【2020モデル】GIOS TORNADO DISC。快適性重視のオールラウンダーがディスクブレーキ化へ。

ジオスには比較的安価で買えるカーボンフレームのトルナードというモデルがありますが、2020年モデルからはリムブレーキ車のほかにディスクブレーキ車が登場しています。
快適性重視の一台ですが、ディスクブレーキ化とともに少し剛性が上がっている仕様のようで。

2020 GIOS TORNADO DISC

ジオスのトルナードというと、ややリアセンターを長めに取り(412mm)ロングホイールベースで快適性重視という一台でした。
オールラウンドに使える一台ですが、レースよりはロングライド向けかな、というのがトルナード。

ディスクブレーキ化したことによりフロント、リアともに剛性はやや上がっている模様。

コンポは105(R7020)の油圧ディスクのみとなります。
画像ではマヴィックのホイールが付いていますが、105完成車はホイールがシマノWH-RS171になります。

フレーム形状は従来のトルナードとほぼ変更はなく、オーソドックスな形状。

最近はオフセットシートステーにしてリア三角のコンパクト化が流行りですが、あえてオーソドックスな形状のまま。
個人的には見た目の好みとして、こっちのほうが好きなんですよね。

トルナードでグッドなポイントとして、BB規格がJISです。

最近は特にカーボンフレームになると、圧入系のBBばかりですが、ぶっちゃけた話、メンテナンス性はねじ切りJISの圧勝です。

ただし唯一の弱点というか、フレームサイズが3つしかありません。
これはリムブレーキ版のトルナードもそうですが、サイズ展開を抑えてコストダウンしているようです。
スペックはこちら。

フレームカーボン(1090g)
フォークカーボン(390g)
STI105(R7020)
クランク105 50-34
FD,RD105
スプロケ105 11-30T
ブレーキ105油圧ディスク
ホイールシマノ RS171
タイヤヴィットリア ザフィーロ25c
重量8.2キロ
定価298,000

カラーはブラックのみで、ジオスブルーはありません。

この価格帯でもフレームセット販売があるのはジオスの強みです。
値段をまとめました。

ブレーキタイプ形式定価(税別)
TORNADO DISCディスク105完成車298,000
TORNADO DISCディスクフレームセット178,000
TORNADOリムアルテ&コスミック完成車488,000
TORNADOリムアルテ完成車278,000
TORNADOリム105完成車228,000
TORNADOリムフレームセット148,000

10万円台で買えるフレームセットってほとんどないので、実はトルナードってお買い得モデルです。
最大の難点はやはりフレームサイズが3つしかないことで、サイズがうまく合わないようなら潔く諦めたほうがいいでしょう。

ジオスというブランドの特異性

ジオスというとイタリアの名門ブランドで歴史も長く・・・と言いたいところなんですが、ジオスというブランドは今はちょっと特殊な立ち位置で、人気としても大きいわけではありません。
ジオスブルーに代表されるようなブランドシンボルもあるのですが。

ジオスは1948年に創始された歴史あるブランドですが、残念ながら2000年代になり分裂しています。

GIOSとGIOS TORINOですね。

GIOSは元々イタリアで作っていたのですが、ある時期からは日本のジョブインターナショナルに権利を売って、日本で設計、台湾で製造という流れになりました。
これに反発した一部がGIOS TORINOとして独立し、イタリアで従来どおりにフレーム作りを続けています。

トルナードはGIOSの商品です。

逆にGIOS TORINOの製品は、日本にはほぼ入ってきてないと思われます。
ごく一部、ショップが独自に輸入したとか、個人でイタリアで買い付けたとか、そういう流れ以外ではジオストリノのフレームは日本に入ってないでしょう。

こういう流れもあるため、ジオス人気は一昔前に比べると落ち気味ですが、かといってGIOSのフレームがダメなのか?というとそういうわけでもありません。
値段から見ても常識的な性能という印象です。

かつてルイガノも、日本で設計だと叩かれたこともありますし、ビアンキの一部のクロスバイクもそういうことを言われた時代がありますが、どうしても昔からのジオスを知っている人には、ジオス=イタリアというイメージが強いのでしょう。
性能的にはジオスで落ちるというわけではないですし、個人的にはデザイン性も含めて好きなブランドの一つです。