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初志貫徹は難しいことだとは思わないけど、流されない勇気は大切。

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このサイトを始めてすぐの頃は正直あまり考えていなかったことなんですが、なんだかんだ4年近く書いてきて、これだけは曲げないというポリシーがあります。

 

これは何度か書いていることですが、

ロードバイク業界のステマ、全部晒しちゃう?
ロードバイク系サイトやユーチューバーの件で、いくつかご意見いただいてます。 これに類似した話はいくつか頂いてますが、ステマ問題はロードバイク業界では非常に多いのが現状です。 ロードバイク業界で起こるステマ 一番多いのは、利益提供秘匿型のステ...
商品を提供された場合、やっぱ褒めるしかない?ステマの実態に迫る。
先日にステマの記事、 あんまし深いこと考えずに、自分の考えを書いたのですが、思った以上に反響がありまして。 基本的な考えとして、メーカーが提供すること自体が悪だとは思いません。 提供を受けた事実を隠す・公表しないことが万死に値する罪だと思っ...

ブログでもユーチューブでも、それなりに読者、視聴者が増えてくると、いわゆる企業案件の話が来ます。
自分もそうですが、初めてそういう話がくると、ちょっと舞い上がります。

 

舞い上がった結果なのか舞い上がって無くてもなのかはわかりませんが、そうした企業案件に対しステマに走るブロガーやユーチューバーもいます。
私の場合ですが、どうも性格的に後ろめたいことがあると気持ち悪いので、広告は広告としてちゃんと明示しよう、と決めています。

 

それが初志貫徹ですが、この気持ちって大切だと思うんです。

失うもの

こういう言い方すると嫌がられるかもしれませんが、正直なところオファーする企業のほうも、記事に【PR】なんてタイトル付けてほしくないのが本音で、企業案件であることを明かさないでやってほしいという話も来たことはあります。
当サイトでは、商品を提供されてインプレの場合、まず記事のタイトルに【PR】を付けます。
これには根拠がありまして、インターネット広告倫理綱領及び掲載基準ガイドラインによると、このような記載があります。

(10) 広告であることの明示
広告掲載枠に掲載される広告は、一般に、広告が表示されることが明確であるが、媒体社が編集したコンテンツ等と混在したり、並列したり、リストの上位に広告として掲載される場合や、広告を中心とした特集記事や、いわゆるネイティブ広告等において、消費者等が媒体社により編集されたコンテンツと誤認する可能性がある場合や、広告であることがわかりにくい場合にはその広告内や周辺に、広告の目的で表示されているものである旨([広告]、[広告企画]、[PR]、[AD]等)をわかりやすく表示する必要がある。

 

インターネット広告倫理綱領及び掲載基準ガイドライン

これ、文章の意味がわかりづらいのですが、【媒体社】というのを【当サイト】に置き換えると分かりやすくなります。
つまり、うちのサイトで【広告ではない記事】と【広告の記事】が混在して並んでいる場合には、読者様にわかりやすいように【PR】などと表示して区別しなさいよ、という意味です。
当サイトはブログという形式を取っているので、いくつかの記事がトップページから並んでます。
その並んだ時点で広告なのか広告ではないのかを区別せよ、ということは、タイトルに【PR】などと付けるしかないわけです。

ここに【PR】表記がなければ、ほかの広告ではないコンテンツとの見分けがつきませんし。

 

ユーチューブでもそうですね。
特定のチャンネルを開けば、その人が編集した動画がずらっと出てくるわけで、その時点で広告か広告ではないかを明示しないといけないわけなので、まずタイトルに【PR】などと入れないと、広告であることの明示にはなってないわけです。

 

これについては、永久に順守することをお約束します。
実際のところ、【PR】などと付けないでほしいと要望してきた企業もあるのですが、

管理人
管理人
ステマではないことを明示するのがポリシーなので、【PR】を外せという話であれば、今後のお付き合いはしないことにしています。

こうメールで返信したこともあります。
企業案件であっても、あくまでも対等な関係でいるべきというのが私の考えなので、提供企業に忖度しません。
企業がどうしても【PR】を外せというなら、話をご破算にします。
それが対等な関係の証だと思うからです。

 

しかしながら、企業としては、私みたいに【PR】とタイトルにつけるとか、もうお付き合いしないとかいう奴は面倒です。
それよりもしっかり商品を褒め称えて、企業案件ではない風に仕上げてくれる人のほうが好まれます。

 

でも、こっちのスタンスとしては、【文句あるなら、もう声かけていただかなくても結構なんで】というスタンスですので、それでいいやと思ってます。
企業とズブズブの関係になったとして、そんなブロガーが書いている内容を読者様も信じないでしょうし。
一般の人が入れないような、メーカーの発表会に呼ばれるブロガーやユーチューバーもいるようですが、こちらとしてもそんな関係は望んでません。
A社とズブズブの関係になってしまうと、A社についてインプレすることは褒めるしかなくおかしくなるし、B社について論ずることもA社との関係性があるのでおかしくなっちゃいますよね。
A社の専属ライダーが、B社のロードバイクのインプレしたら、どうなるかはお察し・・・

 

視聴者さん、読者さんって見る目が肥えているので、隠された企業案件だろうと気が付くもんです。
有名になれば、商品を提供するだけでなく記事作成料を求める人もいるそうですが、先ほども書いたように、たくさんの企業案件が舞い込む人は褒め称えて企業案件であることを隠す人のほうが多いのかもしれません。
そういう人は金銭面では儲かるのかもしれませんが、視聴者さんや読者さんの信用を失う可能性があります。

 

信用はお金では買えないと思っているので、信用を落としてまで儲けたいとも思いませんし。

でも、人は変わっていく

初志として、広告のルールに則りブログなどを運営していこうとする人は、自転車業界ではかなり異質です。
というより、ほぼいないでしょう。

 

特定名詞を挙げることには結構悩んだのですが、サイクルガジェットさんというそこそこ有名なブログがあります。
そちらでは、

記事広告について
サイクルガジェットでは記事広告を掲載する事があります。記事広告の場合、記事タイトルに「広告」もしくは「PR」と表記しています。

広告であっても、実際に私が試し、触り、感じたことを正直に書きます。徹底的&圧倒的なユーザー目線での情報発信をモットーとしていますので、事実と異なったり、体験していないことを体験したかのように書くことはしません。

記事内容の最終決定権はサイクルガジェット側にあり、読者に対して誤解を招くような訴求は、仮に広告主が要望しても載せることはありません。

サイクルガジェットについて : サイクルガジェット ロードバイクが100倍楽しくなるブログ Powered by ライブドアブログ
サイクルガジェットは、徹底的&圧倒的なユーザー目線で突っ走るロードバイク・ブログですロードバイクに興味のない人ですら、「自転車って面白いな」、「ちょっと興味湧いてきたかも」と思われるような、初心者目線を大切にしています。ブログのネタ出し、取...

記事タイトルに広告であることを明示するとしているので、その心意気は素晴らしいなと思うんです。
ここの管理者さんってメディアの人間だと思うのですが、そういうところはさすがだなと思って尊敬してました。

なんですが、例えばこちらの記事。

 

記事タイトルは【GORIXの防水サイクルポーチを使いだしたら、バックポケットの整理整頓がはかどった話】となっています。
記事の中身を見ていくと、

ちょうどタイミングよく「GORIX(ゴリックス) 防水 スマートポーチ」をご提供いただいたので、こんなふうに使ったらなにげに便利だったってお話をします。

GORIXの防水サイクルポーチを使いだしたら、バックポケットの整理整頓がはかどった話 : サイクルガジェット ロードバイクが100倍楽しくなるブログ Powered by ライブドアブログ
みなさんはサイクルジャージのバックポケットの「どこ」に「何を」入れているだろうか?サイクルジャージはポケットが基本3つなので、スペースは有効活用したくなる。自ずと厳選することになり、無駄なモノは持たなくなるものだ。サイクリストの数だけこだわ...

ひっそりと提供を受けたことは書いてありますが、自らが決めたタイトルに広告であることを表示することはしていません。
これは先ほど挙げたガイドラインから見ても、広告としては相応しくないとなってしまいます。
ちなみに同じ時期に、当サイトもGORIXさんより提供を受けています
というより、この時期、GORIXさんは様々なサイトやユーチューバーに声を掛けていたようで、かなりの数の記事などが見つかります。
私が確認した限りでは提供を受けたとは書いてないサイトも結構ありますが、たまたまその時期に自腹で買っただけという人がいるのかもしれません。
私が知る限りでは、2019年9月頃から12月頃まで、相当数なインプレが見つかるのですが。
凄い偶然のタイミングですよね。

 

こちらは動画中では提供を受けたと言ってますが、タイトルにPRと付けるとしている自ら決めたルールに反してますよね。

動画中で提供を受けた話には触れているので、まだいいかもしれませんが。

 

こちらの記事もタイトルは【自転車に乗りながら合法的に音楽を聴く 耳に装着しないスピーカー『Zulu Audio』でサイクリングが一段と楽しくなった件】となっていますが、記事を見ると、

中の方からサンプルを頂戴したので、さっそくレビューしてみました。

自転車に乗りながら合法的に音楽を聴く 耳に装着しないスピーカー『Zulu Audio』でサイクリングが一段と楽しくなった件 : サイクルガジェット ロードバイクが100倍楽しくなるブログ Powered by ライブドアブログ
自分は三本ローラーを回すときは必ず何かしら曲をかけるか、YouTubeを観る。その延長線で、(当然やらないけど)イヤホンで曲を聞きながら自転車で走れたら、さぞかし楽しいだろうなとは想像することがある。なので、やる人がそこらじゅうにいるんだと...

とあるので、商品の提供を受けているなら一般的には広告です。

 

もしかしたらここの管理者さんは、広告かどうかの基準に報酬の有無(現金)だと思っているのかもしれませんが、商品自体に金銭的な価値があるから定価があるわけで、その定価相当の金銭を貰ったと見なすのが税法の考え方でもあるので報酬(現金)が動いたかは関係ないと思います。
また、著名なメディアの執筆者に無償で提供するという行為は、提供元からすれば【記事にしてもらえるだろう】という期待が入って当然ですので、こういうのって一般的解釈では広告だと思うんですが。
しかし【PR】などの表記はありません。

 

こちらの記事では、ラピエールの高級なロードバイクをお借りしたとありますが、
http://www.cycle-gadget.com/xelius-sl-ultimate-disc.html

 

このように、一般には貸し出されてないものを特別に借りられるという時点で、ある種の提供があったとみなすべきで、広告に該当するのではないかと思うんです。
報酬の有無については私が知るところではありませんし、どちらから持ちかけて実現した話なのかにも寄りますが、どちらにせよ一般人が代理店に試乗したいから貸してくれと申し出ても、まず貸してくれないでしょう。
なので特別な提供があったということは事実だろうと思われます。
また、貸す方もメディア側の人間に貸すことは、記事を書いてくれるだろうという期待値が入って当然です。

 

ここの筆者さんはメディア界にいる方ですので、【PR】表記を忘れていたという言い訳はちょっと厳しいのかなと。
初志が変わってしまったのかな・・・と思うと、本当に残念です。

 

ただこういうのって、提供する企業側も、タイトルに【PR】などと表記がなかったら、ブログ管理者やユーチューバーなどに連絡して付けるように促すべきだと思うんです。
なぜなら、提供した企業側もグルであると疑われるから。
その結果、ブランドイメージまで失墜する危険性があるわけで。

 

ちなみにですが、タイトルにPRと表記すると、PV数(ページビュー数)は明確に下がります。
広告だからと感じ、読むことを避けた人が多いわけですね。
それを嫌がる企業もあるのですが、広告ではないと思ってクリックして、読んでみたら広告だったというほうがむしろ視聴者や読者からすると不快と思うので、このあたりの感覚は企業側に寄り添うのか、視聴者・読者側に寄り添うのかの差なのではないかとも思うわけです。

 

記事中で提供を受けたと書いているだけまだマシでして、実態としては企業案件であることをを隠すブロガーやユーチューバ-も自転車業界にはいます。
むしろサイクルガジェットさんは提供を受けたと書いている分、マトモなほうだと思ってみていまして、提供を受けたのにそれを書かないブログやユーチューバーは多いです。
【入手した】とか微妙に濁すんですよね。
買ったでもない、貰ったでもない。
入手したと。
しかしながら、サイクルガジェットさんのようにメディアの人間が、自ら決めたタイトルに表示するという決まりを守らないということには、個人的には非常に残念だなと思ってます。
メディアの人間が自転車関係のブログを作るということでは、そういうルール面では期待していましたが、気持ちが変わってしまったのかなと・・・

 

自ら決めたルールすら守れないなら、最初からそんなルールは書くべきではないのかと。

誘惑に負けないように

これからブログだったりユーチューブだったり始める人もいるかもしれません。
これは本当にお願いなんですが、いくらお金になることであっても、社会的倫理に反することには毅然とした態度でノーと言ってほしいのです。

 

私も、タイトルの【PR】を外してくれと言われたとき、即答でお断りしました。
心の中では、バーカ死ねと呟きました。
表向きは、

 

管理人
管理人
ステマではないことを明示するのがポリシーなので、【PR】を外せという話であれば、今後のお付き合いはしないことにしています。

 

と返信しても、送信をクリックするときはバーカ死ねと呟きながら押します。
この性格の悪さは、何にも代えがたい誇りですw

 

今、ロードバイク業界は、弱虫ペダルブームが終焉し、ある意味では落ちついている時期とも言えます。
そういう時期でも、ブーム真っ最中でも、企業案件というのは変わらずあるものです。

 

読者様感覚も人それぞれなので、

 

・広告であるなら一切読まない人
・好きなブロガーがステマする分には気にしない人
・そもそもすべてがステマだと疑って読むから、表記がなくても変わらないという人
・ステマであっても、内容が良質なら許せる人
・ステマは一切許せない人

 

考え方は様々です。
ステマについての法規制は、日本は断トツ遅れていると言われたりしますが、自主規制するという考え方がないと、やりたい放題になるという典型例なのかもしれません。

でも企業案件であることを隠してステマする人って、バレなきゃいいという精神なんでしょうから、バレなきゃいいという精神で信号無視したり好き勝手走っていないか、心配でもあります。

 

そういえば前に紹介したインソールのTENTIAL。
https://roadbike-navi.xyz/archives/12033/

 

これ自体は凄く気に入っていて、ロードシューズだけでなくスニーカーでも使っているのですが、前に読者様から質問があった

 

読者様
読者様
TENTIALは8000円くらいしますが、2000円とかのインソールとはやっぱ違うもんですか?

 

これについて、実際にアマゾンで買ってみて比較しようと思っていたのですが、申し訳ありませんが中止にします。
というのも、一方からは提供を受けている身なので、その時点でフェアではないと思いなおしたからです。
提供を受けている身で、ほかの商品を自腹で買ってきたとして、いくら公平に見たと言っても、立場が既にフェアではない。
一歩間違うと優良誤認に繋がりかねないので、やめます。

 

TENTIALでもほかのインソールでも何でもそうですが、ああいう商品は【合うか・合わないか】の二択です。
ロードシューズだってスペシャライズドのシューズの評価が凄く高いですが、100%全ての人に合うわけではないし、合うわけもない。
身体に合わせるものとして、それは当たり前のことです。

 

そういう意味で、TENTIALのインソールだって同じです。
合わない人には合わない。
それでも評価しているのは、自分自身は合っていると思うことと、30日トライアルがあるので、合わなければ返せばいい。
このシステム自体に評価しています。

 

他人のサイトを取り上げて下品ではあるのですが、こういうことが横行する自転車業界って、一般的感覚とはズレが大きいと思うんです。
本当にこの業界、それでいいのか?と思いますし、昨今のロードブームの終焉も、もしかしたらこういう要素が関係するのではないかとも思ったりします。
本当のロードバイクの楽しさって、社会的なルールを守った上での話だと思っているので、どうもこういうのが横行する自転車業界って好きになれないんです。

 

偉そうにいろいろ書いてしまい申し訳ないのですが、言いたいこととして、広告の時は広告だと表示すると自らが決めているのであれば、それは貫いたほうがいいと思うんです。
そして、提供を受けたのにその事実すら隠すサイトもありますし、それがどこなのかもだいたい知ってます。
ある企業からの依頼メールには、

参考までに、レビューをお願いしたサイトさんの記事です。

http://・・・・・・・・・・・

ドン引きです。
そうだろうなとは思ってましたが、そのまんまじゃん!と。
そしてものすごく悲しくなりました。
恐らく日本で一番閲覧者が多いのではないかと思っているサイトだったので・・・

 

この記事は、書いてからアップするかどうかかなり悩みまして、実際には書いたのは結構前です。
個人攻撃したいわけではなくて、この業界が健全になってほしいという意味で書いています。

 

そちらのサイトさんのファンも多いのでしょうし、こういう指摘をすること自体が不愉快だと思う方もいるかもしれません。
しかし初志は貫いてほしいと思ってますし、メディア側の人間であれば、むしろそういうコンプライアンス的な問題についてはリードしていってほしいと思っているので、記事をアップすることにしました。

 

興味の対象は私とは全く違うようですので、こちらのサイトを見ることもほとんどありませんが、自らが立てた方針のようですから、それは是非貫いていただきたいと願っています。





コメント

  1. oshow より:

    お邪魔します。

    ”芸”と捉えれば宜しいかと。

    三回回ってなんとやら。

    畜生のごとく鼻先にエサをもっていかれ、
    それを見たステマーさん達は我先にとユーチューブやブログアップに精を出す、
    それでやっとご褒美にありつける、こんな感じでしょうか(笑)。

    失礼しました(*^^*)

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      芸ですかw
      正直なところ、【全て自腹で買っている】と嘘ついているサイトも知っているので、サイクルガジェットさんはまだマシなほうだと認識していますが、自らが決めたルールならば守ったほうがいいと思ってますし、守る気が無いならルールごと削除すべきではないかと考えています。

  2. U より:

    私個人の感覚としては、物品の提供を受けた程度で【PR】表記を付けるのは逆に違和感があります。
    管理人さんのポリシーを厳格に適用したら、サイクルスポーツやファンライド等の
    企業サイトのインプレ記事や、ワイズロードが毎年やってる社員試乗会の記事も
    全部【PR】と書かなければいけなくなると思うのですが…。

    現状の【PR】表記って、いわゆるタイアップ広告のような”記事風広告”に付けられているものであって
    商品の提供を受けて個人的なインプレを書く記事にはそぐわないんじゃないかと。
    管理人さんが批判しておられるサイクルガジェットにしても、
    記事広告にはちゃんと【PR】表記が付いています。
    http://www.cycle-gadget.com/bici_amore.html

    テレビでもよく”番組風のCM”がありますが、
    そういう場合は画面端に「※これはCMです」みたいなテロップがつきます。
    それに対して、たとえば番組内で最新家電を紹介するような時は
    間違いなく企業から提供を受けているにもかかわらずCM表記は当然ないですし、
    それを見た人が「これはステマだ! CM表記をつけろ!」なんて言う人もいないと思います。

    もちろん、企業のコンテンツと個人のブログは事情が違うでしょうし、
    個人の場合は誤解がないよう本文中に企業から提供を受けたことを明示するのは大事です。
    少なくとも「自分が見つけて自分で買った」と嘘をつくのはダメでしょう。
    でも安易に【PR】表記を付けてしまうと
    却って読者がタイアップ記事やアドセンス広告だと誤解してしまうこともあると思うのです。
    「【PR】表記したらPV数が下がった」というのはその辺の理由もあるのではないかと。

    別に【PR】表記を付けるなとは申しませんが、
    特定の個人サイトを名指しして「【PR】表記がない! けしからん!」みたいに
    一方的な基準で批判するのは、さすがに筋違いではないかなと私は思います。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      >サイクルスポーツやファンライド等の
      企業サイトのインプレ記事や、ワイズロードが毎年やってる社員試乗会の記事も
      全部【PR】と書かなければいけなくなると思うのですが…。

      これについてですが、例えばですが、雑誌などは明記しなくても存在自体が広告だとわかるので、そういう場合には広告だと明示しなくてもいいことになっています。
      自転車屋も、メーカーなり代理店と契約していることは誰の目にも明らかなので、そういう【誰の目にも明らか】なケースについては、明示する必要はないとされています。
      新城幸也選手はバーレーンマクラーレン所属であることはロードバイクに乗る人ならほぼ知っていると思いますが、バーレーンマクラーレンがメリダから供給を受けていることも事実として知られていることです。
      新城幸也選手がメリダのバイクの宣伝をするときにイチイチ広告だと言わなくても問題ないのは、それが明らかだからという理由です。
      同じような理由で、テレビのCMも広告出ることは良く知られた事実です。

      何を以って広告とみなすかについては、このように定義されています。

      インターネット広告は、媒体社が運営するウェブサイト、アプリケーション等に掲載されるバナー広告をはじめ、テキスト広告、動画広告、媒体社等が発行する電子メールに挿入されるメール広告など、インターネットを通じて広告主から消費者等に向けて発信される広告と定義する

      一般的に利益の供与を受けている時点で広告とみなすものであり、商品を無償で受けている時点で利益の供与とみなされます。
      3000円の商品を貰った場合、3000円の利益を供与されたとみなすわけで、報酬を受けていると見なされます。

      >でも安易に【PR】表記を付けてしまうと
      却って読者がタイアップ記事やアドセンス広告だと誤解してしまうこともあると思うのです。

      これについては逆も成り立ちますよね。
      コンテンツだと誤認してクリックしたが、広告だったので無駄な時間を過ごした、と捉える人もいます。
      なのでここについて議論することは無意味であって、しかも風潮としては消費者保護です。
      サイト運営者保護の観点なら、おっしゃる通りの考え方でPV数が下がったことのついての不利益を主張することになると思いますが、消費者保護の観点でいうと、広告ではないと誤認してクリックしたということ自体が不利益だと見るべきです。

      >特定の個人サイトを名指しして「【PR】表記がない! けしからん!」みたいに
      一方的な基準で批判するのは、さすがに筋違いではないかなと私は思います。

      これについては恐らく、私の記事を読んで誤認する方が出る可能性もあったので、記事の公開には慎重になっていたということもあります。
      私が言いたいことは、PR表記をしないという一貫した方針であるなら、残念なサイトだと思うわけです。
      しかし該当のサイトさんは、広告であるときはPR表示すると自らが取り決めして公表しているわけです。
      ご指摘のように、PR表示されている記事もあります。
      その上で、なんで広告であっても、PR表示したりしなかったりと一貫性がないのだろう?というところが問題だと思っています。
      それならば、広告であるときはPR表示する、などと消費者に向けて説明すること自体に矛盾が生じています。
      なので一方的な基準で批判しているというわけではなく、基準自体は該当のサイトさんが公表しているわけですから、それすら守れないというのはいかがなものか?という問題提起です。

      該当のサイトさんは、個人のサイトという形を取ってはいますが、一方ではメディアの人間であると認識しています。
      ドシロウトの人が調子に乗って、ステマするとのは意味合いが違うわけです。

      あと、この記事、該当のサイトさんを攻撃する意図はないと書いているとおりです。
      該当サイトさんのファンの方であれば、この記事を読んで不快に思う人も出るだろうとは予想してました。
      こちらとしてはそういう意図ではなくて、メディア側の人間であればこそ広告問題はシビアに扱うべきだと思っていますし、自らがそのように告知しているわけですから、それを達成できないならそもそも【広告であるときはPRをつける】などと書くことが矛盾していると思うのですが、いかがでしょうか?

      実際のところ、PR表示を付けるなと言ってくる企業もあります。
      PV数が下がるというのはこの世界ではある種常識です。
      だからこそ、企業側もPRなどと付けてほしくないのでしょうけど、該当のサイトさんは広告にはPRを付けると消費者に対して約束しているわけです。

      読者に対して誤解を招くような訴求は、仮に広告主が要望しても載せることはありません。

      このようにもあるわけで、【もし、仮に】企業側からPR表示をしないでくれと言われた結果なのであれば、矛盾してしまってますよね。

      一番最初のところに戻ります。

      >私個人の感覚としては、物品の提供を受けた程度で【PR】表記を付けるのは逆に違和感があります。

      ここが一番の問題でして、要は人によって受け取り方は様々だということです。
      提供を受けたから広告だと見なす人もいれば、提供程度では広告とはみなさないと考える人もいる。
      だからこそ問題なわけで、どっちに合わせるのか?という問題になるわけです。

      あくまでも消費者保護の観点に立つべき話でして、広告だと知らずに購入した場合、問題が生じる危険性もあるわけです。
      買ってみて使ってみたら、書いている内容とは違う!と感じてしまう人もいるわけで、【私の感覚では】というものが入ると、当然水掛け論にしかなりません。
      なのでどっちにチューニングすべきなのかとなるわけです。

      当たり前の話として、広告記事を書いてほしいという期待を込めて、企業が商品を提供します。
      決して、【記事にしなくてもいいので使ってくれ】ではないのです。
      企業側が記事にしてもらえるという期待を込めて提供していて、多くの場合は記事にすることを前提に提供しています。
      ブログもユーチューブもツイッターもやってない人間に、企業が提供するわけもないので、提供=広告とみなすのが普通の感覚でしょう。

      そうすると、【提供を受けたから広告だと見なす人もいれば、提供程度では広告とはみなさないと考える人もいる。】、この問題に対して、消費者目線でいうならば、間違いなく前者になる話です。

      この記事でいいたいことと、あなた様が感じている内容は乖離があるように思えます。
      別に、一貫して【PR表示などしない】という立場であるなら、言い方は悪いですがクソサイトだなぁと思うわけです。
      そうではなくて、消費者に対してPR表示すると約束していることは明らかなので、それなら一貫してその方針を貫いてほしい、というだけの話です。

      この業界、思っている以上に腐っていると感じていますが、その中で該当のサイトさんの場合、メディア側の人間ということもあって、しっかりされていると尊敬していました。
      しかし、最近はその方針が変わってきているように感じたというだけの話です。

      あなた様の場合、
      >私個人の感覚としては、物品の提供を受けた程度で【PR】表記を付けるのは逆に違和感があります。

      というお考えなのはわかりました。
      しかしその逆の考え方をする人間もたくさんいますし、そういうことでのほかのサイトに対する苦情までうちにメールなどで来ています。
      ほかのサイトさんのクレームについては、正直知ったこっちゃないのですが、【〇×のステマがひどい】などというメールは時々来ています。
      そういう感覚を持つ消費者もいることは事実ですし、どっちに合わせて見るのか。
      そこを議論し出すこと自体が無理が生じるのだと感じています。

      あと、該当サイトさんについては、提供を受けたことは記事中に一言ですが書いている分だけ、まともなほうだと認識しています。こう書くと上から目線みたいになりますが。
      広告のガイドラインでいうならば、目立つように分かりやすく表示することが求められていますし、該当サイトさんの内規ではPR表示をするとお約束していると認識しているので、そこについては矛盾を感じますが。

      ご意見ありがとうございました。
      何か補足などあるようでしたら、コメントでもメールでも構いませんのでご意見お待ちしております。

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