デイライトについてご意見を頂きました。
ロードバイクのデイライトは思いのほか効果ありますよ。特に曇天時や夕方近くの影が伸びる頃はとても効果あります。管理人さんもこのサイトで大きく推奨しちゃって構わないと思います。
特に直進ロードバイクの見落としによる右直事故には有効です。人間って視界に入っている=見えているではありません。脳が視界に物体の存在を認識して、初めて見えているという事になります。特に運転中の精神状態がこの機能を大きく左右します。運転に全集中なら問題ありませんが、ボーっと考え事しながらの運転などはドライバーの認知機能を著しく低下させます。ネタのような話ですが実際にトラックやバスなどの大型車ですら、見落としによる右直事故に遭遇した事例が存在します。個人的にはあんなデカイ図体に気付かないなんて免許返納レベルでしょwwって思うのですが、そんな人間ですら普通にハンドルを握っているのが現状です。
このように運転に集中していない漫然運転をしているドライバーが多い中で、ライトで対向車のドライバーの認知機能を高めるのは事故の低減に大きく役立ちます。明るさは最低100ルーメン以上あればロービームで充分です。
サイクリストが自分の身を守る手段のひとつとしてデイライト活用、是非とも管理人さんの安全知識の中に加えて頂ければと思います。
というお話です。
ぶっちゃけて言いますと
曇り空のときなどにはデイライトって有効だなと思っているのですが、例えば真夏のカンカン照り、晴れ渡った昼間の状況で、有効なのかについては疑問。
これは単に、私の視界では対向車のフロントライトが点いているかどうかよくわからんからというだけの話です。
けど、所詮は私自身がどう見えているかの話で、他人がどう見えているかはまた別だったりします。
人によっては、晴れ渡った真昼間でも、デイライトで気が付きやすいと思うかもしれないので、自分基準で考えるのも違うなと・・・
結局、自分がどうではなく、他人が私を発見しやすいかどうかですしね。
なのでやって害が無いことについては、積極的に取り入れたほうがいい。
前にも書いたように、デイライトについては、対向車に害があるともいえません。
害が無いし、もしかしたら誰かが発見しやすくなる効果はあるので、それならやっておいて損も無いかと。
曇りなどのときは明らかに有効です。
車でも最近、デイライトが増えているような気がします。
やって損はなく、害もなく、メリットがある可能性がある。
それがデイライトなのかと。
結局のところ、デイライトについては自分の視野確保ではなくて、他人から見た被視認性の話。
なので自分基準の価値観だけで考えないほうがいいかもしれません。
他人がロードバイクの存在に気が付きやすいかどうかの話なので、自分がどう見えるかではないので。
当たり前の話として、デイライト点ければ即安全、というバカな話でもないです。
いろんな手段の中で、一要素に過ぎないので。
音楽も同じ
注目ポイントはこちらです。
人間って視界に入っている=見えているではありません。脳が視界に物体の存在を認識して、初めて見えているという事になります。特に運転中の精神状態がこの機能を大きく左右します。
運転に全集中なら問題ありませんが、ボーっと考え事しながらの運転などはドライバーの認知機能を著しく低下させます。
これ、音楽も同じなんですよね。
よく言われる、音楽聞きながらのロードバイクの走行。
骨伝導だから周囲の音も聞こえるよ!とかそういう宣伝文句になるわけですが、聞こえているのと認知は違う。
ロードに乗っている上で音の要素って大きい。
後方状況の確認にもなるし、異音などメカトラブルの発見にもなるし。
広島の国道の話
先日もちょっと書いたのですが。
広島市の国道で、普通に車道を走っていると、突如として自転車通行禁止になる区間があるそうです。
そのため、突如として歩道に行くように促されると・・・
これについて読者様が警察に、【なんで??】と問い合わせたことから、来年を目処に自転車通行禁止が一部解除される予定だそうです。
これについて、広島在住の方から、【あの道路は交通量が多く、自転車通行禁止のままのほうがいいのではないか?】というお話を頂いてました。
つまり、自転車が車道を通行するには危険すぎるという意味。
この件ですが、私も現地の状況を正確に把握しているわけでもないのですが、伺っている話では、車の交通量が増えた時代にこのような措置があったとのことです。
自転車が車道を通行するのは危険だという判断から、車道走行自体を禁じてしまったのかと。
で、近年は自転車ナビラインにも代表されるように、【自転車は車道】に戻す方向性。
確か国会答弁でも、【自転車の歩道走行を解禁した政策は間違いだった】みたいなのもあったはず。
広島の件も恐らくですが、二つの意味があると思ってます。
・自転車が車道を走ることで、自転車が危険に晒される可能性(車に対して)
近年の【自転車は車道へ】の流れ(=歩行者保護)と、最近のロードバイクはリアライトを点けたりしてちゃんとしてきているよね、というところでの自転車の安全を総合判断しての結果だと思います。
とりあえずは状況を見守るしかないです。
どのようにするつもりなのかはイマイチわかりませんので・・・
自転車ナビラインについては、あれに多額の税金を投入するのは本当に結果が出ているのか、きちんと第三者機関が検証してほしいなと思ってます。
東京都だけでも、単年で5億とか7億とか投入している事業ですから。
前に、大手サイクル系サイトにて、疋田氏が【京都の自転車ナビラインなどにより大成功!】みたいな記事がありました。
その記事を見て、京都は大成功しているんだと思い込んだ人がかなり多かったようです。
しかし、そのサイトのコメント欄に、京都在住を名乗る方から、【いやいや、逆走とかメッチャ多いですよ】みたいなコメントが付いたあと、なんとコメント欄ごと削除されてましたし・・・
本当に大成功しているのか、検証したほうがいいと思うんですよね。
つい先日も、上の記事に対してコメントがありました。
少し前の旅行でレンタル自転車乗りましたけど到底マナーがいいとは言えませんでした!
逆走するチャリは勿論、歩行者がなんせ多いものでそれを避けて停車中の自動車脇をすり抜けようとするといきなりドアやリアドアを開けられたりするしでめっさ危なかったです。当方の地元の神奈川よりひどいんじゃない?
先の方が言われている通り、中心地は自転車は全く向いていません。
この方が見た実情とは、やはり違うようでして。
もちろん、大切なのは統計による全体のデータですが・・・
自転車ナビラインが全く無意味だとは思いませんが、本当にそれだけ予算を注ぎ込んで大成功なのかについては・・・どうなんですかね。
地域差や、道路構造にもよると思いますので、一概に全てが無意味とか言うつもりもないです。
必要な道路に設置して、効果が出ているならそれはそれでいいので。
安全対策という観点で
先ほどの広島の件についてメール頂いた方がおっしゃるには、該当の国道については、そもそも車がビュンビュン飛ばしていて、ロードバイクが安全に走れるような道路ではないとのことです。
その方は、まず間違いなくその国道を通らずに迂回すると・・・
ある程度ロードバイクに乗ってきた人は、経験的に
危険なので迂回する。
こういうノウハウは持っているはず。
私も、絶対に通らない道路はいくつかあります。
死にたくないので、回避する方向性にします。
こういう道路データも、データベース化出来たら面白そうな予感。
デイライトについても、やったほうがいいです。
デイライトをしたから必ず安全になるというものではないので、あくまでも一つの手段として。
デイライトをしていても右直事故に遭う可能性はあるわけで、おかしなタイミングで右折してくる対向車がいるという前提で走り、さらにデイライトで存在アピールする。
事故報道は多いので、いろいろ試してみることが大切ですね。
あと、日中のライトでも夜のライトでもそうですが、自分が付けているライトが対向車的にどう見えるのか、それも自分で確認したほうがいいです。
自転車のハイビームには制限が掛かっている面もありますので。
デイライトでハイビームと言っても、トンネル内でも同じことをすれば対向車の視界が吹っ飛びかねませんし、自分のライトがどう見えるのかも確認しましょう。
コメント
広島の国道についてですが、警察に問い合わせをした当人が言うのもなんですが、自分もあの国道を積極的に選択する事はありません。ただ市内を横断する他の幹線道路比べて危険かというとそうでもなく、むしろあの禁止区間の歩道を走る方が危険を感じます(交通量だけなら確かに一番です)。自分が疑問に感じたのは禁止区間の前後も同じ交通量なのに、なぜこの区間だけが禁止区間なのかと言う事でした。禁止するなら同じ道路構造の区間全部ではないのかと。禁止の理由は以前メールした通りでしたが、まぁ解除予定は早くても夏のようですし、その頃にまたコメントできればと思います。
ちなみに自分もデイライト派?です。ドライバーを信用していないのは同様ですが、ライトにより少しでもドライバーの視覚に認知されればという思いからです。逆走自転車にも若干ですが有効ですし。
コメントありがとうございます。
急に自転車通行禁止区域になるということ自体が危険だと思うので、個人的にはこれはいいことと捉えています。
歩行者保護の観点でも。
実際にどうなるかについてはまた教えてくださると助かります。