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これからロードバイクを始める人は、リムブレーキorディスクブレーキ、どちらを選ぶべきなのか?

まず答えからです。
基本、ディスクブレーキ車を選んでおいたほうが無難。

以上。

というわけには行かないですね、さすがに。
この手の話題なんですが、ちょっとだけ疑問に思うことがあって。
そもそも初めてロードバイクを買おうとしている人からすると、なぜリムブレーキorディスクブレーキで選択しなければならないのか?というところも理解していない人も普通にいる。

そもそも互換性が無い

これからロードバイクを買おうと思う初心者さんの場合、そもそもリムブレーキとディスクブレーキでなぜ悩む必要があるのか?ということから理解する必要があります。
ブレーキなんて何か関係あるの??と思う人もいるので。

リムブレーキの「リム」というのは、ホイールの外周部にある輪っかです。
タイヤが乗っているところと思えばよい。

リムをブレーキキャリパーで挟んで回転を止めようとするので、リムブレーキと言います。

ディスクブレーキは、ホイールの中心部にあるディスクローターを挟んで回転を止めようとするシステム。


そもそもなぜ、リムブレーキorディスクブレーキなどと悩まなければならないのかというと、リムブレーキ車をディスクブレーキに変えることは出来ないし、その逆も出来ない。
ロードバイクではホイールをグレードアップすることでグレードアップしていくわけですが、リムブレーキ用のホイール、ディスクブレーキ用のホイールと分かれていて規格が違います。
フレーム側も同じで、リムブレーキ用のフレームにはリムブレーキ用のホイールしか使えないし、当然ブレーキシステムを変えることも出来ない。
ディスクブレーキも同様。

規格が違うので、リムブレーキのロードバイクに乗っている人がディスクブレーキ車にしたい場合は、基本全部買い替えだと考えればよい。

ホイールって高いんですよ。
10万②0万はザラ。

リムブレーキ車に乗っていて高いお金を出してホイールをグレードアップしたのに、ディスクブレーキ車を買ったときにはせっかくのいいホイールが規格が違うために使えないと思えばよい。

リムブレーキ車とディスクブレーキ車では規格が異なるため、フレームやホイールはリムブレーキ専用、ディスクブレーキ専用で固定される。
サドルなどはどっちでも兼用です(笑)

今の主流

昔はロードバイク=リムブレーキでしたが、ここ何年かで勢力図は大きく変わり、ディスクブレーキ車がメインになってきています。
一部メーカーでは、既にリムブレーキ車の開発をやめてディスクブレーキ車の開発のみにシフトしています。

ミドルグレード以上のフレームとなると、多くのメーカーがディスクブレーキ車になると思っていていいかと。

ホイールについても、特に高価なカーボンホイールとなると、今後は新製品の開発はディスクブレーキ用ホイールだけに進む可能性もあります。
コンポも同様で、新製品となるとディスクブレーキ用のみリリースされていくかもしれません。

ビアンキのミドルグレード、オルトレXR3というロードバイクがありますが、これもリムブレーキ車、ディスクブレーキ車とありました。
今はディスクブレーキ車のみになっています。



このように、一定ランク以上になるとディスクブレーキ車のみという傾向は確実にある。

特にミドルグレード以上になると、フレーム、ホイール、コンポの新製品が出るときはディスクブレーキ用だけになる可能性が高い。

値段

誰しもロードバイクを買うときは、自分の手持ちの範囲で買えるものを買うことになります。
リムブレーキ車とディスクブレーキ車だと、同じグレードでもディスクブレーキ車のほうが1-3割程度高いと思っていいかと。

一例としてメリダだとこうなります。

リムブレーキ車ディスクブレーキ車
スクルトゥーラ4000

(カーボン105完成車)

231,000308,000
スクルトゥーラ400

(アルミ105完成車)

169,400225,500

※スクル4000はリムブレーキ車のカーボンがCF2、ディスクブレーキ車はCF3とややグレードが異なる。

どうしてもディスクブレーキ車のほうがコンポ自体の値段も高いため、完成車価格に反映されます。

同じグレードであれば、ディスクブレーキ車のほうが高い。

重量

ディスクブレーキ車は、同じグレードのリムブレーキ車よりも数百グラムは重くなります。
これをネガティブな要素と見るか、気にしないかは人それぞれあると思いますが、エントリーグレードのロードバイクはそもそもリムブレーキ車でも重いので、さらに重くなって10キロ台となってくると個人的には微妙だなとは思います。

最近は重量を公表していないメーカーもそこそこあるので、比較しづらい面はありますが。

いろいろ書いてきましたが

まずリムブレーキは完全に消滅する運命なのか?という話なんですが、上位グレードについては恐らくいずれは消滅するかなと思われます。
これはリムブレーキ用のフレームの製造が消滅するだろう、という意味。

上位グレードについては、ディスクブレーキ用フレームしか用意されていないメーカーも珍しくは無くなってきてます。
トレックとかスペシャライズドとか。

コンポの販売ですが、デュラとかアルテについては、もしかしたら今後はリムブレーキ用コンポが完全消滅するかもしれません。

ただし、エントリーグレード、それこそクラリスとかソラが油圧ディスク化するのかというと、恐らくこの二つについては現行のままで細々と行くんじゃないかと勝手に思ってます。
と言いながらも、今年中にソラ油圧ディスクとか登場したらごめんなさいw

どうしてもエントリーグレードってそもそも軽くない上に、油圧化してさらに重くなることは必至。
値段も上がる。
エントリー層に対する価格的なハードルが上がるだけなので、ソラとクラリスはこのままでいくんだろうなと。
機械式ディスクであれば、現行のSTIのままで使えるわけですから。

いろいろ考えていったときに、とりあえずエントリーグレードのロードバイクが予算上の限界で、そこまでパーツのグレードアップを考えていない人であれば、エントリーグレードについてはリムブレーキ車のほうが値段的にも性能的にもいいと思う。
これがミドルグレード以上になると、ディスクブレーキ車を買ったほうがいい・・・というよりも事実上ディスクブレーキ車しかないという状況に陥ると思うのでさほど悩む必要もない。

そりゃいいコンポとかフレームは欲しいですが、現実的に手が出ない人も普通にいますし、10万のロードバイクでも全然楽しめる。
みんながみんなデュラエースというわけにはいかないですし、エントリーグレードについてはリムブレーキが完全消滅するのか?と聞かれるとそうは思っていないですし、重量的に見てもエントリーグレードのディスクブレーキ車については全然魅力的に感じない。

キュラリスのでぃすくぶれーきふる内装で14万円台・・・ 今のロードバイク界は、エントリーユーザーには厳しい時代...

エントリーグレードを買った後、ロードバイクにハマッてもっといいグレードのものが欲しいのであれば、リムブレーキ車を売却して新しいものを買えばいいだけだし。

最初にエントリーグレードの完成車を買って、ハマって、ちょっといいホイールを買って・・・次にフレームを変えて・・・と少しずつ全体をグレードアップしていく人も当然いる。
そういう人の場合、最初にリムブレーキ車を買って、リムブレーキ用のホイールを買って・・・となると、フレームをいいモノにしたいなと思うときにはディスクブレーキ用しかないという落とし穴もあると言えばあるのですが、エントリーグレードの完成車をそこまでお金かけずにそのまま乗っている人ってそこそこ多いと思うので(←主観ですが)、何でもかんでもディスクブレーキにすべき!というのは正直なところ賛同しかねる。
ショップによっては、今からリムブレーキにお金を投資しべきではない!などとディスクブレーキの方に強力に勧めるらしいですが。

ロードバイクの楽しみ方って色々あると思うのですが、かなりのお金を投資してフラッグシップモデルに乗る人もいるし、限られた予算で乗る人もいる。
トレックなんかもリムブレーキ方面はもう開発しないと宣言しているはずですが、一方ではエントリー層のために10万以下のリムブレーキ&クラリス完成車は残してある。
こういうご時世でロードバイクが全体的に値上げされていくのは理解できるとして、何が何でもディスクブレーキにすべし!というのもなんか違うんだよなぁと思ってます。

一部ショップでは初心者講習と称して時速40キロ以上で走らされたりするらしいですが(笑)、ロードバイクの醍醐味の一つとしては、確かにスピードを上げることや長距離乗ることは当然ある。
ただまあ、それは楽しみ方の一つでしかなくて、それが絶対的なものでもない。
ビギナーの入り口を狭めるようなことを平然とするショップもあるらしいけど、法に抵触する乗り方ではないのであればあとは自由なので、変に入り口を狭くしたりハードルを上げようとすることについてはどうにも賛同しかねるというのが私の感想です。
あんまり書けない話もあるのですが、うわー、と思うような話って結構聞くんですよね。