無意味過ぎる一年間アフターケア保証を見つけて驚愕した話。

個人的に衝撃だったので書きます。

あるホイール通販のサイトをたまたま見ていたら、購入から一年間は無料でアフターケアすると書かれてました。
スポークが折れたり曲がったり、ベアリングが壊れたら一年間は無料で修理しますよ、ただしうちは通販しかやってないから、送料だけは勘弁してね!という保証のようですが、実質的に無意味なのでは?と思いまして。

規約

どんな分野でもそうですが、保証を受けるには規約があり、規約に合致した条件のみが適用されますよね。
そこの通販の、一年間無料でアフターケアするという条件が怖過ぎるほど無意味だと気が付きました。

保証規定はこちらです。

・お客様によって、汚損・破損されてない事
・落車、輸送中、はめ込み時などの破損でない事
・グリスアップのメンテナンスを1000キロ事に行っていること
・通常に乗っているだけで、破損した事である事
・使用劣化におけるトラブルでない事

これ読んで、4番目と5番目は矛盾してますよね。
4番目では【通常に乗っているだけで、破損した事である事】とあります。
5番目は【使用劣化におけるトラブルでない事】となってますが、使用劣化って、使っていて勝手に劣化していく状態、つまりは【普通の乗っていて劣化した話】ですよね。

使用劣化って、いわゆる経年劣化、つまりは通常通り使っていて劣化すること。
4番目では通常使用で破損したら保証の対象としながらも、5番目で通常使用の劣化はによるスポーク折れなどのトラブルは面倒見ないよと否定。

怖過ぎる・・・

いったいどうなったら保証の対象なのか不明ですが、使わずに勝手に壊れた場合くらいしか思い当たりませんw

あと輸送中の破損は対象外とのことですが、ここで買って輸送されてくる状態で荷物事故が起こっても知らんと言うことなんですかね?

近年増えている、フレーム生涯保証について

これは何度か書いていますが、近年フレーム生涯保証を謳うメーカーが増えています。
これ、一部では誤解を生むような説明をしているショップもあるようです。

まず、フレーム生涯保証というのは、対象になるのは【リコール相当の初期不良】くらいんですよ。

【フレーム生涯保証】に夢見すぎないこと。ジャイアントとトレックのケースについて。

例えばジャイアントの生涯保証規定の、【保証できない事項】について見てみます。

次に示すものに起因すると判定される故障は保証いたしません。
① 衝突、転倒、縁石への乗り上げ、溝等への落ち込み、その他使用上の不注意、間違い、事故等により生じたもの。
② 通常の使用において自然に生じた磨耗および劣化。
③ 当社が指定する定期点検を実施しなかった場合(初期点検2ヵ月以内、その後毎年の定期点検)。
④ 保守、整備の不備または間違いによる場合。
⑤ 自転車の仕様が、購入時の状態から変更されている場合。
⑥ ご自身で改造、修理、および不適当な調整をされた場合。(サドルの固定位置やシートポストの出しすぎなどの不適当な調整)
⑦ 火災、地震、水害、落雷、公害、塩害、その他天災地変による破損、故障。
⑧ 部品の通常の磨耗または疲労と認めたもの。弊社が消耗品と定めたもの。
⑨ 法令および弊社が示す使用の限度を超える使用。(最大積載量を超える積載および大人の二人乗りなど)(ジャイアント純正キャリアの最大積載量:そのキャリアの取扱説明書による重量まで)(ジャイアント純正以外のキャリアの最大積載量:前後合わせて15kgまで、但し前は5kgまで)
⑩ レースまたはそれに類する酷使、商用あるいは一般に自転車が走行しない場所での走行。自転車を通常使用とは異なる全ての状況での使用、すなわち取扱説明書に記載された使用方法に沿わない使用、商業的利用、自転車の競技に限らず全ての競技での使用、バイシクルモトクロスレース、スタント・ライディング、ランプなどのセクションを使ったジャンプやこれに準ずる走行、そしてこれらの乗り方を必要とするイベントや活動に向けた練習などでの使用。
⑪ 時の経過による変化で発生したもの(塗装面、メッキ面、プラスチック部の色の退色など)。
⑫ レンタルサイクル等の不特定多数によって使用される場合。
⑬ 一般に機能に影響のない感覚的現象(音や振動など)。
⑭ クギ、ビン、ガラス、切削クズ、鋭利な石などで生ずる外的理由によるパンク。
⑮ 一度でも使用されたあとで発見された傷や塗装の不具合など。
⑯ 本品質保証規定に記載されていない一切の事柄。ジャイアントはここで明記した、または明記していない保証以外の内容を、保証として行うことはありません。製品価値や特定の目的に対する適合性に関する事柄を含む、ここに明記されていない全ての保証は、ここに記載された保証の期間内にのみ適用されるものとなります。

https://www.giant.co.jp/news/information/417

転倒したり事故だったり、通常使用での劣化などは保証の対象外です。
なので実質的に生涯保証で対象になるのは、初期不良くらいしかありませんが、初期不良は生涯保証と謳ってないメーカーでも交換してくれるのが普通の話。
しかも、定期点検を受けてないとダメ、パーツ交換したらダメ、自分で調整しただけでもダメ、と制約が多すぎるのが現状。
自分でサドルの高さを変えただけでもダメ、とも読めますので、それなら生涯保証などと謳ってないメーカーのほうがまだ良心的。

知らぬ間にLOOKも生涯保証となってますが(フレームのみ)、正直なところこれがあったからといってあまり関係ありません。

しかしながら、一部のショップでは

いろんな人
いろんな人
〇×はメーカーがフレーム生涯保証を付けているので安心ですよ~

などと説明しているようで、一歩間違うと優良誤認になりかねないと思うのですが・・・

このような意見もあります。

初期不良扱いでフレーム交換となったけど、コンポ載せ替えの工賃を請求されたという話らしいですが、それはさすがにどうなんですかね・・・

確かトレックは、落車など生涯保証が適用されないフレームの損傷に対して、3割引とかで新品に変えることができるシステムがあった気がしますが、そういうのはまだメリットがあるかもしれません。

保証があるから安心、ではなくて、その保証はどういうときに適用されるのか、そしてそれが他社に比べて有利なのか?という観点も必要ではないでしょうか?
うちは保証します!と言っていても、実態として規約を読んでみると、ほぼ保証の対象外になってしまうものもあるということです。