左ペダルが逆ネジで締まっていく理由。

先日ちょっと書いた記事なんですが、

ちょっと前に読者様から、ペダルを外す方向をいつも分からなくなって調べる結果になる、という話がありました。 これ、私も咄嗟にどの方向に回すの...

読者様
読者様
クランクを回してみると分かりますが、ペダルとクランクの関係は緩む方向に力がかかるはずです。勝手な解釈ですが、使用していて締まり過ぎて固着したり、部品の破損を防ぐためだと考えています。
読者様
読者様
自転車をこぐと、ペダルはクランクに対して動画とは逆に回転しています。
ペダルの軸を持ってクランクを回してみてください。

自転車を漕ぐと、クランクとペダルの関係性ではペダルが逆回転している、というのは同意です。
うまい説明がなかなか出来なかったのですが、一番わかりやすいとしたらこれかなと思いましたので。

ぺダルとクランクの関係性

クランクを正方向に回転させているとき、クランクとペダルの関係性においてはペダルが逆回転している、というのは同意です。

この説明だと、クランクに対してペダルは常に緩む方向に力が掛かっていることになってしまいます。
けど左ペダルは、あえて逆ネジにすることで緩むことを防止しているわけです。

これが何でなのか?という説明なんですが、一番わかりやすいとしたらコレかと。

ペダルとクランクの関係でいうと、ネジで接続されている。
ネジは完全に隙間なく作られているわけではないので、クランクのペダル穴とペダルの軸の関係でいうと、わずかにペダル軸側のほうが細くなっています。

ちょっと誇張してみます。
ステムの穴がクランクのペダル取付穴と考えてください。
アーレンキーがペダル軸とします。
ここで違う棒と穴の話を書くと、グーグル様から怒られることは経験上知っているので、自主規制しています。

ペダルを9時の位置にあることを考えます。

この位置ではペダルを踏む方向は真下になります。
なのでペダル軸とクランクの取付穴の関係性でいうと、相当誇張していますがこんなイメージで力が掛かっている。

ペダル軸が下方向に押されているので、極論すればこういうイメージです。

次に、ペダルが6時の位置を考えます。

この状況では、ペダルは後ろ方向に押す力が掛かるので、同じく考えるとペダル軸はこんなイメージになる。

つまり、クランクを回転させる運動に伴って、クランクの取付穴とペダル軸の関係性でいうと、こんな連続運動に近い状態が起こっていると見なせる。

要はクランクのペダル取付穴の中で、ペダル軸を反時計回りに回転させているような運動が起こっている状態。
ペダルの回転自体は逆方向なんですが、ここはペダル軸とペダル本体の間でベアリングで動いているだけなので、軸自体を時計回りに動かそうとする力はほとんど起こっていないんだと思います。

いわゆるすりこぎ運動がペダル軸とクランクの取付穴の関係性で起こっていると見なせる。

もちろん、クランクの取付穴とペダル軸は、こんなに広い隙間はありません。
ごくわずかですし、しっかり締まっている状態ならほぼ無視できる程度のこと。

とはいえ、ペダル軸もクランクの取付穴も完全剛体ではないので、誇張するとクランクの運動に伴い、ペダル軸が反時計回りに動こうとする力が掛かっていると見なせる。

なので左ペダルを逆ネジにすることで、左ペダルが緩むことを防いでいるという考え方です。

実際のところ

クランクが正回転する間にペダル自体は逆回転しているというのは同意なんですが、それにより緩むという考えであれば、どんどん緩んでいくので不都合だと思います。
また経験的にも、長期間使っていたペダルが硬くなっていることはわかると思いますが、この場合は錆なども含めた固着も関わるのでちょっと話がズレるかもしれません。

実際のところ、ペダル自体は逆回転していると言えますが、それによりペダル軸を時計回りに動かすほどの力が掛かっているのかというと、正直疑問です。
どちらかというと、クランクを回す運動に伴ったすりこぎ運動効果のほうが、ペダル軸を動かしうるのかと。

私の理解としてはこういう理由から左ペダルが逆ネジになっているのだと考えていますが、ほぼ同様の考え方はこちらでも説明されています。

https://web.archive.org/web/20160630053351/http://www7a.biglobe.ne.jp:80/~ica/cycling/iroiro/sub020/gyakuten.html

クランクが正方向に回転する間に、ペダル軸も加振するようなイメージで同方向に回ろうとするのではないかと考えますが、これが正確な理解なのかどうかはわかりません。

ということで、クランクを正回転させると、ペダル軸も同方向に回転しようとする力が働く。
ペダル本体は逆回転していると言えますが、それ自体はベアリングによる効果なので、ペダル軸を動かしうるほどのものとは思えない。

そういうことから、左ペダルを逆ネジにすることで緩まないようにしているのだと考えています。

こういうのってそもそもは経験上で逆ネジになっているので、正ネジでは緩む恐れがあるから逆ネジになっているとも言えます。
いつの時代からこうなっているのかは分かりませんが、一番有力な考え方としてはこれでいいんじゃないかと。
ただ前回記事はあまり細かいところまで触れなかった点では、誤解を生んで申し訳なかったなと反省しています。

異論反論大歓迎です。