先日のラテックスチューブに続いてですが、
ブチルチューブの場合、どの程度エア抜けしていくのかエアゲージで見ていきます。
実験方法
今のところ、エアゲージはパナレーサー(アナログ)とGIYOの二つを持っていますが、GIYOはちょっと精度が怪しいのでパナレーサーを使います。
私のロードバイク、前輪はブチルチューブ、後輪はラテックスチューブになってます。
正直なところ、前輪のブチルチューブのメーカーは思い出せませんw
ブチルチューブの性能差がメーカーごとにあるようには感じないので、いつもテキトーなので・・・
だいたいポンプで8Bar入れて、時間ごとの変化を見ていきます。
なお、ポンプとエアゲージの両方ともにゲージの精度がしっかりしているなら、原則としては両方のゲージの値はほぼ一致します。
ブチルチューブのエア抜け
タイヤサイズは23cです。
0時間 | 24時間後 | 48時間後 |
7.9Bar | 7.7Bar | 7.5Bar |
このように、ラテックスチューブと比べると雲泥の差というか、24時間で0.2Barしか抜けていません。
参考までに、ラテックスチューブのデータを。
ラテックスチューブのエア抜け具合。
タイヤサイズは23c、チューブはヴィットリアのラテックスです。
<1回目>
8月19日23時 | 8月20日9時(+10時間) | 8月20日23時(+24時間) |
7.8Bar | 7.2Bar(-8%) | 6.4Bar(-18%) |
<2回目>
8月20日23時 | 8月21日9時(+10時間) | 8月21日23時(+24時間) |
7.8Bar | 7.3Bar(-6%) | 6.6Bar(-15%) |
<3回目>
8月21日23時 | 8月22日8時
(+9時間) |
8月22日23時
(+24時間) |
8月23日23時
(+48時間) |
7.9Bar | 7.4Bar(-6%) | 6.7Bar(-15%) | 5.8Bar |
泊まりツーリングならブチル、日帰りならラテックス
このように、泊まりアリのツーリングとして乗るなら、ブチルチューブ一択です。
日帰りなら、耐パンク性と振動吸収性や転がり抵抗を考えても、ラテックスチューブのほうがベターかと。
もちろんですが、カーボンリム&クリンチャー&リムブレーキの場合には、ラテックスチューブは禁忌です。
マジでブレーキ熱で溶けて爆死しかねませんので。
ラテックスチューブの場合、耐パンク性はブチルチューブよりも上です。
振動吸収性や転がり抵抗もラテックスのほうが上。
強いて言うなら、値段が高いくらいの話。
私の場合、前輪はブチル、後輪はラテックスにしているのですが、これも一応は理由があります。
アルミリムの場合、ブレーキ熱の放熱性は高いので、さほど気にしなくてもいいのですが、万が一のことを想定して、峠の下りなどでフロントのブレーキングを多用した結果、ラテックスチューブに悪影響もありうるかなと思っているから。
たぶん、気にしすぎですが。
実例として、アルミリムでも当て効きさせまくって溶けたような話も聞いたことはありますが、基本的には考えすぎかも。
何度も繰り返しますが、カーボンリム&クリンチャー&リムブレーキの場合は、ラテックスチューブはマジで止めましょう。
爆死してからでは遅いので。
ラテックスチューブって、パンクしてもスローパンクになることが多いので、そういう意味でも安全。
どうも繊細なチューブだと誤解されているような気がしますが、一般的に注意すべきことを注意してタイヤに嵌めれば、繊細だという感覚は正直ありません。
まあぶっちゃけて言うと、ブチルチューブは安いし耐久性は高いし、ある意味では最強なんですけどね。
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