ジオスのミストラルというと、ジャイアントとエスケープR3と並んで、5万円程度で買えるお買い得クロスバイクの代表格です。
そんなミストラルは2020年モデルとして、ディスクブレーキモデルも出してきました。
(従来のVブレーキ仕様も継続です)
ということは、ミストラルはリムブレーキ仕様とディスクブレーキ仕様の2本立て??と思ったあなた!
違うんです。
違うんです。
違うんです。
なんと2020年モデルのミストラルは、Vブレーキ仕様、油圧ディスクブレーキ仕様、機械式ディスクブレーキ仕様の3本立て・・・だけでもないんです!
実は隠れた4本立て仕様でして。
2020 GIOS MISTRAL DISC
このように、普通にディスクブレーキ化を果たしたミストラル。
相変わらずのジオスブルーで、パッと見てもミストラルだなぁ・・・という感想しか出てこないわけですが。
さて、先ほど、ミストラルはVブレーキ仕様、油圧ディスク仕様、機械式ディスク仕様の3本立て・・・ではない!!
隠れた4本立てと書きましたが、その秘密を早速ですがまとめます。
Vブレーキ | 油圧ディスク | 油圧ディスク | 機械式ディスク | |
コンポ | 3×8 | 3×8 | 3×8 | 3×8 |
ブレーキ | シマノBR-T4000 | シマノBR-MT200(油圧) | シマノBR-MT200(油圧) | シマノBR-TX805 |
ホイール | シマノR501 | シマノWH-RX010 | ALEXリム | ALEXリム |
タイヤ | KENDA K-193 700×28C | KENDA K-193 700×32C | KENDA K-193 700×32C | VITTORIA ZAFFIRO 700×32C |
重量 | 10.8キロ | 11.6キロ | 11.7キロ | 11.7キロ |
定価(税別) | 51,000 | 66,000 | 59,000 | 56,000 |
油圧ディスクのミストラルには、シマノホイールモデルと、アレックスリムのモデルがあります。
これが大きな特徴です。
ミストラルのVブレーキモデルというと、長年ホイールはシマノR501がついてくることで有名です。
シマノでは最下層のホイールですが、クロスバイクとしては軽いほうの部類のホイール。
油圧ディスクについてくるシマノ完組ホイールRX010のスペックですが、
フロント | リア | ペア |
982g | 1177g | 2159g |
クロスバイク用としては軽いほうではありますが、まあ鉄下駄であることには変わりありませんw
アレックスのほうとの総重量差は100gになっているので、これはそのまんまホイールの重量差ということでしょう。
ちなみにですが、シマノRX010ホイールは、F100mm、R135mmのクイックリリース仕様です。
確かこのホイールって既に製造中止の在庫限りだった気がするのですが、在庫特価で安く仕入れられた??のでしょうか??
それならある意味ではラッキーかも。
ディスクブレーキでクイック規格は絶滅危惧種なので、今後はこのホイール規格は出ないでしょうし。
なのでミストラルのディスクブレーキ車も、スルーアクスル仕様ではなくクイック仕様。
ということで、これが4本立てミストラルの正体です。
ちなみにですが、ミストラルというとリアブレーキのワイヤーがトップチューブ上にあることで知られていますが、
ディスクブレーキ車でも同じのようです。
4つのミストラルでどれがオススメか?
これはどうクロスバイクを使うか次第なんですが、雨でも乗る人はディスク・・・というかというと、実はそうでもない気がしてます。
雨の日も乗るし、今後もホイールのグレードアップを考えない人は、ディスクブレーキ車がオススメです。
というのも、今はディスクブレーキの仕様は、F100mm、R142mmのスルーアクスル仕様が主流。
ホイールをグレードアップしたいと思ったときに、クイックリリース規格だとちょっと苦労します。
マヴィックのように、アダプターでいろんな規格に対応するホイールもありますが、カンパ・フルクラムは少しずつアダプター対応をやめつつあったりするので・・・
まあ、クロスバイクでホイールをグレードアップする人は少数派なので、そこまで気にする問題ではないかもしれません。
油圧ディスクのほうは、ホイールをシマノホイールかアレックスリムのホイールか選べるようです。
ここはシマノホイールのほうがグレード自体は高いでしょうけど、前後あわせて2000gオーバーですからね・・・
安いほうのアレックスリムのホイールと比べてどれだけ優位性があるのかと聞かれると、恐ろしく微妙な問題です。
なので安いほうのアレックスリムの油圧でも全然ありで、ホイールをグレードアップさせたいならもうちょっと上のランクのホイールを狙ったほうがいいかと。
クロスバイクもどんどんディスクブレーキ化が進んでいますが、本当にディスクブレーキが必要なのか?という観点で選んでもいいのかもしれません。
Vブレーキも本来はクロスバイクにはオーバースペックとも言えるほど制動力が強いので、雨の日以外はディスクブレーキである必要は必ずしもないような気がします。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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