カーボンシートポストは折れる。けどそれはなぜ?

たまたま見つけたものですが、カーボンシートポストが折れたという事例があったようです。
この方がどうとかではなくて、なんで折れてしまうのか、折れる原因について考察していきます。

カーボンシートポストが折れる理由

カーボンシートポストが折れる理由は、大きく分けると4つの原因に分けることができます。

①強い衝撃
②経年劣化
③固定トルクが強すぎる
④中華カーボンなど粗悪なモノ

上の方ですが、画像を見ると理由はほぼ確定です。
さてなんでしょう??

理由は③。
固定トルクが強すぎたことが原因だろうと推測できるわけです。

その理由は2点。
まず、シートクランプの上あたりで折れているので、クランプの強さが強すぎる可能性が高そうだと推測されること。
もう一つの理由も画像を見れば明らかなんですが、シートクランプがクイック式になってます。

カーボンシートポストの場合、締め付けが強すぎると割れる危険性が出てくるわけですが、クイック式だとトルク管理が出来ません。
ママチャリのシートポストだと、100%クイックだと思います。
ロードバイクだと100%アーレンキーで固定するタイプだと思いますが、六角になっているには当然理由があって、固定トルクを管理出来るからですね。

トルクレンチを使うのが確実ですが、ベテランメカニックだと手の感触でわかるのがトルク管理。

今までカーボンパーツを使っていたものの、アルミコラムのカーボンフォークだったため、トルクレンチを持っていませんでした。 LOOK765に乗...

4N.mと書いてありますが、これは最大トルクなので実際はもっと下でも固定出来ているならそれで十分。
トルクレンチも狂ってしまうことがあるので、過信は禁物です。

ここがクイック式になっていたら、トルク管理出来ませんし、強く締まりすぎる恐れが高い。

なんでこういう組み合わせにしているのかは不明ですが、怖い組み合わせで運用して、壊れるべくして壊れたというほうが正解かもしれません。

抵抗か締め付けか

カーボンシートポストはスリ落ちることがありますが、基本的にはシートチューブとシートポストの間の摩擦を増やすか、締め付けを強くして面圧で固定するかのどちらかになってきます。
カーボンパーツの場合、締め付けが強すぎるとあっさりと折れる運命なので、ファイバーグリップなどを使って抵抗を増やすことが一般的かと。

自転車で大切なのは安全性がまず第一。
やってはいけない組み合わせを使えば、壊れるリスクが高くなる。
ロードバイクでクイック式のシートクランプを使う人はいないでしょうけど、ちょっと気になったのが最近のエスケープR3ってクイックなんですよね。

エスケープR3とかだと、軽量化が気になってカーボンシートポストに変える人もいるかもしれませんが、クイックではトルク管理が出来ないので思いのほか強く締まりすぎるリスクがあります。
シートポストの交換って難しい作業ではないので、イチイチショップに頼む人のほうが少ないかもしれません。
けどこういう些細なことに気が付かずに失敗する可能性もあるわけで、相談できるショップを持っておくことは大切かなと思う次第です。