UCIワールドチームのCCC TEAMが、消滅危機に晒されています。
CCCチームはポーランドに本拠地を置いていますが、スポンサーの靴メーカーCCCがコロナの影響で株価が90%下落。
その結果、CCCは今シーズン終了後にスポンサーを降りることが決定したようです。
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CCCチーム
CCCチームは、2018年まではBMCレーシングチームでしたが、2019年にポーランドの靴メーカーCCCがスポンサーになり、BMCは撤退。
今現在、ロードバイクの供給はジャイアントです。
既にCCCチームのライダーは、今期の賃金が50%になることに同意しているらしいですが、とにかくCCC自体は撤退を決定。
新たにスポンサーを探さないといけない状況のようです。
なお、バイクを供給するジャイアントは、今のところ今までどおり供給する方針。
まあ、この不況下でスポンサーになれるだけの体力を持つ企業があるかどうか、というところでしょうか。
あらゆるジャンルのプロチームで
プロスポーツにはスポンサーは欠かせない存在ですが、あらゆるジャンルで、今後プロチームが苦しい状況に陥る可能性はあります。
あのトヨタ自動車も昨日、営業利益が前年比で79.5%減という大幅な減収見通しを発表しましたが、約8割減でも5000億円の営業利益があるとの見通しなので、さすがはトヨタ自動車だなと思いますが・・・
CCCチームは新たなスポンサー探しになるわけですが、何とかなるといいですが。
既にいくつかのメーカーで、経営に関わるニュースが出ています。
TIMEがフレーム撤退するかもという話だったり、コルナゴがアブダビの投資ファンドへ売却されたり。
ルイガノも倒産というニュースがありましたし、MAVICも危機的な状況といっていいでしょう。
ただこれらのブランドは、コロナがどうのこうのというわけでもなく、TIME、ルイガノ、MAVICはコロナ以前から経営は悪化していたようです。
コルナゴについては、投資ファンドへの売却報道がコロナ以後でしたが、コロナがどこまで関わっているのかはわかりません。
恐らく、フレームメーカーやパーツメーカーの中でも、コロナの影響を直接的、もしくは間接的に受ける可能性はあるので、今後は業界全体としてどうなっていくのかは不透明ですね。
ていうか、2021年モデルのロードバイクの発表、早いメーカーだと6月、ほとんどのメーカーは8月頃なんですが、今年ってどうなるのでしょうか?
デュラエースが出るとか出ないとかいろんな噂もありますが。
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