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マヴィックのフリーボディにつけるオイルは、純正じゃないとダメなのか?【質問いただきました】

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以前に書いたブログ記事ですが、この記事の中でマヴィックのフリーボディのメンテナンスとして、最初はマヴィック純正のオイルを勧めていましたが、追記として違うオイルを推奨していました。

 

この件でマヴィック純正オイルでないことによる不具合などは起こりうるのかという質問をいただきましたので、回答いたします。

マヴィックの純正オイル


マヴィックの純正のフリーボディオイルはこちらです。


このオイルですが、チェーンオイルなどに比べるとネットリ度が高いです。
粘性が高いオイルになっています。

 

マヴィックのフリーボディのメンテナンスでは、主に二ヶ所にオイルをつける必要があります。
一ヶ所目は、ラチェットの爪部分です。

マヴィックのフリーボディでは、ラチェットの爪が二個あります。
ここにオイルをつける必要性があり、同時にラチェットが当たる部分にもオイルを付けます。

分かりづらいですが、フリーボディ内部のギザギザの部分です。

 

で、もう一ヶ所ですが、フリーボディの白い部分にもつける必要があります。

この白い部分はゴムでできており、ハブ側にはこの白い部分と接触する黒いゴムシールがあります。
ここはゴム同士が接触するのですが、マヴィックのハブの回転が悪いという理由は、ここのゴムシールのシール性が高く、接触度が高いために回転抵抗になってしまうということです。
逆に言えば、シール性が高いため、防水や防塵性は非常に高いとも言えます。

 

それで、ここのゴム同士の接触部分にオイルを与えることで、回転が軽くなるわけです
マヴィックのホイールを使っている人は、ここについては定期的にオイルを付けないと回転性が異常なくらい落ちます。
私は1000キロも走らないうちにここにオイルを付けています。

 

で、ゴム同士が接触する部分にオイルをつけるため、ゴムへの攻撃性があるオイルだと損傷を与えてしまうわけです。
マヴィックの純正オイルは、当然ですがゴムへの攻撃性がないオイルになっています。

 

で、マヴィックの純正オイルは、粘度が高いのです。
なのでここにオイルをつけすぎると逆に回転抵抗の妨げになりうるということです。
これについては、私が経験した【チェーン落ちした意外な理由】をご覧ください。

 

もう少しサラサラ系オイルのほうが、回転がスムーズになります。
なのでゴムへの攻撃性がないオイルであれば、なんでも大丈夫ということになります。
そこでオススメなのが、RESPOのチタンスプレーです。

先日のチェーン落ちトラブル以降、このチタンスプレーを使うようにしましたが、回転は明らかにこっちのほうが上です。
私の場合、マヴィック純正オイルでメンテしていた時は、そもそもオイルをつけすぎていたようで整備後すぐでもクランクの供回り現象が起こっていました。
これはスタンド上でクランクを回したときに、後輪は当然ですが回転します。
クランクから手を放しても、後輪は惰性で回り続けますが、後輪の回転につられてクランクが回転しだすという現象です。

 

ぶっちゃけていうと、これがマヴィックでは正常だと勘違いしていました。
この供回り現象が原因と思われるチェーン落ちトラブルを経験して以来、フリーのメンテナンスはチタンスプレーに変えました。
その結果、クランクの供回り現象は全く起こりません。

 

供回りがなぜ起こるかというと、先ほど書いたフリーボディのゴム同士の接触が強いからです。
ここがスルスル回っていないと、クランクの供回り現象が起こります。

 

で、マヴィックの人が見たら、当たり前ですが【純正オイル以外はけしからん!】となると思います。
ですが性能的には粘度が低いチタンスプレーのほうが適していると思います。

 

なので結論としては、自己責任ではありますが、純正オイルにこだわる必要性はないということです。
ただし、ゴムへの攻撃性がないオイルを選んでください
純正オイルでないことによる不具合が起こるとしたら、ゴムへの攻撃性があるオイルを使ってゴムシールを痛める場合くらいだと思います。





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