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ダブル左折レーンの第二通行帯に書いてある「直進自転車に注意」。

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先日の記事についてご意見を戴きました。

 

左折先出しレーン。
こんなのが話題になっているようです。 違反ですが 見りゃわかる程度に違反ですが、正直なところさほど責めるようなものだとは思っていない。 理由は以前も書いた通り。 横断歩道がある交差点なら、一度歩道に乗り上げてから左折車を先に行かせる選択肢は...

 

左折レーンに関しては私も非常に苦慮している今日この頃です。

 

いつからかは分かりませんが、立川市に左折レーンに関して新しい試みがされているのでご紹介します。

 

場所は昭和記念公園立川口前交差点を国営公園南通りを西から東へ進行した際の路面です。

 

こちらは左折ダブルレーンになっており、自転車が直進する場合危険な交差点の一つです。

 

以前はなかったのですが、2020年より右側の左折レーンに「直進する自転車に注意」とのペイントがされています。左側レーンにも「この先交差点自転車は左折者に注意」と看板があり、車・自転車双方への注意喚起がなされています。

 

道路を通行している際に、前方を走行する車が左折ウインカーを出している場合、必ず後方で待機しますが、かなりの数の車がすり抜けを警戒して停車し、しかもずっと待つ(もちろんこちらも待つ)状態がかなりの頻度で起こります。当然後続車も進行できず、本来通過できるはずの台数が通過できない事態になります。それだけ自転車側がすり抜けを当たり前のように行っているためと思います。

 

車が!だけでなく、やはり自転車側も交通ルールを遵守することが必要と感じます。

 

ついでに、自転車道に関してですが、「整備しろ!」との指摘はよく見聞きしますが、実際の自転車道は本当に使いにくいです。当方在住の多摩地域で国立駅南側には自転車道が整備されていますが、前方を走る自転車が時速10キロ未満でフラフラしながら走行されると100%追い抜けません。自転車道なので車道に出れず、歩道も使えず、延々とゆっくり走らされる羽目になります。(もちろん皆様ガンガン車道、歩道を走っていますが)また、国営公園南通りの先にある立川昭島線に自転車道が整備されていますが、幅はギリ抜けるだけ確保されていますが交差点では歩道に合流します。交差点に差し掛かると一々徐行しなければならず、自転車の円滑な進行を妨げることになりかねません。

 

現在の役人レベルの考えではこのようにカオスになりかねず、自分としては自転車道の整備はしてほしくないというのが現時点での考えです。

立川口前交差点

通行車両の下に隠れてますが、確かにGoogleマップでみても「直進自転車に注意」の路面表示が第二左折帯に確認できます。

通行車両の下に隠れてますが。笑。

交差点内には、直進の自転車ナビラインが描かれていますので、「自転車は第一通行帯から直進する」ことのアピールになってます。

恐らくは「苦肉の策」なんでしょうけど、こういうナビラインの使い方と路面表示による注意喚起から、アリだと思います。
自転車の通行位置の目安であると同時に、ドライバーに対する注意喚起も兼ねているわけなので。

 

このようなトラブルを回避する一助にはなりそうです。

ちなみに以前、ダブル左折レーンの優先順位について書きましたが、

 

ドライバーにも自転車乗りにも理解してもらいたい自転車のルール。僕たちは左折レーンから直進します。
自転車のルールって、正直なところあまり理解されていません。 自転車乗りが理解していないことも多いので余計混乱を招いている原因だと思いますが・・・ 自転車は第一通行帯以外は走れない 何度も引用して申し訳ないが、これ。 自転車は交差点を直進する...

 

挙げた判例は全て「通行帯がない交差点」の判例。
ダブル左折レーンも似たような関係で捉えていいとは思うのですが、より正確にいうと「道路交通法上では明確とも言えない」。
元々、左折帯の左側に直進帯があることなんて、道路交通法上では想定してないのです。

 

リスクがある構造なのは間違いないので、自転車側も確認して進行すべきなのは言うまでもなく。

考え方次第ですが、嫌な予感がしたら無理せず歩道に上がるとか、左折してから考えるのもあり。
「歩道を通行できない非普通自転車ガー!」というのも押して歩けば歩行者だし、「押して歩いても歩行者になれない牽引車ガー!」というのも、緊急避難として歩道に上がることまで禁じているとも思えないし。

 

そもそも湘南に行けば、非普通自転車のビーチクルーザーやマウンテンバイクが歩道を通行してますが(笑)、警察的には興味無さそうです。
これも警察的には、事故を起こさずに徐行したりするなら文句言う話ではないと考えているのかな?

 

国立の自転車道

国立には謎の「普通自転車専用通行帯」があります。

 

国立の大学通りの自転車レーン、何ですかねこれ。
読者様から質問を頂いてました。 これですかね? 通行義務があります 見たところ、まず【普通自転車専用通行帯】の標識があります。 専用通行帯は、車両通行帯(標識令別表第6 109)に上乗せ規制される標示なんですが、一応これ、車線を区切るのに白...

 

これのほかに、自転車道も整備された区間があるみたいです。

ついでに、自転車道に関してですが、「整備しろ!」との指摘はよく見聞きしますが、実際の自転車道は本当に使いにくいです。当方在住の多摩地域で国立駅南側には自転車道が整備されていますが、前方を走る自転車が時速10キロ未満でフラフラしながら走行されると100%追い抜けません。自転車道なので車道に出れず、歩道も使えず、延々とゆっくり走らされる羽目になります。(もちろん皆様ガンガン車道、歩道を走っていますが)また、国営公園南通りの先にある立川昭島線に自転車道が整備されていますが、幅はギリ抜けるだけ確保されていますが交差点では歩道に合流します。交差点に差し掛かると一々徐行しなければならず、自転車の円滑な進行を妨げることになりかねません。

 

現在の役人レベルの考えではこのようにカオスになりかねず、自分としては自転車道の整備はしてほしくないというのが現時点での考えです。

自転車道も普通自転車専用通行帯も、結局は行政団体の自己満足程度にしかならないのも現実。
インフラ整備すれば魔法のようにみんなが従うかのような幻想を抱く人もいるみたいだけど、所詮は幻想。

 

自転車道を整備しても、自転車道の中で「逆走(センターライン越え)」して重大事故まで起きてますが、

 

自転車道での自転車同士の正面衝突事故、原因は電動アシストママチャリの【右側通行】。
昨日書いた、自転車道での正面衝突事故の件ですが、 違う報道では、事故原因として【電動アシスト自転車の逆走】であったそうです。 事故原因について こちらで報道されています。 事故が起きたのは、10日午後5時半ごろ。名古屋市中区丸の内の“自転車...

 

自転車の敵は自転車なので、こんな狭いところについて、対向自転車を信頼して進行する気にはなれません。
車よりもよっぽどトリッキーで予測不可能な動きをするのがママチャリだし、自転車道内で逆走自転車と衝突した場合には、過失割合も50:50とかにされかねませんし。

 

逆走自転車と衝突事故を起こした場合、過失割合は0:100にはなりません。
ロードバイクで走っていると、それなりに見かけるのは逆走してくるママチャリ。 逆走自転車の交わし方については、過去にもいくつか記事を書いてます。 車 対 車の事故で、対向車がセンターラインを超えて逆走状態で突っ込んできた場合、基本的には過失割...

 

中途半端な構造は作らないほうがマシな気すらします。
ちなみに自転車道の幅を広く取ると、今度は並走&逆走でカオスになります。
サイクリングロードを見れば明らかかと。

左折専用帯

他の方からはこのような意見。

読者様
読者様
外苑東通りを信濃町の方から南に降りてきて青山一丁目交差点がまさしくこれです。
外苑東通りのナビマークは交差点直前までありますが、交差点の中までは書いていない。
自分はこの写真のように左折レーンの右端の停止線を越えた導流帯の中で信号待ちします。いろいろやってみましたけどそれが一番スムースだと思います。

「交差点の中までは書いてない」というのも、行政が逃げた結果なんじゃないかとすら思いますが、現実問題としていいますと、

左折先出し信号の左折専用帯の場合、わざと停止線を越えた位置のほうが全ての車両にとって安全かつ円滑なことすらあります。
こういうのも、何ら責める気にはなれない。

左折先出し信号が出て、後続左折車を先に行かせるならこうなるし、下手に歩道に上がろうとすると危ないことも。

何度もよく通っていて構造を熟知している交差点なら予め対策できますが、初めて通行した自転車がパニックになると危ないのでね。
「臨機応変に」という言葉がそのまんま当てはまるわけですが、以前も書いたように、自転車が道路交通法を全て守ることは不可能だし不合理。
信号守るとか左側通行するなどの当たり前のところを破る言い訳にしちゃダメだけど、自転車からみて法律と構造のバグがある交差点なんてたくさんあるので、「臨機応変かつ最も安全な方法を」としか言えないわけです。

 

道路交通法を遵守していると豪語するような人からしたら、私のような存在は許しがたく速やかに滅亡しろと願うのかもしれないけど。
遵守する人なら、信号待ちでもきっちり左折の合図を継続したり、コンビニに入るときも段差があろうと左折の合図を継続したりするでしょうけど、頑張ってください。

 

まあ、法律上の根拠を持たせるために「自転車待機帯」みたいなものがあると好ましいように思うのですが、そういうのは実証実験でできないのですかね?
いきなり法整備すると後から問題が出てくると対処しにくいけど、モデルケースをいくつか作りデータを分析する方がいいと思う。
標識令(省令)の臨時特例で「直進自転車停止帯」みたいなのを規定し、「自転車の停止線とみなす」とでもしておけばいい。
いくつかの交差点で実証実験して、問題が出れば再考すればいいし、問題が出なければそのまま道路交通法に反映させる。

 

電動キックボードが実証実験しているけど、あの方法って煩わしい国会審議を得ないでいきなり実験できるところにメリットがあると思うので、うまく活用して自転車のルールを変えたほうがいいと思う。

 

手信号(合図)にしても、二輪車と手信号ってそもそも相性が悪い(片手運転になる)。
いつまで原始的な方法を強いるのだろう?
道路交通法を守る人は、信号待ちでも左折合図をひたすら継続する義務を果たすのでしょうけど、手がプルプルしておじいちゃん痺れちゃうよ!笑
そんなもんを法律で強いられても、馬鹿馬鹿しいのです。
それこそ高齢者向け自転車なんて、ウインカー着けたほうがマシなはずだけど、そもそも誰も合図を出さない空気感が広まっているからなんとなく無くてもOKになっているよね。

 

手信号出したらパトカーから「自転車の方、片手運転はやめてください」とスピーカーで言われたという話を聞いたときには、申し訳ないけど爆笑です。

 

左折先出しレーン。
こんなのが話題になっているようです。 違反ですが 見りゃわかる程度に違反ですが、正直なところさほど責めるようなものだとは思っていない。 理由は以前も書いた通り。 横断歩道がある交差点なら、一度歩道に乗り上げてから左折車を先に行かせる選択肢は...

 






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