クラウドファンディングに、自転車ライト用の防眩シェード「オルカノ」というものが出てました。
様々なライトに取り付け可能、らしい。
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防眩シェード「オルカノ」
柔らかいシリコンゴムを使っていて、ライトに被せるというか嵌め込むというか。
以前、オーライト専用やキャットアイ専用の防眩シェードを紹介したことがありますが、
これらと「オルカノ」の違いは、オルカノは特定のライト専用ではないということ。
伸縮性を利用してライトに嵌め込むため、「90%以上の自転車ヘッドライトに装着可能!」と謳っています。
市販の21機種のライトについては、適合性を「きれいに装着可能」、「装着可能」、「かなりきつい」、「装着できない」の4段階で評価してます。
キャットアイのVolt400ならきれいに装着可能になってますし、オーライトのRN1500なら装着可能になってます。
要は上方向の光をカットすることにより、対向車に眩しい思いをさせないアイテム。
一般的にロードバイク用ライトは下向きに設置しますが、下向きにするとライトが照射する長さは減るわけで、奥のほうまでは光が届きにくい。
防眩シェードを使うことにより、眩しい思いをさせない上に遠くまで照らすことが可能になります。
一点だけ注意
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クラウドファンディングのサイトを見る限り、防眩シェードにはいくつかのカラーがあるようです。
防眩シェードのカラーにより照射される光の色が変わるように見えてますが、道路交通法上(都道府県公安委員会規則)、白色前照灯以外は認められないため、カラー付きは注意した方がいいと思う。
一応以前、某県警本部に確認したことがあるのですが、白色尾灯と赤色前照灯については完全にアウト。
白色前照灯と赤色尾灯が適切に取り付けられた上なら、他の色については規制対象にはならない(※)と言われてます。
また、幻惑させる恐れがある灯火については、規制対象です(道路交通法76条4項7号、都道府県公安委員会規則違反)。
例、東京都道路交通法規則
第17条 法第76条第4項第7号の規定による道路における禁止行為は、次に掲げるとおりとする。
(3) 車両の運転者の目をげん惑するような光をみだりに道路上に投射すること。
なので、普通にブラックの防眩シェードがベストかと。
オレンジカラーがあるようですが、赤色前照灯と誤認される懸念があるので、お住まいの地域の警察本部に確認した方がいいと思います。
同条による政令によると、軽車両の減灯方法については規定がありませんが、高輝度自転車ライトのハイビームについては、上で挙げた道路交通法76条4項7号、都道府県公安委員会規則違反になるものと考えられます。
個人的にはこういうパーツ、うまく使うとより夜間の安全性を高めることが出来ると思うので、興味があります。
いろんなライトに装着可能という点では、ユニークですな。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
せっかく被せる商品なのに、、、
次は期待してますw
すみません、心中お察しします。笑