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【グラベルロード 後悔】という謎ワード。

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ちょっと前から気になっていたことがありまして、当サイトにやってくる人の検索キーワードの中に

グラベルロード 後悔

これに近いものも含めればそれなりの数の検索キーワードで入ってきている人がいます。
どの記事が引っ掛かっているのかよくわからないのですが、ちょっとだけ思うことを。

グラベルロードの立ち位置

グラベルロードはここ数年で、どのフレームメーカーも力を入れている分野です。
フレーム素材もカーボンが主流ですが、アルミもあるし、クロモリグラベルもある。

 

こちらはビアンキのアルカデックス。
GRX810(Di2)完成車だと、定価は77万(税込)です。


サーベロのASPEROも、完成車によっては100万を超えます。


メリダのSILEXとかFUJIのJARIのように、アルミグラベルもそれなりにあって10万円台から買えます。
トレックのチェックポイントとかもアルミフレームがありますね。


グラベルロードってどういう存在なのか?と考えると、ロードバイクよりも太いタイヤを履かせて、ジオメトリもオフロード寄りにホイールベースを長めに。
どうしても重量はロードバイクよりも重くなるけど、未舗装路も舗装路も走れますよというのがグラベルロード。

 

ロードバイクが舗装路専門、MTBがオフロード専門だとすると、グラベルロードは中間的位置とも言えます。
ただこれも、よく言えば二刀流だし、悪く言えば中途半端と揶揄されることも。
どっちも行ける!というのはどっちも中途半端と捉えることも出来るし。

 

サーベロについては、近年モダンロードという謎ジャンルを発表してます。
カレドニアと呼ばれる車種です。

 

【2021モデル】Cervélo Caledonia。新しいカテゴリのレーシングエンデュランスモデル。
人気が高いカナディアンブランドのサーヴェロから、レーシングエンデュランスモデルのカレドニアというバイクが発表されています。 先日のメリダのスクルトゥーラエンデュランスにも通ずる部分があるのかなと思う一台なんですが、レーシーで、太めのタイヤを...

 

グラベルロードで舗装路だと走行感がロードに比べて重いし、かといってバリバリのロードバイクではグラベルを走ることは困難。
グラベルロードをロードバイクよりにしたという新ジャンルとも言えます。

グラベルロードで後悔?

正直なところ、【グラベルロード 後悔】というキーワード、既に購入した人なのか、これから買うために検討中の人なのかサッパリわかりません。

 

ただ明らかな事実を書きます。

舗装路ではロードバイクよりも走行感は重い

これは間違いなくそうです。
舗装路でロードバイクよりも速いなんてことはないです。
けどタイヤが太いですし、乗り心地はロードバイクよりも当然いい。
あと、普通のロードバイクで砂利道を走る気にはなりませんが、グラベルロードなら当然走れます。

 

荷物をかなり積んで走るなら、グラベルロードのほうがキャリアのマウントがあるとか利便性も拡張性も高いです。

 

検索ワードを見て、これから買う人か、既に買った人なのかはサッパリわかりません。
あえていうなら、一台でオールマイティにこなそうと思うから失敗するんじゃないですかね。

 

昨年、アルミのグラベルロードを買った方がいるのですが、それはもう大特価でかなりお買い得な買い物してます。
どこかで記事に書いたように思うのですが、どれなのか思い出せませんw
最近記事数が多すぎて何だかわからないことが増えてますので、いずれ何とかします。
いいホイールも格安で入手して楽しんでいるようですが、やはり峠は重いとのことで、ロードバイクの購入も検討しているそうです。
いい感じに自転車にハマっている・・・わけですね。

グラベルロードも自転車ですので峠道を走ることは出来ますが、ロードバイクより重いのは当然のこと。
より快適に峠超えするならロードバイクのほうになりますし、かといって荷物を積載して自転車旅ならグラベルロードのほうが良かったりします。
一台で全てをこなさせようと思うと失敗するかもしれませんが、ロードバイクとグラベルロードの特性を理解して使い分けるのが正解。

 

MTBだって舗装路を走ることは出来ますが、より速く走ろうと思うなら不向き。
恐らくですが、グラベルロード一台で何でもさせようと思うから【後悔】というワードが出てくるのではないかと。

 

どこでも走れるけど、どこでも快適に走れるわけではないというほうが正解かもしれません。

自分がやりたいことを明確に

結構前の話だったと思いますが、10万円以下のオススメロード(?)みたいな内容で、一発目にグラベルロードを紹介しているのを見て、さすがにひどいなと思いました。
グラベル、エンデュランス、レーシングを分けずに値段とコンポだけで語るからおかしくなる。

 

まず、買った場合にどういうところをどのように走るのか、イメージをしっかり持っておかないと後悔するんじゃないですかね。
オフロードも走りたい人にエアロロードを勧めても意味が無いですし、ヒルクライムメインで走りたい人にTTバイクをお勧めしても意味がない。
これだけスポーツサイクルの中でもジャンルが細分化されているので、一台で何でもこなせるというのは、見方を変えればいろんな方向に中途半端とも言えます。

 

大谷選手はピッチャーとしてもバッターとしても超一流ですが、今のところ一台で舗装路もオフロードも超一流という自転車は無いと思います。
ダルビッシュ投手に外野を守らせることは出来るでしょうけど、投手として超一流なわけで、野手としてはほぼ実績はありません。
適材適所というか、どこかの球団がダルビッシュ投手を野手として獲得しても意味がないですし、ピッチャーとして獲得してこそ真価を発揮できるのは明らか。

 

グラベルロードでもタイヤを細いものに変えて舗装路も速く・・・ということは出来ますが、【後悔】というキーワードもなんか悲しいところですね。
けど中にはロードバイクとグラベルロードの違いすら分からないままグラベルロードを買ったという人の話もあるので、どちらにせよ違いは理解してから購入するのがマストだと思います。

 

自転車で何をしたいのか?をまず明確に。
次いでそれぞれの自転車の特性を理解することが大切。
何でもできる自転車というのは、見方を変えればいろんな方向に中途半端とも言えるので、何を優先するのかを明確に。

 




コメント

  1. ゆき より:

    後悔する時点で明確な目的を持たないで買ったって事なので、ロードを買っても同じことになりそうです。
    グラベルロードにも乗っていますが、100kmくらいなら普通に走れますし、速度にこだわらなければ快適そのものです。山道走っていて、いきなり土や砂利の道になってもそのままいけますし、むしろそういう道があると嬉しくなれます。
    何を選ぶか、何で後悔するかではなく、手に入れたものでどう楽しむか?が重要だと思います。
    楽しめない人は何買っても後悔するだけです。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      明確な目標がないまま買うと、確かに何を買っても後悔すると思います。
      全く用途が異なるものだということを知らずに買う人もいるらしいですが、いまいち理解しがたいです。
      スピード感を楽しみたいのにグラベル買うような人もいるらしいですが・・・なんでそうなってしまうのかについては理解不能です。

  2. まさ より:

    昨年、大特価でアルミのグラベルロードを買ったのは私です(笑)。

    私の場合は明確な目的があってグラベルロードを買ったわけではなく、あまりの安さに惹かれて買ったのですが、買ってからバイクに合わせた楽しみ方を自分で見つけていってる感じです。
    具体的には軽いオフロードツーリングや、バイクパッキングをしてのデイキャンプなどですが、私の場合はいつもひとりで走るし、そういうのが好きだったので上手くハマったのだと思います。
    しかし、こういうことに全く興味のない人や、バリバリ登りたいとか平地をかっ飛ばしたいとか思っている人が1台目にグラベルロードを買うとやっぱり後悔するのだと思います。
    また、グループライドなどでは、自分だけなんでこんなに重くて遅いんだ…などと感じることもあるかもしれません。
    要するに管理人様がおっしゃる通り『自分がやりたいことを明確に』せずに買うと後で後悔することが多いんでしょうね。

    私は現在カーボンのロードバイクの購入を考えていますが、乗り換えではなく買い足し?で、グラベルロードを手放す気はありません。
    今のグラベルロードならではの楽しみは今後も続けるけど、さすがに登りがしんどすぎるので、登りや平地で気持ちよく走れるロードバイクが欲しくなっています。

    ちなみに前の記事はこれです(笑)
    https://roadbike-navi.xyz/archives/17239/

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      確かに、当初おっしゃっていたのが街乗りメインだったと思うので、買った後に方向性が変わることもありそうですね。

      買った自転車に合わせて用途を考えていくという方向もアリだと思いますが、基本はやりたいことが先にあって、それに合わせて自転車を選んだほうが無難なのかなと思います。

  3. クセル より:

    失礼します。
    グラベルロードだけでもグラベルレース用とツーリング仕様に分かれていてそれがさらに混乱を生んでいるのも大きいと思います。一昔前のシクロクロス競技用とツーリング用シクロクロスのように・・・ 同じ名前でやることがかなり違うので。それとモダンロードというのもコンテンドARのようなオールラウンドロードと何が違うのかよくわからない・・・アドベンチャーロードというのもあるのですがツーリングバイクやランドナーと何が違うのかよくわからなくなったりします・・・

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      確かに、各メーカーで好き放題名前を付けてアドベンチャーだとかグラベルだとか言っても、分かりづらい面もあると思います。
      モダンロードについては、サーベロも何をしたいのかよくわからない面もありますが、あえて言うなら最近はエンデュランスとグラベルの境界すら曖昧になりつつあるので、あくまでも舗装路メインだよというところを重視したいのかもしれませんね。
      ただこういうのも、初心者が買うときには意味不明すぎるのかも・・・

  4. 浅利和人 より:

    お礼を伝えます。
    私は、自転車のカテゴリを最大4~5種類にしか分類できない人間です。
    「ロードバイク=速くてかっこいい自転車」というイメージだけで購入を決意しています。
    初心者お決まりの「おススメ〇〇選」サイトからグラベルロードバイクを知り、さらに検索サイトのオートコンプリートでこのブログにたどり着きました。
    一読でグラベルロードの理解が深まりました。
    「本当に知っている人」は、この記事のように、本質部分を簡素な言葉で表現することができます。的確なたとえ話で理解を促してくれます。
    広告サイトや根拠のない情報サイトが氾濫する昨今、このような記事は貴重です。
    有難いと思いました。

    「イメージだけで買うと…」という意見が当然だと思いますが、定年後ですので、後悔も織り込み済みで「自転車」を楽しんでいこうと考えています。では。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      どういう状況なのかわかりませんが、巷にあるような「オススメロードバイク◯選」みたいなものにはウンザリしてます。
      レーシングバイク、エンデュランスバイク、グラベルロードを分けることなく紹介して何の意味があるのかと。

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