なのかは、正直売れ行きにも関わります。
R9100-C60の後輪なんて1000gオーバーしてしまってますが、9000-C50時代は900g台だったわけで。

 

重量増加の時点でユーザーから敬遠され、ナローリムであることも敬遠材料だったのかもしれません。
今、シマノホイールについては、サッパリ見かけないというのが定説です。
プロチームはシマノホイールを採用しているところが多い割には、さっぱり売れないのがR9100系デュラエースホイールの特徴かと・・・

 

値上げがあったことも関係するかもしれません。
あと、C40と言いながらリムハイトが35mmだったりなど、騙しっぽい要素も良くなかった気がします。
https://roadbike-navi.xyz/archives/1714/

これ、私は最初からスペック見ておかしいなとは思ってましたが、プロショップのブログとかでも

いろんな人
いろんな人
R9100になって、C35がC40とリムハイトが5mm上がって空力が向上しました!

 

などと書いているところも結構あったので、プロショップですら騙されるというオチはまずかったかなと・・・

次期デュラエースで起こりうる変化

大きなポイントは二つ。

・ナローリムのC24とC40がワイドリム化するかどうか?

 

・リムブレーキ用のカーボンクリンチャー(チューブレス)を出すかどうか?

シマノがカーボンクリンチャーに消極的な理由は、ブレーキ熱によるリム破壊を恐れてというのが定説。
なのでディスクブレーキ用はあります。
ディスクブレーキはブレーキ熱とか関係ないし。

 

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で、アルミリム系のC24とかC40がワイドリム化したとしても、たぶんさほど売れません。
ワイドリム化=重量増加ですし。
C24とC40については、アルミリムにカーボンラミネートをしているリム構造ですが、このリム構造のせいでクソ高いというのが最大の難点かと。

 

アルミリムの製造については、マヴィックが一番精度が高く、軽量です。
マヴィックの特許に引っかかるからなのかアルミリムにカーボンラミネート構造で軽量化しているわけですが、問題点はクソ高くなるということでしょう。

 

で、シマノホイール起死回生の一発があるとすれば、リムブレーキ用のカーボンクリンチャーでしょう。
できればカーボンチューブレス。
これを他社よりも安く出せれば、シアノホイール人気が出る可能性はあります。

しかしながら

たぶんですが、シマノはリムブレーキ用のカーボンクリンチャーは出さないだろうと予想してます。

 

近年、カーボンリムの放熱性は上がってますが、ボーラでもROVALでも何でもそうですが、峠の下りで思いっきりブレーキを当て効きのまま何十キロと下れば、やっぱ持ちません。
なので下りが下手な人には、リムブレーキ用のカーボンクリンチャーは最悪で、すぐにぶっ壊す可能性が高まります。
ポンピングブレーキで、前後のブレーキをポンプするように使うとか工夫は必要。

 

恐らくここが、シマノの求める耐久性基準に合わないんだと思われます。
なのでシマノがリムブレーキ用のカーボンクリンチャーを出すかと聞かれると、たぶん出しません。

 

カーボンチューブラーは熱変形してもまだ何とかなりますが、クリンチャーは熱変形するとタイヤが外れかねませんし。

 

ただし、シマノホイールが売れるしかない、特殊な状況を作り出してくる可能性もゼロではありません。
R9200デュラエースは12速化するだろうと言われますが、12速化と同時に、新しい規格のフリーボディを搭載する。
そしてそれが、11速用ホイールでは使えないという最悪のケースですね。

 

これは10速⇒11速化のときに、既にシマノがやってますので、同じことをしかねない。
このときは他社は11速用フリーボディを別売りするなどで10速ホイールがそのまま使えるように対処しましたが、シマノだけは頑なに拒否。

 

強制的なホイール購入手段として、11速ホイール切り捨てが起こる可能性はゼロではありません。
まあ、過去の出来事の反省でやらないだろうという見方も出来るし、殿様商売の利点をフル活用してくる可能性もあるし。

 

ただ、シマノホイールが売れるには、リムブレーキ用のカーボンクリンチャー、いやカーボンチューブレスはもはや必須だろうと思いますが。

価値観の変化

数年前なら、ヒルクライム用ホイールというと、まず名前が挙がったのがデュラC24でしたが、最近はホント話題になりません。
カーボンリムのほうが軽量だし、カーボンクリンチャーが普及したことが大きいかもしれません。

 

あと、もしシマノがカーボンクリンチャーをそこそこ安めの値段で出しても、結局は他社に対抗できないということも実はあります。
ヨーロッパ系の通販では、日本へ向けたシマノ製品の取扱いが封じられてます。
シマノの圧力だそうですが、例えばシマノがカーボンチューブレス(リムブレーキ用)を他社の似たようなランクよりも安く出しても、ボーラワンが海外通販で15万とか16万で買えるわけで対抗できない。
デュラエースのディスクブレーキ用チューブレス、WH-R9170-C40-TLが定価でだいたい25万ですので、そもそも他社よりも安めに出せるわけでもないでしょうし。

 

ちなみにカンパニョーロのボーラワン35クリンチャーが定価だと285000円なので、他社に比べるとやや安くは作れます。
けど、ボーラワン35クリンチャーは海外通販で16万とかなので、さっぱり話にならないわけで。


Campagnolo – Bora One (ボーラワン) 35 クリンチャーホイールセット (2018)

 

R9200デュラエースではシマノのホイール戦略も注目です。
ハブのグレード下げてでもカーボンチューブレスを10万円台で出してくればまだ勝機は見えてくるかもしれません。
しかしアルミリム系で、カーボンハイブリッドではない純アルミ合金のリムでそれなりに軽い奴を安価で出せれば、また話は変わるのかもしれませんが。

 

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