旅に適した自転車というカテゴリを考える。

自転車旅、という言葉があるのですが、これってかなり幅広い用語で、どこからが旅なのか、どこからがロングライドなのかも不明だったりします。
個人的にはこれについて明確に分ける必要性はないと思うので、自分で旅だと思えば旅だし、ロングライドだと思えばロングライドだし。

自由なのが旅の魅力とも言えるのかもしれません。

旅を定義すると、こうなります。

旅とは、定まった地を離れて、ひととき他の土地(場所)へゆくこと

その移動手段が自転車であれば、自転車旅となります。

旅の定義って上のように曖昧なので、どれくらいの距離からが旅とも言えなかったりします。
ずいぶん昔、東京都の町田市在住で、池袋に旅行に行くといっていた知人がいましたが、彼女の中では泊まりなので旅行なんだそうで(電車です)。
当時は話を聞いて噴き出してしまいましたが、1時間も掛からないだろうよと・・・
まあ、大田区から奥多摩に行くのは旅行かなと思ったりもするので、同一都道府県内だから旅ではないというのも不自然。

旅の楽しみ方も人それぞれなので、景色を見ることが好きな人もいれば、自転車に乗ること自体を楽しんでいる人もいれば、食べ歩きというか道中のメシが楽しみな人もいる。
要は、道中は好きに楽しんでくださいということなんで、このあたりは好きにすればいいでしょう。

道中は電車内で爆睡して、旅先の温泉だけ楽しむ人も居ますし。

【旅行は景色を楽しまないといけない】
【自転車旅は最低〇×キロ以上だ】

余計な制約をつけると、クソつまらなくなるだけ。
好きにすればいい、ただそれだけの話。

旅に向く自転車

旅に向く自転車。

旅って範囲がかなり広いですし、ツーリング向きの自転車といっても、ツーリングとはどのようなことを指しているのか次第だと思います。

純粋に走りを楽しみたいのであれば、舗装路ではロードバイクが一番楽しめそうな気がしますが、極論すれば

管理人
管理人
気に入っている車種を選べばよい

これに尽きます。
まあ、そこそこ距離があるとか、何日にも渡る場合ならエンデュランスロードとか、グラベルロードなどが向くかと。

ただし中にはドロップハンドルが好きではないという人もいて、そういう人だとクロスバイク的なもので行く人も結構います。
あえてグラベルロードをフラットバーに換装してツーリング車にしている人の話も聞いたことがありますが、クロスバイクよりもハンドル位置がやや手前に来るのでアップライトなポジションになり、かつ走行性能は本格的だというところがメリットだと言ってました。

古くはツーリング車というとランドナーなんでしょうけど、ランドナーは完全に下火です。
丸石エンペラーのような名器、いや名車もありますし、いまだに一部では人気があるようです。


クロモリフレームに650Aホイール、カンチブレーキ、泥除けとオールドスタイルをしっかり受け継いでいるもの(700Cもあるようです)。

何年か前までは、ジャイアントにグレートジャーニーというツーリング車もあったはずなんですが、知らぬ間に消滅している様子。

このあたりはスタイル的な問題として、どうしてもクロモリで650Aがいいと思う人もいるわけですし、それ自体を否定するものではありませんが、今の時代で言うなら、荷物の積載性と走行性能でいうならグラベルロードのほうかなと思います。



カンチブレーキだと、今は物足りないと思う人も多いんじゃないですかね。
油圧ディスクだと雨の日でも安心感は強いですし、疲労感も減らせますし。

FELTあたりではアドベンチャーロードなんて名前で売ってます。


グラベルロードだと、後付ですが泥除けも装備可能なものがほとんどです。

勘違いして欲しくないのは

別にママチャリでも日本一周とかやろうとする人はいますし、ミニベロで1日250キロ走る人も知ってます。
ミニベロの人はロードも持っているのですが、あえて長距離はミニベロだと言ってました。

ロードよりも遅いけど、乗っていて楽しいからだそうです。

自転車旅をしようとする人にとって、自転車自体も旅の楽しみの一部であることが多いと思うんですね。
単なる移動手段として、どのタイプの自転車でもいいというわけでもなくて、【自分が好む車種に乗って】自転車旅をしたいという人が多いのかと。

あくまでも、【自分が好む車種に乗って】というケースが多くて、ロードのほうが速いのはわかるけどミニベロのほうが好き、みたいな。
グラベルのほうが快適性はいいんだろうけど、ドグマで行きたいみたいな。

明らかに自転車旅に向かない車種を挙げるとすると、ピスト。
ピストバイクは競技性が強過ぎて、そもそもはトラックレーサーですから、長距離向きではないです。
桐生選手にマラソンさせるようなもの。
アレで旅をしたいと思う人はさすがにいないと思うのですが、ピスト愛が強い人ならピストで行くんですかね?

自転車旅となった場合、それなりの距離を乗る人が多いかなと思うのですが、ママチャリのように姿勢が突っ立った自転車もあまり向かないと思います。
ずいぶん昔、ママチャリで長距離走っていたこともあるのですが、何がつらいかって姿勢が立っているのでお尻にダイレクトに来る。
スポーツバイクが前傾姿勢なのは、ケツに負荷を掛けすぎない&自分の体重をうまく利用して推進力に変えたいというところですが、かといってピストみたいに前傾が強過ぎても長距離は向かないです。
まあ、世の中にはピストで行く人もいるかもしれませんが、これはおそらく強いピスト愛で、【自転車旅をしたい】のではなくて、【ピストで自転車旅をしたい】なんでしょうし。

例えばこの自転車。

ご存知の方もいるかもしれませんが、サイクルオリンピックからルートワンという自転車が販売されました。 開発者のブログを見ていても、この自転車...

正直なところ、ツーリング向きには見えないのですが、開発者の言い分だとツーリング車扱いのようです。
これもツーリングの定義次第になってくると思うのですが、この自転車が好きならこれで旅すればよい。
これで一日150キロとかは、可能なのかどうかはわかりません。
快適では無さそうですが。

日本の場合、それなりの距離を走ろうと思うと、坂に結構な確率でぶち当たります。
そうなると登坂性がいい自転車のほうがラク・・・ということもあって、ツーリング向きとなるとロードバイクを選択する人が多いのかなと思うところなんですが。
そういう意味では登坂性抜群のE-BIKEも視野には入るでしょうけど、あれはバッテリーが切れたら意味が無いので、バッテリーが持つ範囲内か、充電器を携帯しての泊まりツーリングになってくるでしょう。
間違っても、公共施設や飲食店などで盗電してはいけません。

一応、まとめておきます(管理人の独断)。

車種荷物の積載性オンロード速度快適性ツーリング向き?
ロード(レーシング)×
ロード(エンデュランス)△~×〇~△
グラベル
ランドナー
MTB△~X
クロスバイク
ミニベロ△~X
ママチャリXX
E-BIKE車種による車種によるバッテリー次第

自転車旅にはミニベロが最適だという人もそこそこ知っているのですが、私の中ではミニベロはちょっと厳しいのかなと。
そこまで距離が長くなくて、輪行を組み合わせての場合だとミニベロが向くのかもしれません。

個人的にはミニベロだから輪行向き、ロードだから輪行に不向きとかは全く感じませんが、ミニベロのほうがコンパクトになる車種が多いような気がするので。
ちょっと話は変わりますが、最近折り畳み自転車をむき出しで電車に載せている輩が多い気がする。
やたら見かけるのは気のせいなのかな?

リカンベントバイクは・・・あれは荷物の積載性は悪いでしょうから、ロングライドならともかくツーリングはちょっと厳しいような。
日帰りならアリでしょうけど、どうなんでしょうね。

ずいぶん前に、エアロロードを買ったけど、売却してグラベルロードを買いたいみたいな話を頂いたことがありました。
カッコよさからエアロロードを買ったけど、途中から方向性が変わってきて、キャンプツーリングしたいみたいな話。

エアロロードとかレーシングバイクでキャンプツーリングは厳しいわけですが、エアロロードで何日もツーリングしている人も知っているので、結局は乗りたいものに乗るというだけの話なのかもしれません。
自転車旅の場合、自転車自体も旅の楽しみの一つのことが多いので。

自転車趣味の人にとっての自転車旅って、自転車に乗ること自体の喜び・楽しさを求めていることが多いような気がします。
ちょっと大変でも、ロードバイクに乗りたいとか。
自転車なら何でもいいというタイプの人もいるかもしれないし、とにかく快適な自転車で旅をしたいという人もいるかもしれないし、自分が気に入っている車種で自転車旅をしたいという人もいる。
なので自転車旅をしている人の話を聞く限り、多種多様というか、これがベスト!みたいなのがあんまり無いような。
ピストは明確に自転車旅には向いていません。

いろいろ荷物積んでの話なら、今ならグラベルロードがベストかも。




コメント

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      すみません、このバイクは存在を知りませんでしたw
      トレックってスチールバイクもあるんですね。