ロードバイクに乗る前に、多くの人は空気圧のチェックをすると思います。
これをせずに乗り出す人がいるのかは果てしなく疑問なくらい、当たり前のチェック。
それだけで終わらせるのも実はもったいなくて、2分もあれば完了するチェック法を。
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簡易チェック法
空気を入れる、というのは当たり前のこととして。
それ以外にチェックするのは、
・一通り変速してみての動作確認
・数センチ持ち上げて落としてみて、異音が無いかの確認
・ブレーキレバーを握ってブレーキとヘッドの緩みの確認
だいたいこんなところ。
数センチ持ち上げて落としてタイヤでバウンドさせたときに、何かが緩んでいるとガチャガチャ異音が鳴ります。
多くはクイックの緩みとかですかね。
ブレーキレバーを握ってみるのは、ブレーキが掛かるかどうかのチェック。
ブレーキアーチのクイックが開放されたままなら、遊びが大きくなるのですぐにわかる。
ヘッドの緩みについては、フロントブレーキを下ハンドルから強く握ったまま前後に揺すると分かります。
フロントブレーキを強く握り、そのまま前後に揺すってみてグラグラするならヘッドが緩んでますので。
ただこのあたりも、チェックしようと思ってやっているというよりも、一連の動作の中でやってしまいます。
うちはマンションなのですが、エレベーターに載せるときに縦にするので、降りるときにはタイヤがバウンドする。
そういう感じで全体の緩みのチェック。
ブレーキとヘッドの緩みについても、マンションの中を転がしていくときにブレーキングしてみてチェック。
なのでチェックしようと改まってやっているというよりも、外に出るまでのロードバイクを転がしていく間にやってます。
実際のところ
私の場合、空気を入れるのは乗る前の日の夜です。
ラテックスチューブを使っているので、0.6Bar程度多めに入れておく。
変速チェックもそのときにやってます。
毎回乗って帰ってきたときには、フレームやリム、タイヤをウェットティッシュで拭くのですが、
タイヤの磨耗や傷などは、拭きながらチェックしています。
ちなみに雑巾ではなくウェットティッシュで拭いていることには理由がありまして、薄手なので傷などの凹凸についても手の感覚で掴みやすいというか。
フレーム拭いているときも、目で見て、手で触って確認しながら汚れを落とし、クラックなどの有無も同時に見ています。
なので乗る当日は、実は何かチェックしている感は特に無くて、マンションの外まで転がしていく段階でタイヤをバウンドさせての緩みをみて、マンションを転がして行く中でエレベーター待ちで停止するときにブレーキレバーを掛けてブレーキとヘッドの緩みをチェックしてます。
なんていうか、チェック項目を作って時間を掛けるというよりも、どうせ外に持っていくまでに転がしていくんだからその中でチェックすればいいだけです。
一つの動作で複数の行動を
例えば乗って帰ってきてタイヤを拭くわけですが、単に拭くだけならもったいない。
拭きながらタイヤ表面を観察すれば、磨耗とか異物のチェックをしながらタイヤをキレイに出来ますし。
エレベーターに載せるときにどうせ縦にするので、降りるときにはタイヤをバウンドさせるようにして同時に緩みのチェックをすればいい。
エレベーターのところまで転がしていって、そこで停止するときにブレーキレバーを握って止まるようにすれば、ブレーキとヘッドの緩みを同時にチェックできる。
ラックなど高いところにロードバイクを置いている人なら、降ろしたときにチェックできますし。
もちろん、派手に落下させるプレイはNGです。
こういうのも、単にエレベーターの前で停止するだけだともったいないというか、そのときにチェックすれば済む。
これは帰ってきたときも同様で、帰ってきたときにエレベーター前で停止するときにブレーキレバーを握って止まれば、ヘッドの緩みをチェック出来ている。
あとは乗っているときになんか気になったかなと思うことがあれば、その場でチェックしたり、帰ってきてからチェックすることもあります。
最初のうちはいくつかチェック項目を決めておいたほうがいいかもしれませんが、慣れてくれば、チェックしようと思って手を動かすよりも、一連の動作の中でチェックしてしまうほうが便利です。
まあ、こういうのも、もう8年位前だと思うんですが。
初代ロードバイクの変速が何かイマイチだと思ってショップに診てもらったとき。
こういってメカニックさんにバイクを渡しますよね。
メカニックさんはメカニックスペースまで転がして持っていくわけですが、その段階でヘッドの緩みとかもチェックしているようで、
いつチェックしたの??
こういう段階で教えてもらいました。
お客さんから預かったバイクを単にメカニックスペースまで転がすだけじゃなくて、その段階でチェックできることはしてしまう。
時間短縮でもあるし、単に転がすだけではもったいないのかも。
こういうのもクセ付けすれば、どこでも出来ることなので。
チェックしなきゃ!と思うと面倒に感じる人もいるかもしれませんが、単に転がしながらでもやれることはやってしまうみたいなチェック法のほうがラクだと思います。
まあ、自宅を出てからマンションの廊下でチェックしていることになるので、ヘッドの緩みがあったらまた戻って修正となるのですが、ヘッドの緩みについては乗って帰ってきたときにチェックの要素が大きいので、乗る前は最終確認程度です。
疲れて帰ってきても、転がして止まるときにブレーキレバーで止まる癖がついていると、それだけでヘッドのチェックは出来ているので。
ただし毎回というか、何度もやらかしていることもありまして。
どうもクリートの緩みのチェックを怠るようで、過去に走行中に緩み過ぎて、確認したらネジが一本既になくなっていたことが複数回。
これもたぶん3回くらいは同じプレイをしちゃってますが、今は月初めに必ずチェックするようにしてます。
3回くらいやって初めてルーティーン化するという、雑な側面もあるわけですが・・・
学生時代にとんでもなく忙しい居酒屋でアルバイトをしていたことがあります。
席数が数百人分あるようなデカイ居酒屋なんですが、居酒屋でドリンクの注文して、なかなか来ないのって気になりません??
ドリンクがなかなか来ない状況を作りたくなかったので、左右の手で違うドリンクを同時に作るという荒業を編み出して運用してました。
ドリンカーの処理能力は二倍になる。
それにより、お客様には【まだ来ないよ】というクレームを絶対に出させないという。
空いている手がもったいないという発想だったわけですが、一つの動作で複数のチェックをすることは可能です。
ブレーキシューの減りをチェックしよう!等と考えると面倒ですが、どうせ乗って帰ってきて、拭くときに見るだけ。
こんなことは皆さん当然のようにしていると思いますが、単に拭いてキレイにしておしまいで満足せずに、拭きながらチェックすることで掛ける時間も短縮されるわけです。
なので乗って帰ってきて拭くことは、最も重視してます。
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