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至近距離での追い抜き。これは怖いよなぁ。

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なんか話題になっているようですね。

まあ

自転車のほうは左側端を通行してますし、警音器を鳴らしたのも危険回避のためにやむを得ない状況なので特に違法性があるわけでもない。
バスの追い抜き(追越しかも)については側方間隔がかなり近いので自転車乗りとしては勘弁してほしいところですが、道交法上では側方間隔って定めがないので、こういうのって警察も違反を取るのって事故ったときくらいなんですよね・・・

 

(追越しの方法)
第二十八条
4 前三項の場合においては、追越しをしようとする車両(次条において「後車」という。)は、反対の方向又は後方からの交通及び前車又は路面電車の前方の交通にも十分に注意し、かつ、前車又は路面電車の速度及び進路並びに道路の状況に応じて、できる限り安全な速度と方法で進行しなければならない。

バスとの接触だけでなく、非接触驚愕事故を含め。

 

なのでこういうのって、警察に動画を持ち込んでもあんまり相手してくれないことが多いのが現実。

 

黄色の信号で交差点に突入したのがどうなのか?みたいな論調が出ているようですが、動画主さんの言い分としては後続バスが迫っていたので仕方がない事情だとしています。
なのでこれについても違法性があるとまでは言えないですが、あえて事故回避という観点でいうならば、後続バスが迫っていることを知っていたなら、私なら一度バスを先に行かせます。
こんなイメージで。

もちろん、法的な義務という話ではなくて、単なる自己防衛の話です。
こういう判例とか見ていると、車側の言い分としてそれなりに多いなと思うのは、

いろんな人
いろんな人
歩道が自転車通行可になっているのだから、事故を未然に防ぐ目的で歩道を通行すべき注意義務があった。

これに類似する車側の主張ってそこそこ見かけます。
判例だとこういう主張はフル否定されますw
歩道を通行することも可能にはなっているけど、歩道を走る義務はないですから。
もちろん、車道側で何らかの特殊な事情があった場合は別でしょうけど。

 

あとこの動画では事故に至っていないようなので何よりですが、こんなケースであっても自転車側に事故回避義務がある。
なので後続バスが追越し?追い抜き?して近いなと感じた瞬間に、ペダリングを止めて減速したという証拠があれば、万が一事故った場合でも事故回避義務を果たしたと評価されるかもしれません。

 

民事だと、自転車に対して27条の追い付かれた車両の義務を認めている判例もあります。

 

自転車に対し、27条【追いつかれた車両の譲る義務】を認めた判例。
堅苦しい話が続いていますが、一つの参考になるかと思いまして。 自転車の場合、道路交通法27条の【追いつかれた車両の義務】は適用外です。 これは刑事事件として取り締ま利される対象ではないというだけで、民事では認めた判例もあります。 事例 判例...

 

これ、刑罰的には自転車には適用外の規定なんですが、いろいろ調べた結果として言いますと、やはり自転車は18条1項の規定で左側端通行義務があるので、常時譲っていると捉えていいっぽい。

 

道路交通法18条1項の解釈と自転車。
ずいぶん前にも書いたのですが、 道路交通法18条1項の解釈、どうも勘違いする人がいるような。 18条1項 (左側寄り通行等) 第十八条 車両(トロリーバスを除く。)は、車両通行帯の設けられた道路を通行する場合を除き、自動車及び原動機付自転車...

 

ちなみに複数車線だから車両通行帯だというわけではないので、ここもご注意を。

 

さらに詳しく知りたい人への車両通行帯の話。
ここまで何度も、一般道の場合は車両通行帯は限られた場所にしかないよという話を書いているのですが、警察庁が車両通行帯を設ける場所の基準を一応出しています。 この中で、【必ず】車両通行帯にせよとしている個所がいくつかあります。 いくつかの警察署...

 

義務とかの問題もあるのですが

法的な義務関係としては、後続バスがきちんと側方間隔を取って追越しすべき注意義務がありますが、事実上はこういうのって明確に違反として扱われているわけでもないので、車の横暴が横行する結果になっているとも言えます。

 

義務がどうのこうのというのももちろんなんですが、こういう運転をするドライバーは普通にいますし、道路上にはキチガイ様もそこそこいるのが現状。

 

キチガイ様による左折巻き込み未遂を喰らう。
先日、通勤のためにママチャリで駅に向かっていたときのこと。 片側1車線の狭い道路で、歩道はなく路側帯のみ。 バスも頻繁に通るややこしい道なんですが、前に見えるバスがバス停で停まっていたので、減速して時速10キロあるかないかくらいになっていた...

 

先日の原付オバサンについていろいろご意見を頂きました。
先日、原付に乗っているオバサンに後ろからクラクション連打され、しまいに【自転車は歩道を走るもの!】と罵倒された記事を書きましたが、 これについていろいろとご意見を頂きました。 正直さほど面白い記事でもありませんので、興味がない方はスルーお願...

 

他人が道交法などの義務を果たしてくれるとは期待せずに、キチガイ様も多いという現実を元に自転車に乗るのが一番安全なのかなと思います。
キチガイ様には絶対に勝てませんから・・・

全力でひき殺しに来てますので、当然ですが殺人未遂で逮捕です。

 

おかしなドライバーを見つけたら、関わらない・近づかないというほうが賢明なのかもしれませんね。
ちなみにこの動画の自転車の方って、確か警察に通報しようとしていただけだったはず。
通報を阻止するために全力で殺人未遂ですから・・・

 

それにしても冒頭の方、自転車のホーンが強力ですね。

 




コメント

  1. T.K より:

    冒頭の動画はなかなか恐ろしいですね。
    確かにこの距離で大型車両に抜かれるのはかなり怖いですが、自分で誘発している感もありますね。管理人さんがおっしゃるようにバスが近づいているのがわかっているなら先に行かせる方が無難だし、交差点の先は車線が減って側方間隔を取りづらいようなので、もし道路構造を知っていたなら尚更です。第三者というか、ロード乗りとしてはバスが酷いというよりは反面教師的に見たい動画と思いました。
    ただ、バスの運転手も一生を棒に振りかねないような運転だとは思いますね。自転車がバランスを崩したら巻き込みそうだとか考えないんですかね…

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      この手の動画って謎の法律解釈をし出す人も出てくるのですが、法的な義務は最低限のところだけを知っておけばよくて、それ以上は事故回避のために以下に頭を使うかだと思うんですね。
      義務を果たしても事故ってしまえば意味がないわけで・・・

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