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折り畳み自転車ってどうなの?危険なの?【質問いただきました】

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【折り畳み自転車ってどう思いますか?折れるという話も聞きますが、メンテすれば防げますか?】という質問を頂きました。

私の知る限りで回答いたします。



折り畳み自転車の構造

正直なところでいえば、ここを見ている方の多くはロードバイクに関する情報を求めていると思うので、折り畳み自転車に興味がない人が圧倒的多数だと思います。
ぶっちゃけて言うならば、私もその一人です。
数回試乗したことがありますが、特に欲しいという気持ちにはなりませんでした。
※折り畳み自転車愛好家の方には大変失礼な表現が続きますが、ご容赦ください。

ですがせっかく質問をいただきましたし、食わず嫌いは良くないと思い調べてみました。

見た印象ですが、フレームのトップチューブが折れ曲がる構造のものが圧倒的多数で、BIRDY(BD-1)なんかはリアサスペンションの構造で折り畳みにしている(?)ような感じです。
※厳密には間違っているかもしれませんので、詳しい方がいましたら教えてください。

共通しているのは、どの折り畳み自転車も、フレームの一部が曲げられる構造(解除レバーなどで外せる)になっていることは間違いありません。

折り畳み自転車が危険だと言われる理由

自転車の走行中の破損、それに伴う転倒などの事故やけがは、国民生活センターに寄せられた相談件数だけでも2004年で100件、2013年で251件と倍以上も増えているそうです。
これは折り畳み自転車だけに限った話ではありません。

自転車産業振興協会が公表しているデータですが、自転車事故に関する調査報告がまとめられています。
http://www.jbpi.or.jp/pogdnqrbc-438/?action=common_download_main&upload_id=1211

折り畳みでない自転車のほうが世の中には圧倒的に普及していますから、件数だけでいうと折り畳み自転車の事故例は多くありません。
しかし、折り畳み自転車のほうは、事故件数に対して【製品不良が疑われる事故】の割合が高いです。
もちろん、統計学的にはサンプル数が少なすぎるので、これ自体が大きな意味を持つとは思いません。
たまたまそうだった可能性もあれば、たまたまでない可能性もあります。
どちらにせよ、事故件数というサンプル数がもっとたくさんないと何とも言えません。

過去の例ですが、マスコミでも大きく報道された事例として、買ってそれほど経っていない折り畳み式自転車に乗ったところ、走行中にフレームが破断して前のめりで大転倒し、歯をかなり折ってしまった事故があります。
有名なドッペルギャンガー製の自転車の件です。

この事故、折れた部分が【折り畳み部分なのかそうでないのか】がよくわかりませんので、折り畳みだからダメという結論はちょっと違う気もします。
先ほどの資料ですが、
http://www.jbpi.or.jp/pogdnqrbc-438/?action=common_download_main&upload_id=1211

ジャイアントでもトレックでも、フロントフォーク破断の事故情報が記載されています。
ていうか、トレックを作っているのはジャイアントですが。

なので一流メーカーでも確実に安全とは言い切れません。

そもそもですが、絶対に壊れないフレームというのは、理屈の上から言っても不可能です
どんなものでも、壊れます。
壊れやすいか壊れにくいかが焦点になるわけです。

それでも折り畳み自転車をオススメしない理由

折り畳み自転車の構造を見ると、レバーなりボルトなりで解除して折りたためるようにしているわけですが、折り畳み機構を支えているレバーやらボルトなりが破断する可能性はありますし、どうしても折り畳み部分は構造が脆弱になります。
もちろん、メーカー側も簡単に壊れないように折り畳み部分の強度を保つようにしているはずですが、それでも折り畳みできない自転車よりは折り畳みできる自転車のほうが壊れやすいのは明らかです。

過去にビアンキのフロントサスペンション付きクロスバイクで、走行中にサスがすっぽ抜けて転倒して大怪我という事故がありました。
もしこれがサスなしのリジッドフォークなら、すっぽ抜けるという現象については起こりえません。
もちろん、リジッドフォークが破断する可能性はゼロではありませんが、それでも製品としての強度はサスありフォークよりもサスなしフォークのほうが強いのは明白でしょう。

なので個人的な考え方としては、折り畳み自転車はオススメしていません。

しかしながら、折り畳み自転車と言っても量販店で2万円程度で買えるようなものから、30万を超えるような高級車まであるわけです。
2万円の折り畳み自転車と30万の折り畳み自転車で、折り畳み部分のパーツの精度はどう考えても30万の自転車のほうが高いでしょう。
ですから、どうしても折り畳み自転車が欲しいというなら、それなりにお金を出していいものを買うことと、点検整備はかなり念入りに、ということですね。

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個人的な意見としては、10万以下の折り畳み自転車は信用しないほうがいいような気がします。
もちろんですが、折り畳みできないちゃんとしたロードバイクでも、点検整備を怠れば重大な事故につながる可能性はあります。
私は先日、お恥ずかしながらホイールの整備が問題と思われる不具合にてチェーン落ちし、クランクロックして死ぬかと思いました。
私の場合、ある部分にオイルをつけすぎていたというメンテの失敗によるものですが、ちょっとしたことが大きな事故につながります。

結論ですが、折り畳み自転車は積極的にはお勧めしないものの、どうしても乗りたいならお金をたくさん出していいものを買いましょう。そして、メンテは頻繁に。

 

※折り畳みユーザーの方でも、折り畳みに情熱を持ちきちんと整備して乗っている方もいらっしゃいますし、そういう方は尊敬しています。

折り畳み自転車すべてを否定するわけではありませんのでご容赦ください。



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