スポーツドリンクをさらに比較してみる。【続編】

前に書いた、ポカリとアクエリの違い。

日本を代表するスポーツドリンクというと、ポカリスエット(大塚製薬)とアクエリアス(日本コカコーラ)がありますよね。 これ、そもそも同じ用途...

先日、ポカリとアクエリの違いを書きました。 私は基本アクエリ派なのですが、読者様からメールを頂き、思い出したことがあり...

なぜグリーンDA・KA・RAが入っていないんだ!と抗議を受けましたので(笑)、続編とします。

※ほかにもいろいろスポーツドリンクはあるでしょうけど、コンビニでも買えるメジャーなものに限定してます。

スポーツドリンク徹底比較

100mlあたりポカリスエットアクエリアスグリーンDA・KA・RAポカリスエットイオンウォーター
エネルギー25kcal19kcal18kcal11kcal
タンパク質0g0g0g0g
脂質0g0g0g0g
炭水化物6.2g4.7g4.4g2.7g
食塩相当量0.12g0.1g0.10g0.10g
0.51mg
カリウム20mg8mg1〜10mg20mg
カルシウム2mg0.1〜1.0mg2mg
マグネシウム0.6mg1.2mg0.1〜1.0mg0.6mg
アルギニン25mgアミノ酸

3〜15mg

イソロイシン1mg
バリン1mg
ロイシン0.5mg
クエン酸60mg
人工甘味料スクラロース

グリーンダカラとポカリ、アクエリの違いで見ると、鉄分とクエン酸が入っていることでしょうか。
鉄分は赤血球のヘモグロビンの中に多くあり、酸素運搬に必要なもの。
持久系運動ではヘモグロビンの量が多いほど酸素運搬能力が良いと言えるので、持久系では結構重要。

クエン酸は運動により生じた乳酸の解消や、エネルギー産生に関わる。

グリーンダカラを飲んだことが無いので、味はわかりません。
成分を見た感じでは、アクエリアスとグリーンダカラはアミノ酸などが入っていることから、回復系の要素が強いのかなと思うのですが。
まあ、スポドリにBCAA入れている人もいるでしょうから、アミノ酸はBCAAで補給という形も可能。

ポカリスエットとポカリスエットイオンウォーターの違いですが、原材料の違いと、電解質濃度の違いがあるようです。

原材料
ポカリ砂糖(国内製造)、果糖ぶどう糖液糖、果汁、食塩/酸味料、香料、塩化K、乳酸Ca、調味料(アミノ酸)、塩化Mg、酸化防止剤(ビタミンC)
イオンウォーター果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、果汁、砂糖、食塩、ラカンカエキス/酸味料、香料、塩化K、乳酸Ca、甘味料(ステビア)、塩化Mg、調味料(アミノ酸)、酸化防止剤(ビタミンC)

電解質濃度は以下の通り。

ポカリイオンウォーター
Na+2117.5
K+55
Ca2+11
Mg2+0.50.5
Cl-16.513.5
citrate3-109
lactate-11

ポカリスエットイオンウォーターですが、メーカーサイトにはこのような記載があります。

汗をかいていない日常のシーンに適したイオンバランスで作られているため、普段の生活で失われた水分とイオン(電解質)をバランスよく補給し、毎日のコンディションをサポートします。

https://pocarisweat.jp/products/ionwater/

つまりはポカリ=スポーツ向き、イオンウォーター=日常生活向き。
イオンウォーターは飲んだことがありませんでしたし、正直全く興味がないのでスポーツドリンクなんだと思ってましたが、スポーツ向けのドリンクというわけでは無さそうな。

昔ゲータレードって割とポピュラーだった気がするのですが、

2015年にサントリーがライセンス生産を終了していたようです。

一般的にメジャーなスポーツドリンクというと、やはりポカリスエットとアクエリアスの二強体勢なのかなと。

経口補水液はどうなのか?

近年、ロードバイクでの走行中に経口補水液をドリンクとして飲む人もいるようなんですが、あれは過度な発汗による脱水症状のときに飲むものですし、飲み方を間違えるとむしろ害になる恐れもあるので、どうなんですかね?
ロードバイク自体が過度な発汗を起こすスポーツともいえるので、高強度(レースなど)や真夏などではいいのかもしれませんが・・・

有名どころのOS-1の成分を見てみます。

100ml中OS-1ポカリスエット
エネルギー10kcal25kcal
たんぱく質0g0g
脂質0g0g
炭水化物2.5g6.2mg
食塩相当量0.292g(ナトリウム115ml)0.12g
カリウム78mg20mg
マグネシウム2.4mg0.6mg
リン6.2mg
ブドウ糖1.8mg
塩素177mg

経口補水液は、原則として脱水症状時に少しずつ飲むことで回復を図るものであって、水分補給としてゴクゴク飲むようなものではないです。
塩分濃度が高く、小腸では吸収できない水分をNa+とブドウ糖により吸収させているもの。

飲み過ぎると塩分の過剰摂取になるので、一日の摂取目安量も書いてあります。
飲み過ぎ注意って、新橋駅前でグダグダしているサラリーマンに強く言いたいところですけどねw

公式HPでもこのように記載があります。

経口補水液オーエスワンは、経口補水療法の考え方に基づき、脱水状態において不足している電解質(ナトリウムなどの塩分)を補うために、一般的なスポーツドリンクよりも電解質濃度が高く、また水と電解質の吸収を速めるために、スポーツドリンクと比べて糖濃度は低い組成となっています。

日常生活における水・電解質補給であればスポーツドリンクでも十分ですが、以下のような軽度から中等度の脱水状態には経口補水液オーエスワンが適しています。

https://www.os-1.jp/faq/02/

真夏にロードバイクに乗っていて、熱中症とか脱水症状時の回復にはいいと思いますし、レースなど高強度の乗り方をしているときはいいと思うのですが、それ以外ではあんまりオススメしない・・・かな。
基本的に医師の指導を元に飲むものなんで、普通のロングライドとかでは経口補水液は脱水症状になりかけとかでない限りはオススメしません。

特に腎臓病、高血圧、糖尿病など疾患を抱えている人は、医師の指導を仰いだほうがいいでしょう。

経口補水液って、飲むと分かりますがマズイです。
塩分濃度が高く、ゴクゴク飲むようなものではない。

これ逆に言うと、脱水症状になっている・脱水症状になりかけのときは美味しく感じるそうです。
飲んでマズイと思ううちは、正直不要だと思います。
逆に言えば、飲んで美味しいと感じるときには飲んだほうがいい。
あと塩分濃度が高いので、ステンレス製の保冷ボトルに入れると錆の原因になるかもしれません。

先日書いた記事に関連して、 ご意見を頂きました。 今回の記事で気になったことがありましたのでコメントします。 ...

でも調べてみると、ロードバイクに乗っているときのボトル、OS-1という人も結構いるようですね。
気になったので製造元に勤める知人に聞いたのですが、予防的効果を狙って飲むものではなく、飲んでマズイと感じるときは不要、飲んで美味しいと感じるときは飲んだほうがいいとのことでした。

塩分濃度が高いので、飲み過ぎると身体に悪影響ですし、お腹を壊すこともあるので、ポタリングや通常のロングライドくらいであれば、スポーツドリンクで十分ではないでしょうか?

真夏のロードバイクでの走行も、日中よりも早朝とか夜に乗るようにするとか、そういう対策のほうが有効な気がします。

レースでは、レース前にちょびっと経口補水液を飲んでおく人もいるようです。

ロードバイクはかなり発汗するスポーツですし、長時間屋外にいるので真夏など熱中症リスクも高いスポーツですが、乗り方・強度・時間・体調などに合わせて、必要なときは経口補水液でいいと思いますが、過剰摂取にならないようにしたほうがいいかと。

スポーツドリンクといっても、役割は微妙に違う

似たようなスポーツドリンクでも、微妙に成分構成が違いますし、微妙に役割も違うといえます。
レースではないロングライドでは、正直なところ味・好みだけで選ぶ人が多いかと。

ずっとアクエリアス派でしたが、どうも人工甘味料との相性がこの一年くらい悪いようなのでポカリ派に転向してます。

よくわからんのですが、今年の春以降、何かお腹を壊すことが多く。 ストレスですかね? まあ、思い当たるフシはあるのですが、来年頭あたりまで...

まあ、いろいろ試してみるしかないですね。
真夏で発汗量が酷いときに、ミネラルウォーターばかり飲むと水中毒になり体内のナトリウム濃度が下がって危険なこともあるし、かといって意味もなく経口補水液を飲みまくるのは害になる恐れがあるし。
通常強度くらいの乗り方であれば、スポーツドリンクと、必要に応じて塩タブレットみたいなののほうがいいのかもしれません。
幸い、だいぶ涼しくなってきたので、発汗量も抑えられていると思います。
季節に応じてドリンクを変える必要もあるかもしれません。




コメント

  1. カモがネギしょってる より:

    そもそも論ですが、ポカリスエットやアクエリアスはアイソトニックなので、あまり汗をかかない程度の運動や、その前後用に向きます。発汗が多い運動中に飲むなら、糖質が少ないため吸収の早いハイポトニックの方が良いと思います。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      そもそも論でいうと、その通りです。
      あえてコンビニで手に入りやすいものに絞って書きました。