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アルミフレームは受難の時代?アルミの今、昔。

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何年か前までは、本気のフルアルミってそこそこあったように思うのですが、ここ数年で一気に減ったような気がします。
個人的にはアルミフレームって好きなんですけどね。

本気のフルアルミ

ホンキのフルアルミの代表格というと、キャノンデールのCAADシリーズ。
かつてはカーボンキラーなんて名前も付いてましたが、ここ数年はカーボンキラーとは呼ばなくなったようです。

 

ホンキ度が高めのフルアルミ、記憶の中から呼び戻してみるとこのあたりでしょうか。

メーカー 車種 備考
GIANT TCR SLR 廃盤
CANNONDALE CAADシリーズ 現行モデルはCAAD13
BIANCHI FENICE PRO 廃盤、スカンジウム
SPECIALIZED アレースプリント 現存
TREK エモンダALR リムブレーキは廃盤
KOGA A-LIMITED 廃盤
BMC TEAMMACHINE ALR 現存
KHODAA BLOOM FARNA SL(2) ディスクのストラウスに移行
FUJI ROUBAIX 廃盤
COLNAGO STRADA SL A1-r,A2-rとなり、廃盤

 

また何か失念している気がするけど・・・なんだったかな。
ジャイアントのTCR SLRは消滅していますし、KOGAに至っては日本の代理店サイトは2018年のまま止まっているし・・・

 

オランダブランド、KOGAの現在地。
ずっと前から気になっていたんですが、オランダブランドのKOGA。 日本サイトが2018年モデルまでになっていて、どうなっているんだろうと・・・ どこかの自転車屋情報だと、2019年は出さないと書いてあったのですが、本国サイトはどうなっている...

 

KOGAのA-LIMITEDのブルーアルマタイトの奴なんてかなり人気が高かったように思いますが、KOGAはいったい何をしているのでしょうw
本国サイトではキメラALは残っているようですが。

 

FUJIもグラベルロードのJARIにアルミフレームが残ってますが、ROUBAIXは消滅。
ビアンキのFENICEはスカンジウムフレームですが、消滅。
マルコパンターニ時代のカラーはかなり人気があったように思いますが、スカンジウムフレームは時代の流れとはちょっと違う方向性だったのかもしれません。
アルミ(スカンジウム)で完成車価格が20万円台後半だと、どうしてもカーボンフレームに目が行く人も多いでしょうし。

 


 

すっかり失念していたのは、コルナゴ。
A2-rって既に廃盤なんですね。
古くは6011アルミを使ったストラーダSLからA1-rになって、A2-rになって、日本限定モデルになって・・・消滅。

 

7,8年くらい前だと、軽量アルミというとキャノンデールCAAD10、ジャイアントTCR SLR、コルナゴSTRADA SL、KOGA A-LIMITEDあたりが定番どころだったように思うのですが、CAADシリーズが13まで進んでいるものの、それ以外は全て消滅。
CAADも10とそれ以降って、味付けが違うような気がします。

 

トレックのエモンダALRもそうですが、カリカリのレーサー気質の剛性マシンよりも、バランス型に移行しているというか。

 

2021年時点でアルミフレームに本気度を出しているのは、私の中ではキャノンデール、スペシャライズド、トレックに限られてくるような。
コーダーブルームも頑張ってますけど。

時代の流れ

そういえばその昔、アルミフレームながらもシートステイだけカーボンになっている【カーボンバック】って結構ありましたよね。

 

コルナゴのAIR。

COLNAGO JAPAN OFFICIAL SITE – コルナゴ日本公式サイト
「頂点を目指すライダーは、コルナゴのマインドとともに。」イタリアを代表するレーシングロードバイクブランド「コルナゴ」は1954年に創業以来これまでに140以上のプロチーム、2,500人以上ものプロライダーに合計6,000本ものロードフレーム...

ピナレロのFP1。

PINARELLO JAPAN OFFICIAL SITE
ピナレロジャパン オフィシャルサイト

ビアンキのヴィアニローネ。

CYCLEUROPE JAPAN/サイクルヨーロッパジャパン株式会社
私たちサイクルヨーロッパジャパンは、欧州の高品質な自転車(Bianchi)を中心とする文化を、常に日本のユーザーへお届けしています。

アルミフレームだけどシートステイはカーボンなのがカーボンバック。

 

最後のカーボンバックって・・・ピナレロのNEORですかね?
2018年モデルまではありました。

 

カーボンバックは大して軽量化にはならない上に、むしろフルアルミのほうが軽量だったり、耐久性に問題があるとかいろんな理由があったんでしょうけど、アルミフレームでも加工技術が上がって振動吸収性も確保できる時代なので、カーボンバックのメリットが無くなったということでしょうか。

 

アルミフレームがプロレースを走っていた時代もあるわけですが、近年はサガンがプロレースの前哨戦でアルミフレームのアレースプリントに乗るくらいで、それ以外だとプロレースに投入されることは無いですね。

 

アルミフレームってレースでバリバリ使われてきた時代もあって、カーボンと競う方向性の時代(カーボンキラー)もあって、今って廉価で買える素材みたいな扱いになっているのかなと思うのですが。
カーボンにはカーボンの、アルミにはアルミのいいところがあると思っているので、本気系アルミフレームが増えても面白いのかなと思うのですが。
けどカーボンフレーム完成車でも安く買えるGUSTOみたいなのもあるわけで、今現在はアルミの良さの訴求力というか、魅力を売り出す力が弱いのかなと思ったり。

 

ショップで話を聞いてもカーボン推しの傾向は強いですし。
某メーカーの直営店で聞いた時も、カーボン推しでした。

 

カーボンに劣る素材・・・ではないと思うんですね。
カーボンよりは重くなるけど、よく出来たアルミフレームは乗ってみると面白い。
トレックのエモンダALRなんて最強だと思っていたのですが、ディスク版も乗ってみたいなぁ。

 

【試乗インプレ】トレックのエモンダALRを試乗しました。軽量アルミフレームの実力はいかに?【2018年モデル】
トレックの軽量アルミフレームである、エモンダALRを試乗してきました。 トレックが出してきた軽量アルミフレームとして有名ですが、過去に某自転車屋で実物を見て、あまりの溶接痕処理の綺麗さにずっと興味を持っていました。 今回乗ったのはエモンダA...

 

エモンダALRの溶接婚処理とか、どうやっているんだ??と思うレベルでキレイだし。

 

所有欲を満たすアルミフレームが・・・減ったような気がします。
今後アルミフレームはどこに行くんでしょう?
カーボンを追いかける存在よりも、カーボンとは違う魅力を打ち出していったほうがいいような気もします。

 




コメント

  1. カモがネギしょってる より:

    なんか凄そうって意味ではアルミはカーボンに敵いませんから。
    アルミもカーボンも種類があるし設計で大幅に特性が変わるけど
    どこをどうすればどうなるのかをきちんと把握してる人は一握りでしょう。
    カーボンだとプライやベクトルで変わるため外観だけでの見極めは困難ですが。
    店としては単純にカーボンの方が高性能っていうのが一番売り方として楽なのかな。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      やはりイメージとしてはカーボンが上位ですもんね。
      ビアンキのfeniceあたりはもうちょっと評価されてもいいと思うのですが、時代のニーズとは合っていなかったのかなと思ってます。

      • カモがネギしょってる より:

        人によってはカーボンに憧れに近いものを持ってますよね。
        私はラジコンやってるのでカーボン=高性能みたいな刷り込みが有ります(笑)
        と同時に方向性があるから意外と簡単に割れたりするというネガのイメージも
        あと使っているとヘタるのも実感として有ります。
        あまり強度を信用していないのでカーボンフレームは持っていません。
        フェニーチェプロにも乗ってるのでフォークだけはカーボンですが。
        安いものは軒並みアルミフレームですしイメージの問題だと思います。

        • roadbikenavi より:

          コメントありがとうございます。

          ラジコンってカーボン使うんですね。
          そっちのほうが驚きました笑。

          feniceに乗っていたんでしたね。
          あれもスカンジウムとはいえ、高級アルミフレームの仲間ですので、もうちょっと評価されてもよかったと思うのですが、今考えるとマルコパンターにカラーは買っておいたほうが良かったなと思うときがあります。
          ビアンキも昔はカーボンに否定的だったのに、いまやアルミをどんどん減らしてますし・・・・

          • カモがネギしょってる より:

            ラジコンは時代の最先端をいくので(笑)
            1980年代後半にはカーボンプレートのシャシーが使われ始めてました。ラジコンでは格好が良い以外のメリットが無く、高価だったこともあり90年代だけで消えましたが、カーボンモノコックシャシーも存在しました。
            超々ジュラルミン削り出し部品は当たり前のように存在しています。

            スカンジウムはアルミの疲労強度を飛躍的に向上させられるので、アルミ合金でありながらある程度の撓りを利用できるようになるのがメリットです。(たぶん)
            それによって乗り心地の改善やトラクションの向上が狙えますが、昔のガチガチなアルミとカーボンの間でどっち付かずなポジションな感じが否めません。

            パンターニカラーはバイクのレーサーレプリカみたいに一部のフレームにレギュラーカラーとして残しても良さそうですね。
            ミーハー層が多い?ビアンキだと分かりやすい数値に現れる重量で劣るアルミは難しいと思います。

          • roadbikenavi より:

            コメントありがとうございます。

            スカンジウムフレーム、やっぱあれは買いだったのかなぁと今でも思うことがります。
            パンターニカラーはオールドファンにはたまらないのでしょうけど、最近ビアンキのファンになった人にはさほど興味がない(?)のかもしれません。
            私にとっては最近の濃すぎるチェレステ、さほど興味がないですが、最近のファンからすれば昔のカラーには興味がないのかも。

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