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プロの洗車とアマチュアの洗車は分けて考えるべき。

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ここ最近、ユーチューブを見ると、ホースから水をバシャバシャ使った洗車が流行っています。
私自身、水を使った洗車は確か4年くらい前まではよくやってました。
今はしません。

プロとアマチュアの差

よく、

いろんな人
いろんな人
プロチームのメカニックのやり方は水をガンガンかける

 

と言います。
これ自体はその通りです。

 

で、このやり方が必ずしもベストとは限りません。
というのも、プロチームのメカニックと、アマチュアでは根本的なところが違うと思うから。

 

プロチームのメカニックは、チーム全員のロードバイクを洗う必要があります。
スペアバイクとかも使ったら、それこそかなりの量です。
そうすると、作業効率が求められます。
またプロ選手の場合、アマチュアと違って、消耗パーツなどはガンガン新品に換えます。
ツールドフランスでは、1週間で新品のチェーンに交換すると言われますが、アマチュアで1週間でチェーンを交換する人なんていないでしょう。

 

アマチュアの場合、基本は自分が乗る一台のロードバイクだけを洗車します。
また、消耗パーツも大切に使おうとする気持ちが強いと思います。

 

これ、高圧洗浄機ではないのでまだマシですが、

ホースでジャブジャブ水を使えば、錆びるところは錆びます。

でもプロ選手の場合、ちょっとでもおかしなところがあれば新品に交換しますし、別にいいんです。
チェーンだってかなりの頻度で変えます。

 

プロのメカニックがやっているメンテナンスが、アマチュアにとっても本当にベストな方法なのか?という点では相当な疑問がありわけです。

アマチュアはバラして最小限の水のほうがいいと思う

駆動系の洗浄でいうと、水をガンガンかける方法については、錆びる確率は上がります。
ディグリーザーを使った後は、水で流さないといけない場所もあるので、全く水を使わないというのもなかなか難しいですが、水は最小限にしたほうがいいと思うんですね。

 

あと、例えばスプロケについては、外してバラで洗ったほうがどう考えても綺麗になります。
こんな感じで、表面には黒い油汚れがビッチリ付いてますが、

スプロケの場合、奥のほうに砂とか金属粉みたいな汚れが溜まります。
これは外して洗ったほうが確実に綺麗になります。

で、順番が前後しますが、駆動系を洗浄するとき、私の場合まずはチェーンから始めます。

チェーン洗浄機にディグリーザー入れて、クランクを50回転とか。
ディグリーザーを水で流す必要があるわけですが、最近はこの洗浄機に水を入れてグルグル回してを3回くらいやってます。
そうすれば最小限の水で抑えられますし、おかしなところに水が入っていく可能性も低くなるし。

 

ディグリーザーとか水は、チェーンリングのあたりからポタポタ下に落ちるので、そこにトレイを置いて受け止めてます。

 

チェーンを洗ったらウェスで拭いて、次にホイール外してスプロケも外して洗浄。

トレイにディグリーザー入れて、スプロケは漬け込みです。
あと、マヴィックホイールのうち、二つ爪ラチェットのものは、だいたい1000キロ走るごとにフリーボディのメンテナンスが推奨されているので、フリーボディも外して洗浄と注油。
一応、マヴィック純正オイルが推奨されてますが、ここはRESPOのチタンオイルのほうがいいです。

走行中にチェーン落ちした、驚きの理由。
今日、ロードバイクで長い下り坂を下りていたときに、いきなりチェーン落ちしました。 バキっという大きな音とともに、フロントとリアがインナー側にチェーン落ちし、クランクがロックして落車するかと思いました。 (adsbygoogle = wind...

ただしラチェット音が純正オイルよりも大きくなるのがマイナス。

こちらはラチェットの爪。

マヴィックの二つ爪タイプのホイールを持っている人ならわかると思うんですが、水を大々的にかける洗車をした後、明確にラチェット音が大きくなってます。
要はフリーボディ内まで浸水しているということ。
雨の日に走ったあとも、同じようにラチェット音が大きくなってます。

 

いくら防水のシールがあるとはいえ、水を使うということはどこかに浸水したり錆びの原因になるので、アマチュアのライダーが一つのパーツを大事に使っていきたいというなら、あまりオススメしないんですね。

 

プロ選手は長くても1年で機材は変えてしまいます。
チェーンとかタイヤなんかはもっと早く交換です。
先ほども書いたように、ツールドフランスでは1週間でチェーン交換してしまうわけで、錆びるところまですら行きません。

 

アマチュアのライダーは、それこそ一つのチェーンを1年使い続けるとか、プロ選手とは根本的な考え方が違うわけで。
だからこそ、プロのメカニックがやっている洗車が、アマチュアライダーでもベストなのかというと、ちょっとそれは違うんじゃね??と思うわけです。

大事に使いたいなら、水は最小限で

水を使うリスクというのは、錆びるという点と、オイルやグリスを流したくは無い場所まで浸水するというリスクです。
なので全く使わない方法もありますが、水で流さないといけない場所でも最小限にしたほうが寿命は延びます。

 

あと、ディスクブレーキ車だと、ディスクローターに油も混じっている可能性がある洗剤を付けて水かけて・・・って、大丈夫なんでしょうか??

 

GCN JAPANの動画なんですが、

これ、そもそもの状態がさほど汚れていないように見えるのですが(スプロケなど)、汚れが酷いときはこの程度ではスプロケの汚れは大して綺麗にならないかと。

 

外してドボンのほうがいいですよ。

透明なディグリーザーがこれだけ真っ黒になりますし、ものすごい量の砂みたいなのまで出てきます。
(これで走行距離300キロくらいの状態です)

ホイール外すとRDの調整がずれるから初心者にはオススメしない、という意見をネット上で見たことがありますが、これは発送としては逆だと思っていて、それくらいの調整が出来ないと走行中にメカトラブル発生したときに対処できないよ??ということです。
クイックの締め付けの強さでも、変速調整って少しズレます。
そういうのも、多少は自力で調整できるようにしたほうがいいです。

 

最初は誰でも初心者なので、スプロケ外すことすら難易度が高いと思いがちですが、きちんと手順を確認してやれば難しくもないです。
もしRDの調整がズレて元に戻せないなら、ショップに泣きついて直してもらえばいいし、直す作業を見て勉強することもあるでしょうし。

 

ということで、プロが行う洗車は、必ずしもアマチュアにとってベストとは限りません。
プロは短時間でたくさんのロードバイクを仕上げる必要があり、しかもパーツの寿命とかそこまで考えなくてもいいので、こういう方法になります。
アマチュアライダーは、お小遣いの中からやりくりしてパーツを買って、なるべく長持ちさせたいところでしょうし、一台のロードバイクをメンテナンスすれば済むわけで。

 

根本的な考え方が違うということを知っておいたほうがいいでしょう。

 

ただしですが、結局は自分のロードバイクなので、自分がベストと思う方法でやればいいです。
水をガンガンかけたいという人がいれば、私はしませんが止めはしませんが、推奨はしません。
メンテナンスも自己責任、パーツの消耗が早くなっても自己責任ですので。





コメント

  1. はにわ より:

    ディスクブレーキ車を購入したショップでは、「パーツクリーナーは絶対に使わないで下さい」と言われました。
    ローターやブレーキキャリパーに使うのはもちろんNGですが、チェーン等を洗浄する際に使うのも、はねてしまう可能性があるので避けて欲しいということでした。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      まあ、その通りですよねw
      ディスクブレーキ車はそういう意味でも気を遣いますね。

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