電動キックボードの実証実験がスタートしてますが。

前に何度も書いている件ですが、電動キックボードのヘルメット無し実証実験がスタートしています。

電動キックボードの報道が相次いでいますが、この話、経緯を見ないと全く意味が分からないと思います。 報道レベルでも、意図的なのかどうかは不明...

この件、あくまでも期間限定の実証実験だという大事なところを見逃して語る人が多く、的外れ感も多いのですが。
ふーん、と思うところもありまして。

事前テスト?

報道を見ていて、おや??と思ったのがこちら。

都内に約300カ所あるLUUPのポートのうち、現在は約200ポートで電動キックボードの乗り降りが可能(ポート数は順次拡大予定)。利用するには、アプリに運転免許証を登録し、かつ走行ルールの確認テストに満点合格でパスする必要があります

https://news.yahoo.co.jp/articles/ab145ffa3a77fe1e07b0fb62df1e63e7a29b6b09

どの程度のテスト何だろうと思い調べてみました。

事前テストは以下の【本実証実験の留意点】から出題され、全問正解するまで受験いただく必要があります。

【本実証実験の留意点】

本実証実験では、

・電動キックボードは、小型特殊自動車と位置付けられており、小型特殊自動車に適用となる道路交通法上のルールを遵守する必要があります。
・小型特殊自動車は、車道を走行する必要がありますが、今回特例で一定エリア内の普通自転車専用通行帯(通称自転車レーン)および自転車道(通称サイクリングロード)での走行も認められています。
・車両通行帯の設けられた道路においては、道路の左側端から数えて一番目の車両通行帯を通行することが規定されています。
・自転車が規制適用外となっている一方通行路については、電動キックボードも通行が可能となっています。
・普通自転車専用通行帯が設置されている道路においては、当該通行帯を走行する必要があります。
・ヘルメットの着用は、義務ではありませんが、安全のため推奨します。
・万が一事故をおこしてしまった場合、警察官に事故状況を報告する必要があります。

また、次の行為は禁止されています。

・二段階右折
・歩道の走行
・2人乗り
・子供を背負っての運転
・駐車が禁止されている道路での駐車(駐車違反で反則金の対象)
・運転中の携帯電話の使用
・飲酒運転

https://luup.zendesk.com/hc/ja/articles/1500004162601-%E9%9B%BB%E5%8B%95%E3%82%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89%E4%B9%97%E8%BB%8A%E5%89%8D%E3%81%AE%E4%BA%8B%E5%89%8D%E7%99%BB%E9%8C%B2%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6

難しいテストではなさそうですが、これすらわからん奴は乗らせないという、最低ラインのところは確保しようとしているようです。
まあ実証実験の結果次第では、ヘルメットを義務にするかどうかの議論が再考されるわけで、事業者側もこの辺はシビアにみているんでしょう。
もしこの実証実験の結果、SNS上にルール無視の電動キックボードが晒されてみたり、事故多発だと今後の計画が大きく変更される可能性があるわけですから。

ある程度今後の方向性は有識者会議で出ているとはいえ、実証実験の結果次第では変わります。

警察庁の有識者会議が中間報告をまとめたとのことで、いくつか報道にも出ているように、自転車に対して少額違反金制度を導入することと、電動キックボ...

事業者としては、ヘルメットについては【推奨】としているようです。
今回の実証実験では、小型特殊自動車扱いになるため、ヘルメットは必須ではありません。
原付扱いの前回の実証実験では、原付が使えるヘルメットを被る義務がありました。
ところが今の実証実験では、ヘルメットが義務ではないため、自転車用ヘルメットも可能になります。

これも見方を変えれば一つのメリットになりうる。
重くて暑いバイク用ヘルメットではなく、それこそカジュアルヘルメットでもいいんですよというアナウンスがあってもいい。

懸念点があるとすると

現行の実証実験では、電動キックボードは小型特殊自動車扱いになっています。
あくまでも自動車扱いなので、事故が起こった場合の過失については、自動車に準ずる形になるのかなと。

車と電動キックボードがぶつかった場合、過失割合ってどうなっていくんですかね。

報道では利用者の声も出ています。

利用者から寄せられている声には「快適」「疲れない」といったポジティブなものもあれば、「車道を走るのは、ちょっと怖い」というものも。岡井代表は「今回のサービスで『時速15キロは遅くて逆に危ない』という声が集まれば、今後、政府と議論する材料になります。適切なスピードを見つけていきたい」との見方を示します。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ab145ffa3a77fe1e07b0fb62df1e63e7a29b6b09

警察庁の有識者会議の内容を見る限り、電動キックボードを歩道に上げることには否定的なようです。
海外では歩道に上げて大失敗した事例もありますし、そもそも日本でも、約50年前に自転車の歩道走行を解禁したことを失敗と捉えているようですし・・・

警察庁の有識者会議が中間報告をまとめたとのことで、いくつか報道にも出ているように、自転車に対して少額違反金制度を導入することと、電動キックボ...

こういう乗り物で大切な乗って、【怖いと思う感覚】だと思ってまして。
絶対安全だぜ!なんて乗り物は世の中には存在しないので、怖いと思う感覚から自制する要素がないと爆死します。
私の場合は、嫌な予感しかしないので乗ろうというつもりはゼロです。

ただまあ、この時代に新しい移動手段を検討することは必要なわけで、事業者も警察も、それなりに実証実験をしている。
個人的にはもうちょっと実証実験をたくさんやってから正式な法整備に進んでほしいなと思ってまして。
新しい法制化の方向としては、免許なしで16歳以上なら乗れるようにする方向だとなってます。
高校生とか大学生などを1000人くらい集めてきて実証実験した場合に、交通違反率がどれくらい出るのかなども実験してほしいところ。

海外ではおかしな法整備をして失敗した事例もあるので、日本はかなり慎重に進めているように感じます。
まあ、特例対象ではない電動キックボードを、ナンバープレート無しで乗っている話もネット上では見かけるので、取り締まりの強化も合わせてやっていかないと悲劇が生まれそうなことは間違い無さそうです。