先日書いた、謎のエアロ効果を求めるコーティング剤の話。
逆に胡散臭く感じることも・・・。
これは私も同感。
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特許取得と特許申請済み
特許取得と特許申請済み(特許出願中)って、全く意味としては異なります。
申請するのは誰でも出来るんで、特許として認められたかどうかについては一定の価値がありますが、申請済みというのはそれ自体に価値は皆無です。
こういう謳い文句って、個人的にはバカバカしいといいますか。
特許取得してから堂々と書こうぜ!と思ったりする。
例えばなんですが、
全然意味が違うのは誰でもわかるかと・・・
東京大学に合格するには一定の学力がないと出来ませんが、出願することだけなら要件さえ満たしていれば誰でも出来ますから・・・
センター試験で50%程度の得点しか取ってなくても、東大に出願自体は出来ます。
まあ、足切り喰らうでしょうけど・・・
なので出願中って、何ら意味はないんですよね。
誰でも金を払えば出来ることを、誇らしげに書いているだけともいえますし。
どうでもいい話なんですが、私の地元に県内ナンバーワンの進学校(高校)があります。
うちからも歩いていける距離なんですが、私の知っている事例で、最下層ランクの高校にすら落ちた不良少年もなぜか受験してましたw
これの意味なんですが、まず、県内最下層ランクにすら受からなかった不良少年が、県内最強の進学校に合格する確率はゼロです。
けど、
謎の箔がつくらしいですw
受験料の無駄遣いですねw
5教科で10点も取れないような実力者が、県内ナンバーワンの高校に受かる可能性は全くない。
この箔が、不良の世界でどう活きるのかについては謎なんですが、男を張る商売(?)でしょうから、どこの高校を【受けたか】が基準になるのかもしれません。
誇らしげに
こういうのって、個人的にはあんまり好きではないです。
なんていうか、製品の本質としての凄さをアピール出来ていないことを、こういうワードで凄さを演出しようとしているように見えてしまうといいますか。
一歩間違うと、さっき書いた不良少年とやっている次元が変わらないですし。
わかっている人が見れば、むしろこういう宣伝文句がマイナスにすら働く可能性もあると思うのですが、凄そうだと騙される人もいるんでしょうしね・・・
出願したかどうか、申請したかどうかはどうでもいい話。
取得したかどうかについては一定の価値がありますが。
裁判だって、要件を満たして印紙代を払えば、誰だって出来ます。
勝つことには価値があるけど、訴訟を提起しただけでは何ら価値はない。
なんでもそうですね。
司法試験合格というのと、司法試験出願済みは全く意味が違う。
まあ、司法試験に出願済みとか謎の経歴を書いているバカがいたら、相当残念な人なんだなとわかるのである意味わかりやすいかもしれません。
空力ガー
コーティング剤の話ですが、何か違うような気もするけど、気のせいと言われると気のせいみたいな感じにしか私にはわかりません。
たぶんですが、夜中にこっそりコーティングを剥がされたとして、乗ってみて気が付く可能性は限りなくゼロです。
気の持ちようなのかもしれませんw
まあ、本当に凄い物であれば、とっくの昔に皆さんがこぞって手を出しているはず。
ロードバイクは様々な抵抗の積み重ねなので、【もしかしたら多少の空気抵抗を減らしているのかもしれない】というところから、いろんなパーツで抵抗を減らすことが大切だと思うので、大きな変化を求める人向けではなくて、少しでも何かして抵抗を減らしたいと願う人向けなのかもしれません。
ロードバイクの抵抗関係では、一番わかりやすいとしたらタイヤなんじゃないですかね。
転がり抵抗の差は、いいタイヤとダメタイヤでは歴然。
まあ。タイヤの場合は振動吸収なども含め総合的に違いを感じ取りやすい。
特許出願中とか特許申請済みって、そういう宣伝文句がないと押しが弱いケースで使われるような気もしますが、競合他社を牽制する意味もあるのかも。
コメント
高はしです。
本筋とは違うけど、特許「申請」と言われた時点で、ドボン!です。実体審査がある特許では「出願」となります。商標の更新なら、申請ですけど。
特許で申請があるのは、審判への参加の申請くらいかと・・・。
また、特許権が設定登録されていることが、必ずしも「優れた技術」の証明ではないですし。(新たで、容易に思いつかない技術、ということですよね。)
コメントありがとうございます。
なるほど、確かに出願と申請でも異なりますね。
優れた技術ではない・・・というのも同意です。
やたら特許を持っている人を知ってますが、いったい何の役に立っているのか不明ですし・・・