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「自転車から税金を徴収せよ」

こういうサイトを運営していると、定期的にこういうコメントが来ます。

読者様
読者様
自転車にも課税すべき。
車と同じ「車両」だというなら。

そういう法律になったら払いますが、現状では「自転車税」はありません。

自転車税

あえて言いたいと思います。

管理人
管理人
その昔、自転車税があったにも関わらず廃止されたことを知ってますか?

こちらで詳しい経緯が説明されていますが、昔、自転車税はありました。
地方税法(昭和25年法律226号)にも、間違いなく「自転車税」は存在していました。

http://www.eva.hi-ho.ne.jp/ordinary/JP/rekishi/rekishi17.html

昭和25年当時は200円となっています。
その後自転車荷車税となり、昭和33年に廃止されています。

問題なのは、廃止された理由。
税金ってさ、地方税なら市町村とか都道府県から支払い用紙が送られてきて、コンビニ払いなどしますよね。

発送費用や手数料など、税金を徴収するには徴収コストが掛かるのですよ。

今現在、原付一種に掛かる軽自動車税は年間2000円。
仮に自転車税を創設して年間1000円だとしましょうか。

1000円徴収するのに数百円の徴収コストが掛かり、滞納者がいたりすればさらにコストはかさむ。
そもそも誰が何台自転車を保有しているかを管理するシステムすらない(防犯登録は罰則もない)。
システム開発から初めて誰が何台自転車を保有しているかを管理し、毎年一件につき数百円の徴収コストをかけて僅かな税金を徴収するとなると、自治体的には仕事がやたら増えただけで何らメリットがないとしか思えないのですが…

自転車税が廃止された理由も、徴収コストの割には大した収入にならない点が大きいようです。
人件費だってかなり掛かると思いますし、地方税法を改正して自転車税を徴収するとなると、ほとんどの自治体が反対すると思いますが。

そもそも

自転車に課税を!という人がたまに沸いてきますが、どうも感情論にしか思えないと言いますか。
どう考えても、自転車税を創設したら自治体を圧迫して大変なことになる。

そもそも自動車税って一種の財産税で、車を買えるほどの財力を担税力とみなして課税したのが始まりです。
その意味では固定資産税も似ています。
家を買えるほどの財力を担税力とみなして課税するわけなので。

自転車…確かに一部の高額な自転車については資産性があると言えますが、15000円で買ったママチャリに資産性と担税力を求めるのは無理があるとしか。
そうなると一定金額以上の自転車のみが対象になると思いますが。

自治体には自転車を登録し管理するシステムもないので、自転車税を創設したら莫大な費用と労力を費やして自転車保有台数を確定させるところから始まり、自転車税を徴収するなら原付一種よりも税額は低くせざるを得ないし、それでいて徴収コストも考えたら誰にもメリットがないどころかデメリットなのでは?

自転車税は昭和20年台に存在していたものの、徴収コストなどの問題から廃止されています。
自転車台数がこれだけ増えた今は、なおさら無理でしょう。





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コメント

  1. kueharaaz より:

    ロードタックスはそもそも受益者負担、ですから、車のために道路整備にかかるコストと、自転車のためにかかるそれとは比較になりません。
    世界中で自転車はロードタックスを払っていないということを言い出す人はいますが、この論点でみな黙ってしまいます。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      自動車税って確かに道路整備に関する税としての側面もありますが、今は道路特定財源ではありませんし、排気量に応じた税率設定から考えるとどちらかというと環境税的な存在に近いのかもしれません。

      元々は財産税なので、資産性が乏しい自転車に求めるのも違う気がしますが…