ロードバイクのハイビーム問題、何らかの制限は必要?

先日書いたサイクリングロードでのハイビーム問題。

読者様からこちらの記事にコメントを頂きました。 多摩川のサイクリングロードを夜走っていますが 対向の人のライトが...

これ、いずれは何らかの制限を法律で作ったほうがいいと思ってます。

ハイビームの制限

例えばですが、ほとんどの都道府県では、自転車ライトの基準として10m先を照らせることを求めてます。
10m先の照射範囲が、ライトの高さを超えてはならないなどの制限は作ることが出来るはず。

ライトの高さではなくても、地上高何センチとかでもいいでしょうし。

10m離れて壁に照射して、ライト照射の最大高を計測するとかはやろうと思えば運用可能。
罰則を設けるのはちょっと無理があるかもしれませんが、自転車横断帯と同じように、警察から注意されても改善しない場合は罰則とかそういう運用でもいいでしょうし。
少額違反金制度が出来るなら、それに加えることは可能なはず。

まあ、実態として取り締まるかどうかは怪しいというか、警察官ってそこまで暇ではないですしね。

現状ですが、各都道府県が定める10mなどの距離基準も、検査された話なんて聞いたこともありません。
パッと見て検査する必要がないからという理屈も成り立ちますが、警察としては無灯火以外はさほど興味がないんだろうなと思われます。

とりあえず点いていれば、それでいいとの解釈なのかも。
そうなると、結局は乗り手のモラルに委ねているとも取れますし。

実際のところ

ロードバイクのハイビームに法的な制限が掛かる可能性は、現状ではほぼ無いです。
現行法でも、対向車などを幻惑させる可能性があるときには注意すると警察が言ってましたが、実際に注意したケースがどれだけあるのかは微妙。

警視庁のアナウンスの中でもこういうのがあります。

なお、同ライトの角度や使用法等によっては、他の車両の運転者等をげん惑させるおそれがありますので、事故防止のため、引き続き、現場における指導を徹底して参ります。

https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2018/10/30/10_06.html

これは点滅式ライトが眩しいという声に対する回答ですが、よほど悪質レベルでないと指導していないんじゃないかと・・・

車のライトなら、スイッチ操作一つでハイ・ローの切り替えが出来ますし、客観的にもハイ・ローの指摘が可能。
自転車ライトはそのような仕組みがないので、見た目で眩しいかどうかという主観しか判断要素がないので、なかなか取り締まりは難しいというか無理。

ロードバイクでハイビームを使っている人の中には、

①それがダメだということを知らない
②ハイビーム信者で、信念に基づいてハイビームを使っている

①の人なら注意指導で変わるでしょうけど、

いろんな人
いろんな人
夜間のサイクリングロードは街灯もなく危険だから、高速走行するためにハイビームにしているんだ!
俺様は正しい!

こういう人なら警察が注意したとしても変わらないと思います。
事実上、罰則を科すのも無理ですし。

なのでサイクリングロードの対向ロードバイクのハイビームが眩しくて危険だと思うなら、自分から回避して違う場所を走るほうがいいと思いますよ。
それ以外に解決策は無いに等しいので。

法律上は対向車に対する減光措置義務がありますが、自転車に対しては具体的な方法が無いため、事実上はお咎め無しみたいになってます。
今後も自転車の高輝度ライトが続々出てくるでしょうし、間違った使い方をするロード乗りも出てくる可能性があります。
何かしら規制があったほうがいいとは思いますが、規制があっても事実上はお咎め無しになることも予想されますし。

法律で基準があれば、取り締まりの有無とは関係なくある程度の目安にはなるでしょうけど、何らかの信念に基づいてハイビームを使う人もいて、そういう人は取り締まりされない限り改めることはないと思います。

警察庁が突如としてハイビームを推奨する内容を発表したり、

https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/highbeam.html

その内容を解説した記事が出回っています。

https://bestcarweb.jp/news/43383

ロードバイクも軽車両、車両なんだからハイビームが基本なんだと思う人が出てくるわけです。
ハイ・ローの切り替えが出来る車やオートバイならこれが正解ですが、自転車ライトにはそのような機能もありませんので、ハイビームが基本というのはロードバイクには当てはまっていないことも知るべき。

先日書いたデイライトの記事について ご意見を頂きました。 添付のサイトを見てください。 夜...

簡単なボタン操作一つで光軸を上げたり下げたりできる自転車用ライトがあれば、売れる・・・んですかね。
簡単なというのは、ボタン長押しみたいな運用ではなく、ちょっと触れたら可変するみたいな。

けど結局のところ、面倒になって変えずに乗る人が増えそうですね。

キャットアイのGVOLT、結構売れているという話も聞くのですが、

これ、下方向もかなりカットされるらしく、たぶんですがGVOLTを水平にセットすると同時に、もう一個のフロントライトを用意して下向きにして下を照らすようにしないと使いづらそうな気もします。

あと前回記事では書かなかったのですが、夜間のサイクリングロード、私はホンキでオススメしていません。
街灯がない状況ですが、普通に散歩している人もいますし、犬を散歩させている人もいる。

犬とリードを見逃しやすいです。
中にはかなり長いリードを使っている人もいて・・・犬がいることに気が付かない可能性もありますし。
実はこれ、ずいぶん昔に引っかかりそうになってしまったことがありまして。
ママチャリで通勤しているときの話ですが、一部分だけサイクリングロードをショートカットで使っていたのですが、リードの存在まで見えていなくて、ギリギリのところで気が付いて急ブレーキでぎりぎり回避したことがあります。
あのまま突っ込んでいたら、大惨事になってました。

酔っ払いが路上に寝ていることもありますが、そういうのも直前まで気が付かない可能性がありますし。

街灯がない夜のサイクリングロードって、真っ暗すぎてホラーの世界みたいな光景なので、ロードバイクがサイクリングで使う場所ではないと思います。
とりあえず安全第一でどうぞ。

ちなみに新しくライトを買ってみたときには、実際に自分自身が10mとか離れた場所で正面に立ってみてどう感じるかをチェックすることが大切。
法律云々の前に、対向車に対する思いやりは絶対に必要。