シェアサイクルは小規模都市でも有効なのか?

こんな報道がありました。

茨城県つくば市は1日から、つくばエクスプレス(TX)つくば駅と研究学園駅周辺でシェアサイクルの実証実験「つくチャリ」を始める。公共交通を補完するほか、駅周辺の周遊にも使ってもらうことで中心市街地の活性化につなげる狙い。期間は2024年9月30日までの3年間。

https://news.yahoo.co.jp/articles/70a96f0ebeaf0e73b184834f83d384eecaf2d61e

これ、導入された自転車はある意味有名なアレですね。

ちょっとだけ疑問に思うことがありまして。

実証実験?

正直なところシェアサイクルに全く興味がないのですが、つくば市って過去にもシェアサイクルの実証実験をしてますよね。

https://www.mlit.go.jp/common/001030020.pdf

実証実験は平成25年とあります。
期間は短かったようですが、5か所にサイクルポートを設けて、1ヶ月間の実証実験だった模様。
平成25年と今では社会情勢も違うし、特に今はコロナ禍で人の動きも違う面があるわけですが、平成25年当時の資料を見ると結構驚くというか。

https://www.mlit.go.jp/common/001030020.pdf

1日5~6人の利用者が見込まれるとあるんですね。
えーと、たったそれだけしか見込みがないものに税金を投入するのか??という疑問がまず出てくるわけですよ。

実際の結果でいうと、2月で悪天候の日もあったとのことですが、1ヶ月間で延べ利用者数が106名、一日平均で3.8人とある。

国土交通省の調査ですが、2017年、22都市のシェアサイクルについて約6割が赤字だとしている。

https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/sharecycle/pdf04/03.pdf

収益事業という側面よりも、二酸化炭素削減という目的もあるのかもしれませんが、利用者数が少なければそれも効果としては疑問が残る。
国もシェアサイクルはそれなりに押しているように思うのですが、例えば固定資産税の軽減措置だとか・・・

勝手なイメージなんですが、東京都のような大都市圏ではそれなりに需要があると思いますし、一時期宅配食物系の方々でシェアサイクルの奪い合いがあるとか報道されていたくらい。
特に都心で提供されているシェアサイクルは電動アシスト自転車が多かったようなので、電動アシスト自転車だとバッテリー切れしていたら使い物にならないわけで。
そういう意味でも奪い合いだったのかもしれませんが、地方都市(特に小規模都市)ってシェアサイクルの需要ってそんなにあるんでしょうか??

こちらに国土交通省のデータがありました。
ちょっと古い数字ですが、地方都市でも大都市と言えるようなところは一定の需要があるっぽい。

https://www.mlit.go.jp/common/001030051.pdf

まあ、実証実験という話なので結果を見て今後どうするか決めていくんでしょうけど。

ある意味では正解

今回選ばれた自転車は、かの有名なアレです。
電動アシストではないというところがある意味ではポイントというか、バッテリーを気にする必要が無いという点と、平坦が多いならそのほうが無難かもしれません。
まあ、あの自転車については、残念ながら登りには向かないと思っているので、ちょうどいいのかもしれません。

シェアサイクルの利点は、維持費がかからないこと。
利用者数が増えるにはサイクルポートの数が多いことも条件になってくると思います。
利便性を求めているわけで、ポートが少ないと不便ですし。

どれだけ需要があるかは疑問ですが、個人的にはシェアサイクルって雨ざらしになっていてなんかかわいそうと思ってしまうというか・・・
地域性もあると思いますが、どこまで需要があるのかはやや疑問。