ステマ問題に思うこと。

ある商品について、ステマ疑惑だとニュースで報道されていました。
正確に書くと、景品表示法違反。
効果が確認できないものを効果的だと謳っていたという奴ですね。

ロードバイク業界もステマは横行していると思うのですが・・・

不思議な世界

正直なところで言いますと、貰ったなら貰ったと書けば済む。
単にそれだけの話なのに、なぜかその関係性を隠したがる人もいるわけですね。

当サイトでは企業からもらった場合、それは一種の広告と考えていますので、タイトルにPRと表示することにしています。
これはインターネット広告倫理綱領及び掲載基準ガイドラインに基づくものです。

だいぶ前にこれについてものすごく噛みついてきた方がいたのですが、商品を貰うということは対価を得ているわけですから(製品自体の金銭的価値)、広告の一形態であることは明らかですし。
企業側は、好意的なレビューを書いてもらうことを期待して、ブロガーとかユーチューバーに提供する。
広告にはいろんな形態があるわけで。

【広告というものは、クライアントが最終チェックして承認されて出すものだから、ブロガーのレビューは広告ではない】みたいな謎理論を持ち出してきた方もいましたが、そういう古い考えに縛られているうちは本質が見えないと思います。

さてつい最近気が付いたのですが、某大手通販の話。
過去には企業の意向を汲んだレビューが横行して問題化したこともありましたが、最近は通販事業主が主体になって、無料で商品を提供してレビューを書いてもらい、そのレビューには【無料プログラム】みたいな表示があることに気が付きました。
このレビューは、製品を無料で提供して書いてもらってますよ、ということを明確にしているわけですね。

これはいいことなのかなと。
変なステマとかされるよりも、関係性を明示しておけば、後は読んだ人がその価値を判断すればいい。
無料で提供という時点で信じないと考える人もいるでしょうし、提供されたかどうかは判断基準に含めないと思う人もいるでしょうし。
自分なりのポリシーに基づいて、判断すればいい。

ちなみに当サイトでは企業からの提供の場合、【PR】とタイトルにつけています。
この表記をつけるだけで、ページビュー数はガタ落ちします。
こちらとしては全く構いません。
PV目的で書いていませんし、PV目的でクリックをお願いするようなプレイはしたくありませんし。
企業側からすると【それ外してくれ】なのかもしれませんが、こちらはガイドラインに基づいて外しません。

話は戻って、某大手通販の話。
提供を受ける立場には、もちろん誰でも参加できるわけではないらしく、普段からレビューを投稿して実績がある人が誘われる仕組みらしい。

フーンと思いながら見ていたのですが。

課税問題

無料で商品を貰いまくっている場合、実は課税対象なんですよ。
私がそれなりに断る理由としては、不要なものを押し付けられて課税されるなんてことを避けたいということもあります。
危険だと思う商品を紹介して、使いもしないのに課税対象にされても、私にも読者様にもメリットはないどころかデメリットしかない。
前にこんな商品のレビューを依頼されたことがありますが、

メール見た瞬間にお断り確定です。
迷いなんて1mmもなく、【二度とメールするなよ】という言葉を相当マイルドにしながら、大人の対応で怨念だけ込めて返信しておきました。
この商品、【いづれ】壊れるのは明らかだと思いますが、レビューを見ると実際に壊れまくりですね。

そんなもんを第三者に紹介して、誰かが買ったとして。
怪我しても責任取れないし、こっちは使いもしないものなのに課税されるなんて誰にもメリットがない。

さて、そもそも無料でもらった商品はどのように申告すべきなのか?という話。

まず贈与税ではありません。
贈与税は個人間での贈与なので、法人からの贈与は対象外。
ちなみに以前、某M氏が100万円配ってましたが、あれは個人から個人なので贈与税の対象です。
ただし贈与税は年間110万の基礎控除があるので、ほかに無ければ贈与税は発生しません。
100万というのはある意味、税制をよく知っている金額ですね。

そうなると次に怪しいのは一時所得として課税される?のかという話。

一時所得とは、営利を目的とする継続的行為から生じた所得以外の所得で、労務や役務の対価としての性質や資産の譲渡による対価としての性質を有しない一時の所得をいいます。
この所得には、次のようなものがあります。

(1) 懸賞や福引きの賞金品(業務に関して受けるものを除きます。)
(2) 競馬や競輪の払戻金(営利を目的とする継続的行為から生じたものを除きます。)
(3) 生命保険の一時金(業務に関して受けるものを除きます。)や損害保険の満期返戻金等
(4) 法人から贈与された金品(業務に関して受けるもの、継続的に受けるものを除きます。)
(5) 遺失物拾得者や埋蔵物発見者の受ける報労金等

レビュー投稿が強制されていなくても、実質的にレビューを書くことで次の仕事も来やすくなる状況などを考えると、労務の対価としての性質を有する。
なので一時所得でもない。

※労務(レビュー)などを求めない、抽選で何名様にプレゼント!みたいなのは一時所得ですが、一時所得は控除が大きいので基本的に問題になることはほとんどありません。

上で書いたようなケースだと、、国税庁の電話相談で聞いたところ、雑所得になるとのことでした。

貰った商品の通常価格について、その6割相当を利益として計上してくださいとのこと。
雑所得の場合には必要経費を計上できますが、当サイトですら必要経費なんて年間数万円にしかなりませんし、そもそも雑所得で計上できる経費なんてたかが知れている。
アホな人だと家賃とかも計上するらしいですが・・・賃貸なら合理的按分が出来るなら可能性はありますが持ち家ならまず無理。
税務調査が入れば否認されます。
そもそも持ち家だと家賃が無いという事情もあるのですが、資産計上して減価償却するとなると、ほかの部分で問題が起こるんですよ。
あえて何かは書きません。

※ほかの事情などもある場合は違う取り扱いになることもあるので、正確には税務署に相談して確認するのがベスト。

雑所得の場合、サラリーマンの場合だと20万以下の場合は確定申告不要ということになっています。
ただこれ、確定申告は不要でも、住民税の申告は必要になります。
確定申告というのは所得税など国税の手続きですが、国税から各市町村にデータが送られて住民税が決定されます。
けど所得税法上、サラリーマンで雑所得20万以下だと申告不要になっているだけの話で、住民税ではそのようなルールはありません。
申告しないと脱税ですしね。

欲しくもないものを貰いまくると、税金は増えていく。
生活動産ガーというのも、反復継続性があれば話は変わってきますし。
つまり毎年かなりの数の提供を受けているサラリーマンは、雑所得として計上しないと脱税になっている恐れがあるということです。
1件2件程度なら税務署も動かないでしょうけど、20件、30件と多量になると・・・ね。
レビュー案件の落とし穴ってこういうところにあります。

ちなみに、レビュー(労務)の対価ではないんだというスタンスは、基本無理があると思います。
規約上でレビューが強制されていなかったとしても、実質的にどうなのか?で判断するのが国税の基本。

そういうこともあって、私はここ最近、読者様にレビューをお願いしているわけです。
私がもらっていませんし、かつ欲しい人がいるなら有効活用してもらったほうがいい。
使いきれないものを持っていてもしょうがないですし。

ちなみに国税って、インターネット取引専門の調査チームがいますし、ヤフオクとかメルカリとかも当然チェックされています。
そもそも国税って、他人の銀行口座の閲覧調査権を持っているので、誰がどれくらい持っているかなんて普通に知っているんですよ。
どこの銀行に口座があって、どれくらい持っているかなんて普通に知っている。

ちなみに個人に税務調査が来ることはほとんどないですが、統計データ上は130年に一回とか、300年に一回とか言われます。
税務調査が来る人は、そもそも既に税務署がネタを掴んでいるんですよ。

必死になりたくない・・・

某大手通販でこういう仕組みがあることを最近まで知りませんでしたが、なんか必死さが見え隠れして私はしません。
レビューを書くと格が上がっていき、そのうち無料レビュー招待される仕組みのようですね。
その必死さが好きになれないので興味なしw

ブログとかユーチューブでも【お仕事の依頼はこちら】みたいにメールアドレス載せているのをよく見かけますが、どうも恥ずかしくて私には出来ません。
なんか、めぐんでくれ感があるように感じてしまい・・・

まあタダで貰えるからとガンガン貰うのもいいんですが、タダほど怖いものはないというのは、税務調査が来て思い知るんでしょうね。

無申告加算税とか延滞税とか・・・

そういえば何年か前に、ネジのレビューをしてくれ!という謎の誘いがありました。
ネジは渡せないので想像で書くか、自腹で購入してくれとの話でしたが、ここまでいくとバカなんじゃないかと思いました。
けど自腹購入なので、経費にはなりますねw
想像で書いてもいいと言ってくる時点で終わっている感が凄い。