先日書いた、小学生が自転車二台に立て続けにひき逃げされた事件。
早くも先行自転車に乗っていた女性が出頭したようです。
Contents
メディアの力と良心
横浜市南区の歩道で10月、小学3年の男児(8)が自転車2台に相次いではねられて右腕の骨を折る重傷を負った事故で、同区内に住む30代の飲食店従業員の女性が13日、「男の子とぶつかった」などとして南署に出頭した。署は、女性が最初に男児をはねた自転車を運転していたとみて、道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで女性から事情を聴く。容疑が固まり次第、書類送検する方針。
署によると、同日未明、女性の夫から署に連絡があり、その後出頭した。女性は「インターネットで記事を見て、自分のことだと思った」「仕事に向かう途中で、いつもの通勤ルートだった」などと話しているという。
https://www.kanaloco.jp/news/social/case/article-301755.html
ということで、最初に小学生に突っ込んだ自転車の方は出頭したとか。
やっぱ、マスコミの報道って強いんだなと思いました。
ここまでどういう心境だったのかはわかりません。
まさか骨折しているとは思っていなかったのかもしれない。
けど毎日通る道だと報道でも出ているので、立て看板などに気が付かなかったというのも難しいかも。
全国報道されて、逃げるのは無理と思ったのかもしれない。
その理由は不明ですが、とりあえずは一歩前進したようで何より。
被害に遭った小学生の関係者さんも、ツイッターで情報提供を求めていましたし。
まあ、もう1人いるわけなんですよね・・・
報道でも出ているように、書類送検の方針だそうです。
自ら出頭したことで、逃亡の恐れも証拠隠滅の恐れもないと判断したのかも。
でもこれ、出頭せずに人物特定された場合は逮捕なんですよね。
出頭した方についても、今後起訴されるのかは不明なんですが。
事故は防げないので
今回の事故は歩道上で起こっているので、ロード乗りとしてはほぼ起こりえない事故なんですが、公道を走る以上は事故を完全に防ぐ手段はありません。
事故への備えとして、
1、ルールを守る、譲り合い、注意するなどで事故を起こさない、遭わないための努力
2、それでも事故を起こした、巻き込まれたときのためのヘルメット(自己防衛)
3、それでも事故を起こしてしまったときの備えとして、自転車保険(被害者への救済)
この3つの要素は大切。
事故に遭わないための努力、事故を起こさないための努力として、いろいろ注意して走るというのが一番大切なんですが、どれだけ注意しても防げない事故はある。
そのときへの備えとして、自分を守るにはヘルメット、被害者への救済には保険。
1が一番大切だと思うのですが、例えば先日も書いた対向右折車の件。
こういうのは防げる事故なので、自ら爆死しにいく必要も無い。
心がけ次第で防げる事故なんていくらでもある。
けど人間は完璧ではないので、それに対する備えとしてヘルメットや保険があるんじゃないですかね。
今回の小学生の事故の件も、慰謝料を含めるとかなりの額になるでしょうけど。
神奈川県は自転車保険の加入が必須だと条例で決まってますが、罰則は無いですからねぇ・・・
全国報道されてすぐに出頭しているので、良心が心の奥にあるということ・・・なんですかね。
メディアの力はやはり強い。
当初の事故報道を見ると、歩道で自転車二台にひかれるとかどんだけ意味不明なんだよと思ってました。
なぜ二台目も突っ込んだのかすら不明ですし。
自分が犯した犯罪と向き合わずに逃げるような奴とか、自らが犯した罪を認めず自己弁護ばかりを述べるキチガイ的な奴もいますが、そういう奴はどうしようもないんでしょうね。
バレなきゃいい、訴えられなければいいとか考えるアホも普通にいますし。
県警交通総務課によると、県内では今年、自転車が歩行者にけがを負わせた事故が10月末時点で205件(前年同期比6件増)発生
実態として、警察に通報せずに終わらせている事例はもっとあるんだろうなと予想します。
氷山の一角なのかと。
今はSNS全盛の時代なので、何か情報を求めると意外と早く解決することもあります。
良く言えば助け合いの時代とも言える・・・んですかね?
何か違うような気もしますが、加害者を許しがたいと思う気持ちだけは団結しているのかも。
コメント