あえてこの時代に、ディスクブレーキ車を持っているのにリムブレーキ車を買う方の事例。ブレーキの差をメインにインプレ。

読者様の中で、グラベルロードを昨年だったと思いますが買った方がいて、登りでの重さなどからロードバイクも欲しいという相談を受けていました。
そんな中先日、あえてリムブレーキ車を買ったというお話を頂いてました。
決め手は、フラッグシップモデルで軽量な上に、型落ちなのでかなりの割引というところ。

この時代にディスク車を持ちながら、あえてリムブレーキ車を買うという事例自体が珍しいと思いますが、ブレーキの差をメインにインプレを頂きました。

※元々この方はフラットバーロードでリムブレーキを使っていたこともあります。

ディスクブレーキ⇒リムブレーキ

読者様
読者様
数日前にキューブ ライトニングC:62プロが納車になりました。
簡単に第一印象をお知らせさせていただます。

ショップでライトニングを手にした第一印象はとにかく『軽っ!!』です。
まぁ、これまで乗っていたのがキャリアやらバッグやらつけて軽く12キロオーバーだったアルミのサイレックスだったので、7.3キロのライトニングが軽く感じるのは当たり前ですが、ショップのお兄さんも、「最近ディスクブレーキのバイクを触ることが多いから、この軽さはやっぱりいいですね。」みたいなことを言うてはりました。

メリダのサイレックス(アルミディスクグラベル)⇒CUBEのライトニングC62で、コンポはアルテグラ、完成車重量は7.3キロだそうです。

読者様
読者様
肝心のブレーキについてですが、比較の対象がアルミのグラベルバイクのサイレックスで、重量だけでなくポジションや剛性、ホイールにタイヤなどあらゆる点が違いすぎるので、できるだけブレーキの感触に絞っての感想を書きます。
ちなみにサイレックスのブレーキはシマノの油圧ディスクブレーキとしてはいちばん下のグレードのRS505で、ライトニングC:62のリムブレーキはR8000アルテグラです。

RS505は一応、105グレード(5800系)となっています。
現行モデルではティアグラグレードにも油圧ディスクブレーキがあるので、ミドルグレードに当たるのかなという印象。
リムブレーキのアルテグラについては、誰しもがお分かりになるようにセカンドグレードです。

読者様
読者様
まず、平坦路を走っている分には当たり前ですが何の問題ありませんし、ディスクブレーキからリムブレーキに乗り換えた違和感のようなものもそれほど感じることはありませんでした。
ただブレーキの効き始めはやはりディスクブレーキに分があります。
ディスクブレーキは最初にガツンと効いて、その後は力加減に応じて制動力が増す感じでしたが、リムブレーキは最初のガツンがなくて、握り始めは効いてるのかわからないくらいからの、力加減に応じてジワジワ制動力が高くなっていく感じです。まぁ慣れの範疇ですね。

読者様
読者様
下りはやはり違いを感じました。
サイレックスは下りで50キロくらいまでなら、ブラケットを持っての二本指ブレーキでもスピードコントロールできましたが、ライトニングではそうはいきませんでした。
40キロを超えたあたりから制動力に不安を感じるようになり、自然に下ハンを持ちました。
でも下ハンを持ったらグッと安心感が増して、二本指ブレーキで安定してスピードコントロールできました。でもブレーキをかけるタイミングは無意識に早くなっていたと思います。

読者様
読者様
この日はシェイクダウンでしたし、雨上がりで一部路面が濡れていたこともあり、最高でも下りで52~53キロまでしか出していないので、それ以上のスピードが出た時の感触はまたこれからですが、しっかり下ハンを持って早めのブレーキングで安全運転を心がけると、何ら問題はないと感じますし、レースなどで70~80キロ出すならともかく、私が普段走るスピードの範囲では全然問題ないですね。

読者様
読者様
むしろこの軽さはやはり武器になると感じました。今でもツールやオリンピックでリムブレーキを使うトッププロがいることを思うと、今敢えてリムブレーキを選ぶメリットは大きいと感じます。

というお話でした。

下ハンドル推奨

制動力はブレーキ自体の制動ではなく、タイヤの性能にも左右されます。
太いタイヤのほうが効きやすい面が大きいようにも思いますが、それを差し引いて考えてもリムブレーキだから特別劣るという感じは無さそうな。

その上で。
油圧ディスクの場合に、下りでスピードが出ていてもブラケットポジション&指二本で十分だったけど、リムブレーキでは下ハンドルじゃないと安心できないという点。

これ、以前も書いていることなんですが、

ここ数年で凄く感じることなんですが、下ハンドルを全く使わないローディー、つまり下ハン童貞が増えているのではないかと思っています。 別に無理...

峠を下っていても、ブラケットポジションの人が凄ーく増えているように感じてまして。
これはリムブレーキでも、キャリパーの性能が向上していることもあるんでしょうけど、油圧ディスクだとなおさら性能が向上している。
なので下ハンドルではなくても十分な制動力が得られるということで、ブラケットポジション派が増えているんだと思います。

下ハンドルを持つ利点は、まず重心を下げることができるので、下りのコーナーリングでも狙ったラインから外れにくいこと。
体勢が高いと、コーナーで膨らみますから。

あとは万が一転倒した場合に、高い位置から落ちるよりもけがの程度が軽くなるかも・・・ということでしょうか。
なので下りでは下ハンドルのほうがいいですよと以前から言っているのですが、世間はあまり浸透しているようにも思えず。

この方の場合、レース目的でもなく軽量性を求めたわけなので、軽量性で勝るリムブレーキ車で満足したという事例です。
ディスクブレーキ車でも軽量なものは増えてきてますが、まだリムブレーキ車ほどの軽量性はないかなと。

何を選ぶかについては

ディスクブレーキVSリムブレーキという争いはありますが、極論すれば好きなほうに乗ればいい。
単にそれだけですが、今あえて1台目を買うとしたらやはりディスクブレーキ車のほうが優位です。

これはシマノの新型コンポの行方を見た感じでも明らかというか、

以前から何度も書いているように、新しくロードバイクを買うときにリムブレーキかディスクブレーキか悩むようなら、新型デュラの発表を見てからでもい...

新型のデュラとアルテ、リムブレーキモデルはセミワイヤレスを非採用ですからねぇ・・・
ホイールについてもリムブレーキ版はチューブラーしか出さなかったことを考えると、今後はディスクに力を入れることは明白。

ディスクブレーキ車で唯一注意したほうがいいとしたら、現行規格のスルーアクスルではない車種がごくまれにあって、それを買うと今後ホイールのグレードアップで困るかもしれないということくらいでしょうか。

先日の記事について。 過去にもクイックリリースのディスクブレーキ車について、購入相談は何度か受けたような記憶があります...

規格論争の時代はもう終了したと見ていいでしょうけど、移行期はどうしてもこういう事態が発生します。

まあ、この時代にディスク車を持ちながらもあえてリムブレーキ車を買う人は少数派だとは思いますが、こういう事例も参考になるかもしれませんので掲載させていただきました。
ありがとうございます。

ちなみに2022年モデルで大注目なのは、なんだかんだアンカーRP9です。

アンカー期待の話題作、RP9。 なんかかなりの人気らしく注文が殺到しているとの噂。 ANCHOR RP9 人気の理由って色...

注文が殺到しているとか聞きますが・・・

そういえばちょっと話は変わりますが、今回のインプレの方、グラベルロードの時も型落ちでかなりの割引で買ってますし、グラベル用のホイールについてもかなりの割引で買っています。
今回のリムブレーキ車についてもかなりの割引で買っていますが、トータルで見ると相当な金額の値引き。

これも考え方次第なんですが、世の中には絶対に値引きしないショップもあるし、それなりに値引きされるショップもある。
型落ちの値引きについては、そもそも代理店がショップに売る値段自体が相当な割引になっているケースが多いので、値引きしているからと言ってショップ側に入るお金が著しく下がるわけでもありません。

常に値引きしているショップについても、そもそも普段からそれなりの販売量があるから、代理店⇒ショップに売る値段自体に値引きが掛かっています。

こういうのも事情を知らない人だと、

いろんな人
いろんな人
値引きするということは、ショップでの組み立てで手抜きをしているはずだ!

こういう的外れな見解を持ってしまう人もいる。
そこが必ずしも関係するわけではない。

定価販売しかしないショップでも、クソみたいな組み立てでおかしいところはありますし。
値引きをうまく利用するのって、むしろいいことだと私は思っています。

私が使っているシューズ、確か30%オフとかで買ってますが、あまりに安いのでショップの人に聞いたことがあります。

いろんな人
いろんな人
代理店にサイズ関係なく全部くれと発注するので、代理店が相当値引きしてくれるだけのこと。

ある意味凄いw
売れなそうなサイズも含めて全部引き受けるという発注なので、代理店が喜んで値引きしてくれるそうですよ。

完成車でも、型落ち在庫については代理店側も早く処分したいので、相当な値引きを持ち掛けるようです。
ある有名メーカーの完成車が、通常価格の10%の値段でショップに放出されたみたいな話も時々聞きますが、こういうのがショップに並ぶ時は【定価の60%オフ】みたいな大特価になります。
30%分はショップが利益で確保しているわけで、ショップは取り分が変わらないんですね。

まあ、そういう代理店特価についても、あえて扱わないショップもありますけどね。

ということで話が脱線しましたが、こういう事例もあるというお話でした。