アルミローハイトホイールは話題に上がりにくい。

先日、マヴィックのキシリウムSLについて質問を頂いたのですが、

読者様

・キシリウム SL 25はキシエリに相当するのか？
・CAAD12（2017モデル）に装着できるのか？
・海外通販は初めてだけど信頼できるサイトなのか？

管理人

そーいや最近、アルミローハイトホイールって話題にならないよーな気がする。

なんでだろ。

アルミローハイトホイール

ご質問の件、キシリウムSLは昔でいうところのキシリウムエリート相当です。

リアのスポークパターンはイソパルス。
イソパルスはフリー側のスポークをラジアル組、非フリー側を2クロス組にして左右のスポークテンションを均一化したというアレです。
「ソ」であって「ン」ではないので注意w

昔のキシリウムエリートとはハブも違うし、リアスポーク数も違うし、リム幅も違いますが、基本的なところはキシリウムエリートかと。

ところで、昔でいうと「キシリウムSL」はアルミスポーク(ジクラルスポーク)でキシリウムエリートよりもランクが上。
近年だと「キシリウムプロ」だったわけですが、

管理人

そもそも、キシリウムプロって廃盤なんだっけ？

マヴィックのサイトを見ても、キシリウムプロは滅亡しています。
いつ滅亡したんだっけな？

アルミスポークのホイールというと、レーゼロ、シャマル、キシリウムプロとあったわけですが、レーゼロとシャマルはまだあるか笑。
昔に比べて、アルミスポークのホイール自体が話題に上がらない気がする。
剛性ガー！というフレーズ自体が最近は減りつつあるし、アルミスポーク採用のホイール自体少ない。

まあ、アルミスポークは無意味と主張して滅亡したところもあった気がしますが、人の噂も75日。
今や話題に上がりません。

レーゼロ自体、昔に比べて話題にならないよーな気もしますが、

管理人

アルミホイールの新作自体、最近無いよね。

ディスクブレーキ化以降、ワイドリム化がどんどん進んでカーボンリムばかりになりましたし、リムブレーキ用ホイールはそもそも新作自体がほぼない。
ディスクブレーキ用アルミホイールも、新作って限られている気がします。

だってさ、ゾンダDBって全然モデルチェンジしないまま何年経つのですかね？笑
リム幅は17C、重量は1675g。
ディスクブレーキ用ホイールがまだまだ重い時代のホイールなので、やや取り残された感があります。

今やこのグレードが11万というのもアレなんだけど、ゾンダDBのようなグレードがもうちょい軽量化やモデルチェンジしないと、アルミホイールって盛り上がらない。
軽ければいいわけじゃないにしろ、なんだかんだセールスポイントですから。

11万だと一部のカーボンホイールが視野に入ってくるのも痛い。

アルミホイールって、

①安い
②重量はそこそこ
③間違いない

の三拍子があってこそだと思いますが、

①安い　→最近はそうでもない
②重量はそこそこ　→ディスクブレーキ用だとちょっと重い
③間違いない　→？？

アルミホイールとしてのセールスポイントが薄くなりつつあるような。

シマノも

シマノもアルミホイールには以前ほど力入れてませんし、リムブレーキ用ホイールについては終了ですし。

結局のところ、

たぶんアルミホイールについては、ある程度「やり尽くした感」があるんじゃないかと思いますが、世の中「普通の性能」「そこそこの性能」を求める人もいますし、アルミホイール自体が滅亡することはないでしょう。
頑丈であることも一つの性能ですし。