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アルテグラグレードとして登場したWH-RS700。やはりRS81シリーズは廃止か?

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コンポのほうのアルテグラが、R8000としてリリースされました。
R8000については特別驚くようなモデルチェンジはなく、強いて言うならリア34T対応というくらいでしょうか。



さて今回のアルテグラのモデルチェンジに伴い、シマノホイールにも大きな変化がありました。
それについて書いていきます。

最近までのラインアップ

2017年5月時点では、シマノホイールのラインアップは以下の通りでした。

・WH-R9100シリーズ(C24、C40、C60のそれぞれクリンチャーとチューブラー)
通称、デュラエース。
通常のキャリパーブレーキ対応と、ディスクブレーキ対応がある。
クリンチャーモデルはアルミリム&カーボンラミネート(カーボンフード)を基本とし、チューブラーモデルはフルカーボンリム。

・RS81シリーズ(C24、C35、C50)
デュラエース9000系と同じリムとスポークを使い、ハブだけアルテグラグレードにしたもの。
C24とC35はアルミリムにカーボンラミネート、C50はアルミリムにカーボンフードという構成のクリンチャーホイール。

・WH-6800(アルテグラ)
アルミリムでチューブレス対応。

・以下略
まあ、細々といろいろあります・・・

 

R9100のホイールは、クリンチャーとチューブラーがある上に、さらにディスクブレーキモデルもあって整理するのが大変です。
そんでもって以前も書きましたが、デュラエースのC40とC60については、チューブラーホイールはリムハイトがそれぞれ40mmと60mmです。
ところが、クリンチャーホイールはリムハイトがそれぞれ35mmと50mmです。
9000系の時はC35とC50というネーミングでしたが、R9100になってC40とC60という名前に変わっても、クリンチャーホイールについてはリムハイトは変わらず35mmと50mmであることに注意です。

 

じゃあ9000-C35とR9100-C40が同じものなのかというと、違います。
前者はリム幅15mmのナローリムでしたが、後者はリム幅17mmのワイドリムになっています。

 

この辺りは以前も書きましたが、ネーミングとリムハイトが一致していない点は要注意です。


もう、超絶わかりづらくなりました・・・
誰だよ、こんな分かりにくいことした人は・・・

RS81は廃止?代わりに飛び出たRS700-C30

シマノのサイトを見ると、今現在ではRS81シリーズは一切掲載されていません。
カタログ落ちした模様です。

今現在で記載がないということは、RS81シリーズは廃止と見ていいでしょう。

 

昨日のウイグルお買い得ホイールまとめでも書きましたが、ここにきてRS81-C35やRS81-C24が大幅割引になっていたりしているのは、やはりカタログ落ち前の在庫処分セールでしょうか。

 

で、代わりに飛び出てきたのが【WH-RS700-C30】というホイールになります。
そんなRS700-C30のスペックを見てみましょう。(注:リムブレーキのほうです)

リム素材 アルミ+カーボンラミネート
リム幅 15㎜(ナローリム)
リムハイト F24mm,R28mm
対応タイヤ クリンチャー、チューブレス
スポーク数 F16、R21(オプトバル)
対応スピード 8-11s
重量 F 625g、R 943g

ペア1568g

シマノのサイトを見る限り、なぜかフロントの重量は記載がありません。

ですが様々な方面でフロントホイールの重量がアップされていますので、この数字で合っていると思います。

 

このスペックを見てどう思うかです。



まず、リムがアルミリム&カーボンラミネートということなので、基本的にはデュラエースのリムを意識しているのだと思われます。
そんでもって、どういうわけかチューブレスリムしか選択肢がありません
クリンチャーのみ版は出さないつもりでしょうかね?

 

ちなみにですが、RS81-C24ーTLのときは、リムハイトがF 21mm、R 24mmでした。
なのでRS81-C24よりも前後ともにリムハイトが3~4mm上がったという感じのリムです。

 

というより、C30という名前を付けながらもリムハイトはF24/R28mmってどうなんですかね?

 

次に見るべきポイントは、スポーク数が16/21です。
ちなみにRS81-C24では16/20でした。
RS700ーc30になり、リアのスポーク数が1本増えてオプトバルになりました。
オプトバルというのは、つまりは2:1の組み方です。
スポーク数20本では2:1にはなりませんから、RS700になって駆動剛性を高めるためにオプトバルにしたという感じでしょうか。

 

恐らくはRS700-C30がRS81の後継モデルに近いと思われますが、RS81からRS700-C30での変更点は
・RS81では3パターンあったリムハイトが、RS700-C30では一種類(F24mm、R28mm)のみに。

・C30という名前ながらも、リムハイトは30mmではない。

・RS81ではクリンチャーホイールとチューブレスホイールがあったが、RS700ではチューブレスのみに。
(ただし、後出しでクリンチャーが出てこないとも限らない・・・詳細は不明)

・RS81-C24では不採用だったオプトバルが、RS700-c30の後輪では採用。
(ちなみにRS81-C35ではオプトバルでした)

 

こんなところでしょうか。
そもそもRS700という品番を見てピンとくる方もいるかもしれませんが、ロードコンポ用フラットバーシフターに【SL-RS700】というものがあります。

これは11速用の唯一のフラットバー用シフターで、コンポのグレードでいうならばどれに当てはまるのかと聞かれるとちょっと難しいです。
あるサイトではアルテグラグレードと書いてありましたが、まあ105でもありアルテグラでもあるという印象でしょうか。

前にも紹介したRS500

以前にも紹介しましたが、今回のシマノホイール一覧ではWH-6800(アルテグラ)がなくなり、WH-RS500が登場しました。

以前も紹介しましたが、アルテグラとWH-RS500はリムハイトが1㎜の差、重量で9gの差しかありません。
それ以外はすべて同じスペックというホイールです。

RS500 6800
ブレーキ リムブレーキ リムブレーキ
OLD F100mm

R130mm

F100mm

R130mm

対応タイヤ チューブレス、クリンチャー チューブレス、クリンチャー
リムサイズ 622×15c 622×15c
リムハイト 24mm 23mm
リム外幅 20.8mm 20.8mm
スポーク数 F16,R20 F16,R20
重量 F705g,R944g

ペア1649g

F700g,R940g

ペア1640g

RS500というと、クランクとかBBで同じ品番のものがありましたが、こちらは【ティアグラ以上、105以下】というものです。

シマノ BB-RS500 シェル幅:68mm(BC1.37) BB-RS500
SHIMANO(シマノ)
売り上げランキング: 9,722

これは以前も書きましたが、そもそもWH-6800にアルテグラという名前が付いていたこと自体がおかしかったのです。
WH-6800よりも上位にデュラエースとRS81シリーズがありましたが、デュラエースとWH-6800の間にRS81がいるにも関わらず、WH-6800にはアルテグラというネーミングが付いていました。
これはシマノホイールの歴史からすると仕方ないことだったのですが、WH-6800はアルテグラというネーミングと性能が一致していないホイールでした。

で、ここにきて、アルテグラ(WH-6800)のほぼ同じスペックのWH-RS500が登場しました。
ですがRS500はアルテグラというネーミングは付いていません。

そして特筆すべきことに、RS700-c30もアルテグラというネーミングではありません。

シマノのホイールのネーミングが刷新か?

要はシマノがしたかったことは以下のことかと思います。

・アルテグラと名乗りながらも、名前と性能が伴わないホイールの廃止

・RS81シリーズはデュラエースと全く同じリムを使っていたため、デュラエースとの差別化が困難だった

この二点を何とかしようとした結果かと思われます。

アルテグラというネーミング自体を廃止したというのは、ある意味では英断です。
ここでRS700-c30にアルテグラと名前を付けてしまうと、R9100(デュラエース)とRS700の間に何かホイールを開発したときに、またネーミングの問題で困ります。

RS81シリーズは、9000デュラとの違いはハブだけでした。
デュラのハブが軽い理由は、あくまでもフリーボディがチタン製だったということ程度であり、回転性はデュラハブのほうがよかったのですが、劇的な違いとも言いづらい部分でした。
つまり、9000デュラとRS81では乗り味に大きな違いがなく、RS81でも十分という声すらあったほどです。

デュラとそれ以下を明確に差別化するために、RS81シリーズを廃止してRS700を作り、それでいてリムは【デュラエースの作り(アルミ&カーボンラミネート)を継承しながらも、リムハイトは違う】というもので差別化してきたのかと勝手に思っています。

今のところ、どこの通販サイトでもRS700-c30は見かけません。
※アマゾンではもう出ています。

その代わりと言ってはなんですが、RS81シリーズがウイグルで大幅割引実施中です。
これらは旧モデルということになりますが、かといってニューモデルのRS700が必ずしもいいというわけでもありません。
チューブレス一択なので、クリンチャーしか使わない人にとってはリムが重くなるしタイヤは嵌めづらくなるしでデメリットです。

またRS700-C30はリムハイトが非常に中途半端なところで来たので、軽量リムが欲しい人はあえてRS81-C24、セミディープが欲しい人はRS81-C35を買っておくというのも一つの選択肢ではないでしょうか?

シマノ RS81-C35

定価 114,584円⇒60,479円(47%オフ)


Shimano – RS81 C35 カーボンクリンチャーホイールセット

重量 1631g(ペア)
リムハイト 35mm
対応タイヤ クリンチャー
23cタイヤ
スポーク数 16/21
対応スピード シマノ8-11s

シマノ RS81-C24

定価 94,828円⇒54,173円(43%オフ)


Shimano – RS81 C24 カーボンクリンチャーホイールセット

重量 1502g
リムハイト 24mm
対応タイヤ クリンチャー
23cタイヤ
スポーク数 16/20
対応スピード シマノ8-11s




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