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チェーン洗浄液について科学的な分析をした方。

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アルカリ性がどうのこうのの話はインターネット上では燃えやすい話題なのかもしれませんが、ある記事にコメントを頂きました。

科学的に分析した方

ええと、私が知る限り「アルカリ性の洗浄液でチェーンにどのような変化が出たか?」を科学的に分析した方を知らないので、教えて欲しいんですよ。
興味があるので。

 

私が知る限り、以下については見たことがあります。

・何日かアルカリ性洗浄液に漬け込んで、目視で「問題ない」という方
・アルカリ性洗浄液を使っているが、何もトラブルが出ていないという経験談を語る方
・アルカリ性洗浄液を使ってチェーンにクラックが入った事例をみて、チェーン母材を「安物のスクラップ材」と根拠もなく認定する方
・何ら根拠を示さないまま、「大丈夫」という方
・次から次へと説明が変わる方
・アルマイトの塗装剥げは起きないと謳いながらも実際には起きた事例

「科学的に分析」となると、私のイメージではこんな感じ。

・アルカリ性洗浄液に漬け込んで、マイクロクラックの有無を電子顕微鏡で観察する
・アルカリ性洗浄液を使っていたチェーンについて、引張強度の変化を観察する

数日漬け込んで目視可能なクラックが入るとは思えないし、チェーンって走行や変速によりかなりの負荷が掛かるわけなので、そういう要素も含めて検証した話は聞いたことがありません。
体験談とか、根拠が示されていない話ならいくつも見てますが、あれは「科学的に分析」だと評価するなら厳しい。

 

けど、実際にクラックが入った事例について根拠もなく「安物のスクラップ材」扱いする人が仮にいたら、それは科学ではなく願望とか妄想の領域なのでは?
なぜそうなるのかさらに実験なりしていくのが科学であって、母材が何なのか確証を得ることなく「安物のスクラップ材」だなんていたら、科学を放棄してますから。

 

「安物のスクラップ材であって欲しい。持論が崩壊するから」という願望とか妄想の領域にしか思えないのですよ。

理論よりも現実

割れない割れないと口で語ることは誰でもできますが、

 

 

割れた事例について分析したときに、「安物スクラップ材」だと根拠もなく決めつける人がいたら、それは科学ではない。
「チェーンメーカーはアルカリ洗剤を禁止しているが、アルカリディグリーザーは禁止とは書いてない」なんてものも見たことがありますが、チェーンメーカーに確認したところ

 

「アルカリなら全て避けてくれという趣旨」

 

と言われたりする。
聞けば確認できる程度の内容について、屁理屈としか言えないよね。

 

ロードバイクは実験室で飾るものではなく現場で走るものなので、実際に起きたかどうかのほうが大事な気がしますが、なぜ「長年の知見」を持つチェーンメーカーはアルカリに強いチェーンを作り、その上でアルカリ性で洗浄するなと書くのだろう?

https://tt-net.tsubakimoto.co.jp/lib/catalog/C_CDC_NEP/book/data/all_page.pdf

アルカリに強いコーティングをしたらしいけど、警告としてはこれ。

・チェーンを酸やアルカリで洗浄しないでください割れが生じます。

●脆性割れを引起こすもの(酸・強アルカリ・バッテリー液など ) がチェーンに付着した場合は、直ちにチェーンの使用を中止し新品に交換してください。

とりあえず、「科学的に分析した方」の内容を速やかに教えてくださいまし。
個人的には他人が何で洗おうと知ったこっちゃないけど、他人に勧める気には現状ではなれないので。

 

チェーンの素材が何なのかわからないままテキトーな素材を使って実験したところで無意味なのは誰でもわかると思うけど。





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