人間なんて、所詮は自己中。

交通ルールとかマナー関係をいろいろ書いていて思うのですが、ロードバイク乗りが嫌がるのって、車に至近距離で追い越しされることですよね。
道交法上、側方距離は定められていないので近いというだけでは違反とは言えません。

けどまあ車のドライバーからすると

いろんな人
いろんな人
車道にいる自転車は迷惑!

一人の人間でも、自転車に乗っているときの立場、車に乗っているときの立場、歩道を歩いているときの立場でポジショントークする人っていますよね。
自転車乗りの立場の時の発言と、車に乗っているときの発言が違うみたいな。

自転車乗りがされたくない追越し

イチイチ面倒なので、追越しと追い抜きを分けずに書きます。
追越しの定義はこちら。

①前車に追いついてから
②進路を変え
③前車の側方を通り
④前に出ること

道交法での進路変更というのは、車線変更とイコールではありません。
同一車線内でも進路変更は成立します。

ずいぶん前に書いた記事についてメールを頂いたのですが。 関係ない部分もあるので、まとめて書きます。 進路を変える...

自転車乗りがよく憤慨するのは、これですよね。

近すぎる!という奴。
実際怖いので、特に大型車にはしてほしくないプレイの一つ。

ただこれって、違反なのか?と聞かれると、違反とは言い切れません。
道交法での追越しはこうなっているだけですし。

(追越しの方法)
第二十八条
4 前三項の場合においては、追越しをしようとする車両(次条において「後車」という。)は、反対の方向又は後方からの交通及び前車又は路面電車の前方の交通にも十分に注意し、かつ、前車又は路面電車の速度及び進路並びに道路の状況に応じて、できる限り安全な速度と方法で進行しなければならない。

最近バスに乗る機会が多かったのですが、うちの近所はバス同士が擦れ違い困難な狭い場所が結構あります。
歩道もありません。

なのでママチャリがチンタラ走っていると、バスは追越しできずに渋滞が起こるわけですが、最近のバスって

いろんな人
いろんな人
バスにご注意ください

自動アナウンスで先行自転車に注意の声掛けをして、自転車が気付いたのを確認して、かなり減速して慎重に追越しする。

法律上は、

・前車の状況に応じて⇒アナウンスで注意喚起して、追越しする意思を伝えている。しかも前車が低速であることを確認済み。
・できる限り安全な速度と方法⇒かなり減速して、側方間隔は80センチ程度かもしれないけど、速度差は1キロ2キロ程度で追い越ししている。

なので別に違反と言えるものではない。
バスの運転手って運転技術はさすがですよね。
よくこんな狭いところ通るわと感心します。

けどこういうのも、自転車乗りによっては憤慨するポイントだったりする。
教習所では1.5m空けろと教わったはずだ!!とか・・・

自転車乗りの立場からすれば、側方間隔は広いに越したことはない。
けどまあ、狭い道路なのでしょうがない面もあるし、そもそも法律上は側方間隔なんてどこにも書いていない。
勝手に法律だと勘違いして憤慨する自転車乗りもいますからねぇ・・・

ちょっと前にですが、車道を自転車で走っているときのこと。
真横やや後方に、車がピョコっと追越ししたそうに出てきたんですよ。

このとき後方で車が接近していることをなぜか気が付いてなかったのですが、横に付ける形になったので、わずかに左に寄せて減速し、先にどうぞみたいな雰囲気を出す。
それを確認後、サンキュー!ということで追い越ししていく。

追い付かれた車両の義務とか自転車には関係ありませんが、こういう相互理解と譲り合いで成立するわけですね。

これは前にも書いていることなんですが、 この記事、定期的に何を言いたいのかよくわからないコメントが来ます。 ...

ドライバーの立場

車のドライバーの中には、車道にいる自転車を邪魔だと思う人も当然いる。

もうちょっと左に寄ってくれないかなーとか、歩道走ってほしいなーとか。

人間なんて自己中心的なので、自転車に乗っているときは車が邪魔だと思う人もいるし、車に乗っているときには自転車が邪魔だと思う人もいる。
けど一人の人間が、自転車に乗っているときと車に乗っているときで意見を変えるなら、単なる自己中なんだなと理解できる。

自転車に乗っているときは

読者様
読者様
歩道を走っている自転車、あれは違反だよ

車に乗っているときは

読者様
読者様
前の自転車、正直邪魔。
歩道走ってくれないかな。

道路上の秩序を保ちたいわけではなく、単に自分が快適に過ごしたいだけだと理解できる。

電動キックボードの実証実験の話。

何度も取り上げている電動キックボード問題。 ご意見を頂きました。 5月11日「電動キックボードの実証実験がス...

時速15キロしか出ないものが車道にいたら、速度差で危険だとか、追越しするときに危険だとか、ここにきて車関係の方々の記事をよく見かけるようになりました。
安定性が悪い乗り物という点は激しく同意なんですが、なんか違和感があるのは、結局のところ自分の立場でジャマ者を増やしたくないという考えが根底にあるのかなと思うんです。
自分の立場というのは、車関係の人なら車の立場。
自転車乗りなら自転車の立場。

電動キックボードは不安定だから、勝手に転んだときにちょうど追越ししようとしていたら、下手すると轢いてしまう。
それで車の過失になるのはおかしい。

こういう意見があったとして、それなら轢かないように側方距離を取って追越しすればいいだけの話。
というよりも自転車が相手でも同じなんだから、今まで自転車を追越しするときに側方距離取って無かったの??と疑問に思う。
自転車も十分不安定ですし。

もちろん、こういうのは単なる妨害行為なので除きます。

譲り合いの精神があるなら

自転車乗りの時は車に文句を言って、車に乗っているときには自転車に文句を言う人って、譲り合いの精神が欠如しているのではないかと思うんです。
そりゃ、こういうのは明らかに邪魔ですよ。

こういう自転車については文句を言う気持ちはわかります。

道路って必ずしも広くはないので、それぞれの立場で好き勝手言うのが常。
うちの近所は狭い道が多く、それでいてバスがかなり通るので、よーく見ていると車同士での譲り合いってかなり多い。

結局のところ、譲り合って使うしかないのが現状。
安全にロードバイクに乗るには、今のところ譲る方向性のほうがいいことが多いように感じます。
車よりは遅いですし、ロードバイク側から譲る姿勢を見せない限り、車のドライバーも変わらないと思っているので。
対立構造は何も生まないんですよ。