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剛性が高いステムの利点。

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そういえばなんですが、前に乗っていたビアンキの時。
ステムをFSAのカーボンステムにしていたのですが、完成車付属のステムよりも剛性が高いんだと思いますが、登りでダンシングしているときなどは結構違いました。

 

普通に平坦でシッティングの時にはよくわかりませんが。

ステムの剛性

ステムって短いパーツな上に、見たところシナリが大きいようにも正直見えません。
ステム単体で持ってみてシナらせようとしても、よくわからないし。

 

実際のところで言いますと、単に軽量性だけを求めるなら、TNIとかKCNCの軽量アルミステムのほうが圧倒的に軽いです。
私が使っているTNIのヘリウムにしても、100㎜で90g程度なので、これ以上軽いステムは正直なところないかと。

 

【インプレ】TNI ヘリウム6。軽量アルミステムならこれ!
ちょっと前にステムをTNIのヘリウム6に変えたのですが、 何度か乗ってみて、思ったことを書きます。 TNI ヘリウム6を選んだ理由 元々使っていたステムは110mmだったのですが、ちょっとステムを短くしたいなぁと思ってました。 正直なところ...

 

その前から使っていたLOOK完成車付属のステムと比較しても、剛性に差があるようには思えない。
ただまあ、完成車付属のステムってそもそも剛性が高いわけではない。

 

剛性=変形しにくさなので、同じ材料であれば重厚な造りなほうが剛性は高い傾向にあります。
なので軽量性と剛性は相反する、と言いたいところですが、軽量で高剛性のものもあるし、同じアルミステムでも完成車付属のステムなんて、クソ重い上に剛性が低いのがお約束。

 

勝手な印象なんですが、値段が高いステムのほうが剛性は高い傾向にあるんじゃないかと。

 

ちなみに軽量アルミステムで有名なTNIヘリウムと、KCNCのTEAM ISSUEは似たような重量です。
公称重量が、前者は100㎜で105g、TNIは100㎜で97g。
ちなみに私のステムが90g程度なのは、今は廃盤の通夜ツヤアリのほうだからです。

 

これ、微妙に材料も違いますし、加工も違います。

TNI ヘリウム KCNC チームイシュー
素材 7050アルミ 7075アルミ
加工 鍛造 CNC削り出し

鍛造というのはその名のとおり、金属を叩いて圧縮して加工していく方法。
プレスを掛けて製品の形に整えていくわけですが、CNC削り出しはその名のとおり削って作る。
どっちが剛性が高くなるのかというと、プレスした鍛造のほうが強そうな気もするけど、微妙に素材も違う上にちょっとした肉厚の違いのほうが剛性差として出そうな気もするので、単純比較できるわけでもない。
削り出しのほうが加工精度が高いのかなとは思いますが。

 

7050と7075で素材としてみた場合の剛性差はそこまで大きくないんじゃないかと思います。

 

ただまあ、粗悪な安物を除けば、カーボンステムのほうが剛性は高い傾向にあります。

 

ZIPPのSL SPRINTとか。

FSAのK-FORCE LIGHTとか。


ITMのX-ONEとか。


ITM – X-One ロードステム

 

こういうのの特徴なんですが、カーボン+ゴツイ。
なのでビックリするほどの軽量性なんてないです。
ただし、剛性は高い。
お値段も高い。

剛性が高いステムのメリット

剛性が高いステムって、ダンシングした時などにはわかりやすいポイントですが、先日読者様が言っていたこととして。

 

読者様
読者様
峠道の下りでの安定感が凄い。

 

剛性が高いステムのほうが、下りでの安定感というかハンドリングが安定するのだとか。
これ、私は感じたことがないのですが、確かにそういう効果もあるのかと。

 

そういう意味では、最近流行り気味のステムハンドル一体型のほうが剛性は高い。
まあ、あんまり好きではないんですが。


Vision – Metron Integrated 5D カーボンハンドルバー

Deda – Alanera DCR ハンドルバー


Vision – Metron 6D Integrated カーボンハンドルバー

 

一体型にすることで設計も自由度も増すわけで、ステムとハンドルの接合部の太さをみても剛性が高そうだなと。

 

ステムってその性能差がイマイチ分かりづらいパーツなので、とりあえず見た目で選ぶとか、長さと角度が合っていればそれでいいと思いがちなところ。
タイヤやホイールのように明らかな差を感じるというほどでもないですし、ステムの剛性の差というのも走り方によってはイマイチ分かりづらいポイントだったりもする。
結局のところ、使ってみて違いを感じ取れるのかどうかだけなんでしょうね。




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