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常用域をスプロケの真ん中にする発想は、フロントシングル化のヒントになるかも。

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ちょっと前に書いた記事。

 

平坦のためにスプロケを11-34Tにしているという方も。
ちょっと面白いなと思う意見がありましたのでご紹介を。 というご意見です。 チェーンライン フロントとリアで、チェーンが真っ直ぐになるような選択をすると、最も駆動効率がいいですし、チェーンに斜めの力が掛からない分、チェーン自体の【持ち】も良く...

 

読者様
読者様
自分もちょっとした坂をアウターのまま突破するために、ギア比2.0(50×25)が実用域にある11-32tを使用していたことがありました。

 

アウターのまま使えるギア比の領域が広い、というメリットが全然語られないのが不思議だったので、この意見はもっと理解されるといいなと思いました。

 

実際のところ、アウター×ローはあまり好ましくないと言われますが、ついつい面倒だしと使ってしまうもの。
前回の記事でも書いたように、私自身もこのような考え方は全く頭にありませんでした。

 

どちらかというと、トップとローの数字だけで選んでしまう人が多いのでは??

スプロケの真ん中

常用域をスプロケの真ん中に持ってくるという意味で、スプロケ歯数を11sアルテで見てみます。

T-L コンビ 重量
11-25T 11-12-13-14-15-16-17-19-21-23-25T 232 g
11-28T 11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28T 251 g
11-30T 11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30T 269 g
12-25T 12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25T 243 g
14-28T 14-15-16-17-18-19-20-21-23-25-28T 300 g
11-32T 11-12-13-14-16-18-20-22-25-28-32T 292 g
11-34T 11-13-15-17-19-21-23-25-27-30-34T 335 g

※11-34TのみCS-HG800。それ以外はCS-R8000。

 

これで見るなら、25Tあたりを常用したいのであれば、確かに11-34Tのほうがよい。
ただ私は、17Tとか19Tが常用域なので、なんだかんだ11-28Tでいいやと。

 

実際のところ、ちょっとした登りだとアウターのまま28T(アウター×ロー)とかまで使っちゃうことはあります。
本当はチェーンには宜しくないのかもしれませんが。

 

常用域が真ん中に来るようなスプロケを選ぶ、という考えもちょっと面白いかも。
この考え方は全く頭になかったので、ありがとうございます。

 

スプロケの重量で乗り味が変わるとは思えませんが、11-25Tと11-34Tでは100g近い差があるので、100gだと嫌がる人もいるかもしれません。

フロントシングル化の参考になるかも

常用域を真ん中にというのは、フロントシングルで組みたい人にとっては重要かもしれません。
グラベル用ですが、シマノでもロードフロントシングルで使えるクランクがあります。

 

品番 歯数 重量
FC-RX810-1 40T、42T 656 g (42T), 644 g (40T)
FC-RX600-1 40T 743g

まあ、それほど軽いわけでもないんですけど。
参考までに、アルテグラFC-R8000の重量がこちら。

FC-R8000 重量
53-39T 690 g
52-36T 681 g
50-34T 674 g
46-36T 668 g

フロントシングルだからかなり軽い・・・とはならないこともあるので、軽量化目的だと微妙だったりする。
まあ、もっと軽いクランクにしたほうがいいかも。

常用域で考えるとフロントシングルのヒントにも

理屈としてはアウター×ローのようなチェーンラインが斜めになるギア選択は、駆動効率も落ちるし、チェーンやスプロケにも負荷がかかっています。
なのでアウターのまま使いやすい範囲を選ぶという視点で、スプロケの常用域が端っこに来ないような歯数選択をするのもアリかもしれません。

 

しかしせっかくの11速で、フロントのシフトチェンジが面倒だなと思うなら、思い切ってフロントシングルに踏み切ってみるのもアリかもしれません。

 

フロントが50-34T、リアが11-28Tの場合だとギア比はこうなります。

11 12 13 14 15 17 19 21 23 25 28
50 4.55 4.16 3.85 3.57 3.33 2.94 2.63 2.38 2.17 2 1.79
34 3.09 2.83 2.62 2.43 2.27 2 1.79 1.62 1.48 1.36 1.21

 

シマノGRXだとフロントシングルで40Tと42Tがあるので、リア11-34Tでギア比で見てみます。

 

11 13 15 17 19 21 23 25 27 30 34
42 3.81 3.23 2.8 2.47 2.21 2 1.83 1.68 1.55 1.4 1.23
40 3.64 3.08 2.67 2.35 2.11 1.90 1.74 1.6 1.48 1.33 1.17

 

こうやってみると、フロントシングルでもフロント34T、リア28Tのときの最小ギアと同じくらいには出来るので、トップギア11Tとか12Tを使わない人だと、意外と使える範囲だったりします。
常用域という意味でも、一般的に平地で使いやすい17Tとかそのあたりがド真ん中に近いあたりに来るので、フロントシングルでも下りで飛ばさない人なら十分成り立つかも。

 

フロントシングルにはあまり魅力を感じていなかったのですが、意外と使えるのかもしれません。

 

自分がよく使うギア比がどこなのかを知ることと、登りで必要なギア比がどれくらいなのかを知れば、どのスプロケ歯数がベストなのか、フロントシングルのほうがラクなのか?なども考えやすいかもしれません。

 

管理人
管理人
常用域のギア比が、スプロケの真ん中に来るような歯数を選ぶと、理論的には駆動効率は上がる(はず)。

 

フロントシングル化は、多少軽量化にもつながるので、ギア比次第では使い勝手がいいかも。
このあたりは、まずは現状での常用ギア比と必要ギア比を計算して、いろいろシミュレーションしてみるのがいいかもしれません。

 

コメント

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