アルミリムの素晴らしき点を語ってみる。

近年、急速にカーボンリムホイールの勢力が拡大していると思うのですが、今や低価格で、正体不明な中華カーボンホイールが買えてしまう時代。

正体不明なホイールを使う気にはなりませんが。

みんなカーボン、カーボン、カボーン!マンセー!という時代ですが、アルミリムの素晴らしき点をひたすら語ってみてもいいんジャマイカ?という話なんですよ。

アルミリムの素晴らしき点

あくまでもカーボンリムと比較して、という意味です。

まず1つ目。

値段ですね。
リム単体の値段を比較した場合、アルミリムのほうが安いです。

こういうのだと、

リム単体の値段って、どうなっているのかは不明なんですが・・・
こういう激安中華カーボンリムは例外。

手組用のリムだと、KINLINとかTNIとか一本5000円以下で買えたりする。
ここ結構重要。

大手ホイールメーカーのカーボンホイールだと、どうしても10万円を超えてきます。
アルミホイールの場合、10万出せば最高峰(アルミリムの中では)。
5万でもそこそこのものが買えるという素晴らしき実力です。

2つ目。

放熱性ですね。
これはリムブレーキの場合に限ります。

ブレーキングすると、リムとシューが擦れて摩擦熱が発生するわけです。
アルミリムは金属の熱伝導性により、リム全体に熱が逃げながら放熱します。
カーボンリムは熱伝導性が悪いので、摩擦が起こったところに熱が蓄積する。

なので熱に弱い、ラテックスチューブとカーボンクリンチャーリムの組み合わせは厳禁。
カーボンリムもだいぶ熱に強くはなってきているとはいえ、ずっと下りで当て効きさせるようなブレーキングをすれば、熱によってリムが変形することも。
ここ初心者さんが盛大に間違うポイントだったりする。

アルミリムが熱で変形したという話は、正直聞いたことがありません。

3つ目。

制動力がカーボンリムよりも高い点。
カーボンリムも以前よりも制動力は上がっているとはいえ、アルミリムのほうが上。

4つ目。

リム自体の耐久性。
アルミリムでも経年劣化でダメになって行きますが、カーボンリムよりはまだ耐久性が高いようです。

アルミリムでも、割れるときは割れますが。

ずっと使ってきたマヴィックのキシリウムエリートさん。 このホイール、入手したのって確か2014年頃だったと思うのですが、走行距離もたぶん6...

アルミリムのイケてない点

アルミリムですが、走行性能で言うと、カーボンリムより劣ることは正直多いです。
カーボンリムと比較して、イケてない点を。

1つ目。

重量ですね。
アルミリムの場合、軽量リムと呼ばれるものでも385g程度。
マヴィックのキシリウムSLで400g程度です。

しかもこれらは、ローハイトリム。
リムハイトが25mmとかそれ以下じゃないと、軽量アルミリムがなかなか成立しない。

カーボンリムの場合、アルミよりも軽いのがメリット。

2つ目。

アルミリムでエアロホイールはほぼ作れないということ。

これは主に重量の問題ですが、アルミリムで50mmとか作ったら、重過ぎて話にならない。
今は無くなりましたが、カンパニョーロのバレッドとか、アルミリムにカーボンフードをつけてエアロリムにしていたわけで。
それでも重い。

アルミリム、マンセー

ホイールの性能って、走り自体の性能を指すことが多いと思うのですが、耐久性も性能の一部。
峠の下りでブレーキの当て効きをさせて、問題が起こりにくいのも性能の一部。

とはいえ、カーボンホイールの試乗をすると、当然欲しくなるんですけどねw

いきなりカーボンリムから入る初心者さんがいるのか知りませんが、男は黙ってアルミリム。
アルミリムがこれ以上進化する可能性は正直ほとんどないと思うのですが、なんだかんだ使い勝手がいいのはアルミリムなんですよね。

ゾンダとかキシリウムとか、そこそこの走行性能で、かつ頑丈で壊れにくい。
壊れにくいというのも性能の一部。
メンテナンス性という意味でも、万が一リムが磨耗しても補修用リムだってそれほど高くはない。

ライトウェイトのホイールなんて、リムだけでなくスポークもカーボンスポークだったりします。
しかもニップル式ではなく接着構造なので、スポークが折れると修理不可能。

ああいうのは補修性とかは一切考慮せずに、走行性能だけに振った作りと言えます。
走って楽しいのはカーボンホイールだけど、総合性能でいうとアルミリムもいいところはたくさんありますよ。

古い表現で【銀輪】ということもありますが、もはやシルバーでもない時代。
(暗)黒輪??


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